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新潟記念(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視!

新潟記念(GⅢ)

2022.9.4(日)

新潟競馬場 芝2000m

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《予想ファクター》

⭐︎開催最終週の外伸び馬場

⭐︎日本一長い直線コース

⭐︎サマー2000シリーズ最終戦

 

《出走予定馬》

 

イクスプロージョン(牡4)三浦皇成(56.0)

【短評】前走の関越Sでオープン初勝利。オープンとはいえ、負かした相手はキングストンボーイ、グラティアス、クールキャット、ホウオウイクセルなど重賞実績のある馬ばかり。レベルの高いレースだった事は間違いない。

 距離適性は1800m〜2200mで今回はベスト。新潟競馬場での実績も有りコースも問題無い。むしろキャリア16戦の内13戦が左回りコースという生粋のサウスポー。重賞で好走する可能性があるとしたら今回がベスト条件と言える。

 今回消すなら今後は一切買えないと言うくらいの好条件。重賞と敷居は高いが可能性を信じて馬券は買うべきだろう。

 

 

 

エヒト(牡5)田中勝春(57.0)

【短評】前走、七夕賞の優勝馬。

七夕賞時の短評はこちら↓

七夕賞(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog

 短評通り、前も流れて外枠も味方に付けスムーズなレースができた。こうなれば強いのは分かっていたのでしてやったり。

 今回も前走と同じような展開が好走条件ではあるが、直線が長いコースなだけに慌てる事も無いし、最内さえ突かなければ大丈夫。前を捉えるだけの時間は十分ある。好走必至だろう。

 サマー2000シリーズの優勝が懸かっている一戦だけに着狙いの可能性もあるので、正直頭では買いにくい。優勝条件は4着以上が必須で、尚且つヒートオンビートが2着以下。またはヒートオンビートに勝たれてもエヒト自身が2着なら優勝できる。

 本馬にとっては秋のG Iシリーズよりもサマーシリーズを制する方が大事。メイチの仕上げで来るだろう。本命級の印が必要だ。

 

 

 

カイザーバローズ(牡4)津村明秀(55.0)

【短評】前走の鳴尾記念は6着も、前々走の新潟大賞典では2着と好走した本馬。

 今回と同条件で好走できている点は素直に評価するべきで、血統的にこの条件が合う裏付けもある。

 新潟大賞典よりはメンバーは格上感があるので、あとは展開の助けが必要だが、前が流れて上手く外に出せれば必ず伸びてくる。力が一枚落ちるのは認めなければならないが、押さえておく必要はあると判断する。

 

 

 

カナリキケン(牝4)木幡初也(49.0)

【短評】前走の3勝クラスは昇級初戦で壁にぶち当たる形で7着と惨敗。

 デビューから暫くは芝で試していたが実績は1勝のみ。頭打ちでダートに転向した感じだ。

 斤量49キロはもちろん有利だが、芝での実績が少ない条件馬が、重賞で馬券になるとは考えづらい。来たら事故。そのくらいの気持ちでバッサリ切っていいだろう。

 

 

 

カラテ(牡6)菅原明良(57.5)

【短評】前走の安田記念では16着。得意の舞台での惨敗だった。

 中山記念時の短評でも触れたが、基本的には不器用な馬。今回の新潟外回りコースは、直線が長く広いコースなので本馬にとっては大歓迎だ。

中山記念時の短評はこちら↓

中山記念(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 今回の大問題は距離に尽きる。中山記念では1800mで好走しているとはいえ、新潟の2000mとは求められる物が違いすぎて比較にならない。

 コースは合っているが距離が未知数。要するに距離さえこなせれば好走は必至と言うこと。

 ただ、そればかりはやってみなければわからない。予想というより感になる。ガッと行くマイラーと言うよりは、ゆったりしているイメージが強いので個人的にはこなせる方に1票投じたい。

 

 

 

ココロノトウダイ(牡5)戸崎圭太(55.0)

【短評】重賞実績は昨年の中山金杯2着がある本馬。前走の福島記念では2番人気に支持されるものの16着のシンガリに敗れてしまった。

 今回は約10ヶ月ぶりのレースとなるので、じっくり乗り込んできてはいるが、実績的に中山や福島といった小回りの直線の短いコースの方がベターで、今回の条件が合ってるとは思えない。

 久々を使って次走以降で改めてといった感じで、今回は静観したい。

 

 

 

コトブキテティス(牝5)武藤雅(51.0)

【短評】前走のエリザベス女王杯では13着と大敗。自己条件突破後の昇級初戦がGⅠでは流石に敷居が高かった。

 本馬のベスト条件は東京の2400m。戦績を見れば一目瞭然にこの条件が得意。

 今回は少し距離が短いのは確かだが、長い直線を利用して末脚を発揮できるという点に関してはプラス。

 前走からの間隔が空いた分、入念に乗り込んできてはいるが、突出した時計はなく今回に限っては相手が強い。本馬が簡単に通用する舞台では無さそうだ。

 今後重賞で好走する可能性はあるが、条件が揃わないと厳しく、強いて言うなら愛知杯かアルゼンチン共和国杯辺りが1番可能性があるのではないか。今回は自信を持って消しでいい。

 

 

 

 

 

 

ゴールドスミス(騸8)吉田豊(53.0)

【短評】前走でようやく条件戦をクリアした本馬は既に8歳。最近では珍しくなったステイゴールドの直仔だ。

 それでもキャリアは僅か21戦で、中間に1年11ヶ月と1年8ヶ月の長期休養をしており年齢の割に馬はまだまだ若い。

 今回の距離は許容範囲でコースも決して不利ではないが、前走の内容が引っかかる。勝ったとはいえ、マイペースでの単騎逃げで、内をロス無く回り、前残りの馬場を利用しての勝利。

 恵まれすぎた感が否めない。今回斤量は軽いが新潟の長い直線で、前走と同じようなレースができる可能性はほぼゼロ。元々は差す競馬もできる馬なので、控えた方が面白いが前走逃げて結果を出した馬を今回積極的には買えない。

 そもそもこのメンバー相手に足りるのか。現状ではかなり厳しいだろう。どれだけ上手くいっても掲示板に載れるかどうか。それ以上の評価はできない。消しでいい。

 

 

 

サンレイポケット(牡7)鮫島克駿(57.5)

【短評】前走の函館記念では5着。

函館記念時の短評はこちら↓

函館記念(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog

 適性とは真逆のレースでの5着は大健闘の一言。改めて力がある事を示した。

 今回は本馬にとってベスト条件となる。切る理由は一つもない。あとは印をどうするかだけ。どちらにせよ重い印は必須で、軸にしてもいいくらいの馬。勝ち負け必至。

 

 

 

スカーフェイス(牡6)岩田康誠(55.0)

【短評】前走、函館記念の3着馬。高評価通りの好走で、確実に力が付いていることを確認できた。

函館記念時の短評はこちら↓

函館記念(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog

 後方から速い上がりで勝負する馬だが、実績的には小回りコースが多く、新潟コースの適性が問われる一戦。速い上がりが使えるからと言って直線が長いコースが有利とも限らないのが競馬の難しいところ。本馬が生粋の小回り巧者だったら今回は厳しい戦いとなる。

 しかし、コースの不安こそあるが、今回も重い印で勝負したい。その理由は岩田康誠騎手が継続騎乗してくれること。

 前走の敗戦を相当悔しがっていた岩田騎手。こういう時の岩田騎手のリベンジに燃える力は相当なもの。今回が本馬にとってベスト条件ではないかもしれないが、騎手の気持ちも予想には必要。絶対に岩田がやってくれるはず。期待して馬券を買いたい。

 

 

 

ディアマンミノル(牡5)荻野極(55.0)

【短評】前走の目黒記念では4着も、前残りの展開を最後方からの競馬で上がり最速の脚を繰り出して、ほぼ2着と言っていい4着。非常に褒められる内容だった。

 今回も前走同様、末脚を生かせる舞台なので本馬にはプラスだが、距離が少し短いか。前半ゆっくり行ければ好走できそうではあるが、ペースが上がると不安もある。

 それでもこれだけの末脚を持っている馬を今の新潟で無印にはできない。もちろん軸にできるほどの自信は無いが、押さえておく必要はある。

 

 

 

ヒートオンビート(牡5)池添謙一(57.0)

【短評】前走、七夕賞の2着馬。当時の評価は少し辛口だったので、個人的には裏切られた好走だった。

七夕賞時の短評はこちら↓

七夕賞(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog

 七夕賞のレースを見る限り、GⅢでは力が抜けている存在で、重賞未勝利馬とはいえ、いつ勝っても不思議では無い。

 特に今回は勝てばサマー2000シリーズ優勝という副賞もある。間違いなく本気モードだ。中間の乗り込みにも意欲を感じるし時計も出ている。

 新潟は初めてとなるが、左回りでの実績もあるし大丈夫だろう。好走必至で本命級の評価が必要だ。

 

 

 

フェーングロッテン(牡3)松若風馬(53.0)

【短評】前走、ラジオNIKKEI賞の優勝馬。高評価通り結果を残してくれた。

ラジオNIKKEI賞時の短評はこちら↓

ラジオNIKKEI賞(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog

 今回は初の古馬との一戦。やってみなければわからない点が多いのは仕方ないが、前走を見る限り通用してもおかしくない。

 白百合Sでは逃げて勝ったが、前走で控える競馬ができたのは収穫。直線ではラチ沿いで一瞬狭くなるところはあったが力強く抜け出してきて、着差以上に相当強い内容と評価していい。

 新潟は初めてとなるが、左回り実績はあるし、距離もベスト。重賞馬とはいえ3歳なので斤量は53キロ。買い要素しかない。

 初の古馬相手で、そこに関しては一抹の不安が残るのは確かで、軸にはしにくい。

 それでも重い印は絶対に必要で、万が一勝つことがあれば秋が非常に楽しみになる。半兄がピクシーナイトなので菊花賞は距離的に微妙ではあるが、この勝負服でラジニケ好走組と言ったらフィエールマンを思い出す。ここで好走して菊花賞の本命候補になり得る素質馬だ。

 

 

 

フォワードアゲン(騸5)江田照男(53.0)

【短評】前走、STV賞を勝ち条件戦をクリアした本馬。苦戦を強いられていた3勝クラスをようやく突破した。

 12番人気、単勝134.2倍の低評価も近走の成績から頷ける。それでも強い内容での勝利。なぜ急に好走できたのか。まず言えることがメンバーに恵まれた事。そして洋芝適性があった事。枠が恵まれた事。黛騎手の好騎乗があった事。全てがうまく噛み合ったと言える。

 今回枠に恵まれて、好騎乗があったとしてもコースは前走とは全くの別物。そして圧倒的なメンバー強化。好走の可能性は非常に低いだろう。

 ハンデ戦で斤量の恩恵はあるが、それでも本馬には家賃が相当高い。消しで大丈夫だろう。

 

 

 

プリマヴィスタ(牡5)松岡正海(53.0)

【短評】前走の七夕賞では9着。条件的に厳しく妥当な結果だろう。

七夕賞時の短評はこちら↓

七夕賞(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog

 七夕賞時の短評で触れた通り、新潟記念に出走してきた。本馬にとっては条件好転で好走の望みが出てきた。

 もちろん重賞では未だ格下馬という立ち位置は変わらないが、イクスプロージョンに圧勝した三方ヶ原Sだけみても十分買える。押さえておけばいいくらいの評価も、高配当狙いで勝負しても面白い。

 

 

 

プレシャスブルー(牡8)M.デムーロ(55.0)

【短評】近2走は新潟で惨敗続き。それでも昨年の新潟記念では6着と格好は付けれている。一昨年の新潟大賞典では3着という実績もあるし、昨年のオクトーバーSではパンサラッサを追い詰めた。

 近走不振も条件はベストと言っていいくらいの舞台で、間違って3着くらいならあり得なくは無い。

 普通は切ってしまうような本馬を買うことが、高配当にありつく手段の一つかもしれない。

日経新春杯時の短評はこちら↓

日経新春杯(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 

 

 

ユーキャンスマイル(牡7)石橋脩(57.0)

【短評】前走の天皇賞春では13着。近年、GⅠでは好走できていないが、それでもここなら実績は上位。威張れる存在だろう。

 本馬が新潟記念を勝ったのは3年前。その頃から随分と時間が経ったので、力の衰えは少なからずあるだろう。それでもコースや馬場の適性がある事は間違いなく、切る理由は無い。

 本馬の取捨は考えても仕方なく、少し力が衰えた3年前の勝ち馬で、頭は考えづらいものの2着か3着はあるだろう。くらいの予想でいいと思う。

 逆に圧勝や惨敗もあり得るが考えたらキリがない。黙ってフォーメーションの2列目に置くのがベスト。

 

 

 

レッドジェネシス(牡4)内田博幸(56.5)

【短評】前走の七夕賞では15着と大敗。

七夕賞時の短評はこちら↓

七夕賞(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog

 近走不振も条件が好転する今回は改めて評価したい。

 中京2200mを得意としているので、左回りの新潟は福島より適性はあるはずで、週中の天候も悪く、当日パンパンの良馬場は期待できそうに無い。開催最終日で馬場は荒れ気味。タフな馬場になれば本馬に出番が回ってきても不思議では無い。

 古馬に混じってからのレースで結果が出ていない点は受け止めなければならないが、狙うなら今回が最もベストで、前走で馬券を買ったのなら今回も買わないと辻褄が合わない。

 

 

 

 第58回新潟記念(GⅢ)は9/4(日)に新潟競馬場(芝2000m)で行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。

 

 

七夕賞の短評はこちら↓

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中山記念の短評はこちら↓

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函館記念の短評はこちら↓

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ラジオNIKKEI賞の短評はこちら↓

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日経新春杯の短評はこちら↓

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