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日経新春杯(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視!

日経新春杯(GⅡ)

2022.1.16(日)

中京競馬場 芝2200m

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《出走予定馬》

ステラヴェローチェ(牡4)M.デムーロ(57)

【短評】今回の舞台は神戸新聞杯を勝った時と同じ中京2200m。同様に雨がジャンジャン降れば本命級の評価は絶対。斤量57キロは他馬に比べれば不利だが、背負い慣れてるので大丈夫だろう。鞍上継続もプラスだし、雨の恩恵が無くても重い印は必至。強いて言うなら、有馬記念4着からの中2週は少し気になるが、調子が悪ければ先にいくらでも適鞍はある。勝ち切るだけの状態と思っていいだろう。


マイネルウィルトス(牡6)川須栄彦(56)

【短評】不良馬場で行われた昨年4月の福島民報杯を2着に1.8秒の大差を付けて圧勝した後に凱旋門賞挑戦が浮上したほどのタフガイ。結局凱旋門賞への挑戦は見送り、国内の重賞戦線へ。札幌記念でソダシに0.4差の4着や、アルゼンチン共和国杯2着と力のあるところを見せている。前走のチャレンジCは6着に敗れたが2着馬とは差の無い競馬だったし、乗り方一つで馬券内への可能性は充分。左回りも距離も問題ない。時計のかかる馬場に越したことはないが、簡単にはバッサリ切れるような馬ではない。


ショウナンバルディ(牡6)坂井瑠星(57)

【短評】前走の中日新聞杯で重賞初制覇。中京競馬場との相性は良いし1ハロン延長も大丈夫だろう。ただ前走は内枠スタートからスローの単騎逃げ。展開に恵まれたことは確か。今回も同様な展開に持ち込みたいだろうが、相手のレベルも上がるし斤量2キロ増もマイナス。単純に力だけでの好走は難しいが脚質的に一発の可能性は少なからずある。


モズナガレボシ(牡5)松山弘平(55)

【短評】グランプリボスの産駒としては異例の中距離馬。3走前には2000mの小倉記念を勝利。重賞馬の仲間入りをした。ただ小倉記念稍重の少頭数で斤量53キロ。前崩れの展開を馬場1番良い大外ぶん回しての差し切り勝ち。全てがうまくいった。その後2戦は凡走したように現状では一枚落ちる。今回も相手関係など多々の条件的に厳しく、静観が妥当か。


ロードマイウェイ(牡6)幸英明(56)

【短評】2年前のチャレンジCを勝った時はその後の活躍を期待したのだが、馬券に絡んだのは重賞どころかキャピタルSの2着が唯一。トニービンの3×4という血糖構成から中京の2200mはプラスだが、重賞では正直もう手が出ない。

 

トップウイナー(牡6)和田翼(55)

【短評】デビュー時は芝を使っていたが、勝ち上がりはダートでその後もダート路線を歩んできた馬。父バゴ×母系サドラーズウェルズはガッツリ欧州型で、生粋のダート馬ではなく、適正はタフな芝の中距離だとは思う。ただここで馬券になる可能性は限りなく0に近い。来たら事故。そう思って消す。


シャマル(牡5)松田大作(54)

【短評】コース、距離的にはこのくらいがいいし、斤量54キロもプラス。新潟記念くらい走れればいつでも馬券になりそうな馬。前走の中日新聞杯も8着とはいえ上がり最速だし位置取りの差と言い訳も効く。脚質的に前に行けない分、展開の助けは必要だが向けば突き抜ける可能性は充分。


アフリカンゴールド(騸7)国分恭介(55)

【短評】重賞実績は2年前のアルゼンチン共和国杯3着と前走の中日新聞杯2着なので左回りの方が良いのだろう。ただ前走と同条件の中京でも格下のレースで惨敗しているように左回りなら買いというわけでもない。結局前走の好走は勝ったショウナンバルディ同様、前残りの展開にハマっただけだろう。評価はショウナンバルディと同じでいいし、どちらとも買うかどちらとも切るかという感じ。


フライライクバード(牡5)武豊(55)

【短評】前走アルゼンチン共和国杯の3着馬。久々の重賞挑戦だったが結果を残した。血統的にもこれからの馬だし、今年が勝負の年になる。3勝クラスとはいえ中京2200mで上がり最速を使い圧勝している点も評価できる。鞍上はテン乗り武豊騎手に乗り替わるが、脚質的にも手が合いそうで、相手は強いが一気に主役に躍り出る可能性は充分に秘めている。


エフェクトオン(牡6)秋山真一(53)

【短評】重賞では結果が出ていないが今回の条件は悪くない。斤量53キロも他馬との比較で大分有利だろう。ただどうしても後方からの競馬になる為、展開の助けは必要だが、ハマれば一発の魅力はある。この馬主でディープインパクト産駒なら全く人気の無さそうな今回は美味しい穴馬になるかもしれない。

 

ダノンマジェスティ(牡7)岩田望来(55)

【短評】全兄にアルアイン、全弟にシャフリヤールと超良血の本馬。3歳時は期待されていたが結局重賞では結果を残す事はできなかった。明け7歳となるが、長期の離脱もありレース数は僅か10戦。まだまだ走れそうだし、購入価格2億円超えなら走ってもらわないと困る。前走のリステッドは6着だったがメンバーは重賞クラスと言っても過言ではないし、むしろ半年ぶりのレースとしてはよく走った方だ。人気は無く、中穴くらいだろうが、この血統の馬を粗末に扱う事はできない。


トラストケンシン(牡7)池添謙一(53)

【短評】3歳時はクラシックのトライアルに出走していた馬だが、昨年秋にようやくOP入り。3勝クラスを突破するまでに2年5ヶ月を要した苦労馬。気づけばもう7歳。前走の中日新聞杯では6着に敗れたものの、前残りの展開を中団待機から上がり3位の脚を使って差を詰めてきたもので、力負けではない。重賞でも通用する目処は立った。前走は展開に泣かされた部分も確かにあるが、内枠スタートで中団の最内を追走し折り合いもついた。内容的には完璧と言えるだけにこれ以上の上積みは期待しにくい。重賞でも充分やれるが、流石に今回は相手が強く出番が回ってくるのは次走以降だろう。


ラヴェル(牝5)横山典弘(54)

【短評】横山典弘騎手が素質を認めてる本馬。昨年3勝クラスの身で格上挑戦したマーメイドSでいきなり2着に好走しOP入り。その後も中京記念3着、新潟記念3着、エリザベス女王杯3着と勝ち切れないまでも一戦級の相手に引けを取らない実力を証明した。混合戦で54キロも許容範囲でコース、距離も問題ない。血統はザ・キャロットという血統構成で、牝系もしっかりしている。GⅠに手が届きそうな素質馬だけに骨っぽい牡馬が相手でも負けてはいられないが、勝ち切るには展開の助けが必要なのも確かではある。


プレシャスブルー(牡8)勝浦正樹(55)

【短評】重賞勝ちこそ無いものの、コンスタントに走っている印象。前走は大敗したが位置取りと展開によるものでそこまで悲観する内容では無い。ただ重賞での好走はローカルによるもので、コースや距離は合ってはいるが、ハンデ戦とはいえ今回のメンバーのGⅡでは明らかに荷が重い。

 

ヨーホーレイク(牡4)川田将雅(55)

【短評】昨年のダービー以来となる本馬だが、個人的に評価が物凄く高く、春のクラシックでは必ず◎を打ってきた。この馬のベスト条件は直線の長い中距離戦だと思うので今回はかなり合う。同世代のステラヴェローチェと斤量差2キロは相当有利で、道悪で無い限り絶対に負けてはいけない。ダービーで上手く乗れなかった鞍上も汚名返上するチャンスだし、2度目の騎乗となる今回は改めて期待できる。間が開いてしまった不安はもちろんあるが、その点を差し引いても本命級の評価をする。


マイネルフラップ(牡6)国分優作(53)

【短評】2歳の時に2勝をし、3年前のシンザン記念で2着。その後はさっぱりで完全に頭打ち。条件や展開などという理由では無く、OPクラスでは明らかに力が足りていない。もちろん今回も買える要素は無く、来たら事故というレベルで自信を持って消していい馬だろう。
 

 

第69回日経新春杯(GⅡ)は1/16(日)に中京競馬場(芝2200m)で行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。