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セントライト記念(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視!

セントライト記念(GⅡ)

2022.9.19(月祝)

中山競馬場 芝2200m

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《予想ファクター》

⭐︎上がり馬と春クラシック組の力差

⭐︎春クラシック組の仕上がり具合

⭐︎本番菊花賞への本気度合い

 

《出走予定馬》

 

アスクビクターモア(牡3)田辺裕信(56.0)

【短評】今年のダービー3着馬。弥生賞を勝ち、皐月賞では強敵相手に5着と実績は十分。

弥生賞時の短評はこちら↓

弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 間違いなく今回の主役は本馬で、夏の上がり馬や春のライバル相手にどういったパフォーマンスを見せてくれるのか注目の一戦だ。

 本馬にとってはあくまでも前哨戦ではあるが、休み明けとはいえ乗り込み量、時計も十分で、適性や実績的にも抜けている存在と言っていい。

 人気でも逆らえないので軸にしてもいいのだが、まだ未対決の馬との力差が明確ではなく、足元を掬われる可能性も少しは頭に入れておきたい。

 

 

 

オニャンコポン(牡3)菅原明良(56.0)

【短評】今年の京成杯の勝ち馬で、その後は皐月賞6着、ダービー8着と世代トップクラスと戦ってきた実績は評価に値する。

京成杯時の短評はこちら↓

京成杯(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 今回の条件は合うし、実績的にも威張れる立場ではあるが、休み明け初戦という不安はある。トレセンで約1ヶ月調整していて本数も足りているが、もちろんメイチではない。

 実績や適性的に高評価であり、馬券には絶対に必要ではあるが、あくまでも前哨戦という点から軸にはできない。

 

 

 

ガイアフォース(牡3)松山弘平(56.0)

【短評】前走の1勝クラス国東特別では2着馬に7馬身の差をつけての圧勝。ここまで4戦2勝だが、連対率は100%。新馬戦では2着に敗れたとはいえ、勝ち馬は今年のダービー馬ドウデュース。

 全てのレースで上がり2位以内の脚を使っていて、今回の結果次第では一躍世代のトップクラスに躍り出る可能性は十分。

 長い脚でストライドが大きい走りをするので、広いコースの方が持ち味を生かせるとは思うが、コーナーでの走りは割とスムーズ。中山の外回りの条件は悪くない。

 雄大な馬体でゆったり走ってるイメージなので、内でゴチャつくのは好ましくなく、本馬に関しては外枠の方がいい。

 重賞とはいえ、このメンバーくらいならあっさり突破して本番へ向かってほしい。高評価必至だ。

 

 

 

キングズパレス(牡3)松岡正海(56.0)

【短評】前走、東京2400mの1勝クラスで2勝目を挙げた本馬。プリンシパルSでは惜しくも2着に敗れはしたが、一昔前ならダービーに出走できていた馬。まだまだ侮れない。

 ただ、中山実績もあるとはいえ、基本的には後ろからズドンという脚質。開幕2週目の高速馬場は向いていない。

 相手次第では能力で差し切れるが、今回は相手強化の一戦。馬場も向かない中で今まで通りいくとは思えない。

 母ドバウィハイツの良血馬で、血統的にも条件は合いそう。血統やポテンシャルは高評価も、馬場や展開的には厳しそうで押さえまでが妥当か。

 

 

 

サイモンバロン(牡3)三浦皇成(56.0)

【短評】前走は評判馬バトルボーンに敗れたとはいえ、他の馬には完封の2着。

 実績的には東京のような広くて直線の長いコースの方が合ってはいそうだが、父ハービンジャー×母父シンボリクリスエスという血統面からは中山もこなせておかしくない。

 サマーセール取引馬で決して高額取引では無い馬だが、牝系はダイナカールと血統の裏付けは十分で、高いポテンシャルを秘めている事は確実。

 これまでの実績から他馬との比較は難しいが、血統的に押さえておきたい1頭である。

 

 

 

ショウナンマグマ(牡3)横山武史(56.0)

【短評】前走、ラジオNIKKEI賞の2着馬。8番人気と人気は無かったが、高評価通り好走してくれた。

ラジオNIKKEI賞時の短評はこちら↓

ラジオNIKKEI賞(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog

 スタートから出していって、何が何でもという感じでハナを奪えたのは良かったし、馬場状態や斤量など全てが上手くいった感じだ。

 ただ、本馬の不安点はプリンシパルSで露呈した気性面。単独で逃げれないと厳しくなる。

 今回は逃げたい馬も何頭かいて簡単には逃れないし、ガムシャラに逃げたら距離が持たない。

 前走から2ハロンの距離延長は本馬にとって非常にマイナスの要素で、距離を持たそうとすれば引っかかるし、行かせちゃったらスタミナ切れ。そんな展開になる。

 現状での適性は1800mまでで、ゆくゆくはマイラーかもしれない。前走では高評価も今回は評価出来ず、切らせていただくこととする。

 

 

 

セイウンハーデス(牡3)幸英明(56.0)

【短評】前走の日本ダービーでは11着。内枠からスタートを決め、ラチ沿いを走り本馬自身のパフォーマンスは発揮できた。完全に力負けと言っていいだろう。

 プリンシパルSではキングズパレス以下を完封したが、これは位置取りの差が大きく、このレースで1番強い競馬をしたのは明らかにキングズパレス。

 本馬は結局、低レベルの毎日杯の敗戦組。世代の上位陣との差は大きい。

 前走からの距離短縮はプラスではあるが、適性の距離はもう少し短く、1800mくらいがベストと思える。

 ここで馬券を買うにはプラスの要素が少なすぎるし、相手はかなり強い。消しでいいだろう。

 

 

 

 

 

 

ベジャール(牡3)北村友一(56.0)

【短評】前走のラジオNIKKEI賞では12着。やはり危険な人気馬となってしまった。

ラジオNIKKEI賞時の短評はこちら↓

ラジオNIKKEI賞(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog

 前走のレース後コメントでは福島コースが合わないと言っていたが、それは確かで直線に向いた時には不器用さが露呈した。

 スムーズに追い出せなかった不利はあるが、それにしても負け過ぎだ。

 この負けを不利が原因と考えるか、単純に力が足りないと考えるか。私は後者と考える。

 今回は定量戦の為、斤量の不利はないし、コースも外回りなら今回の方が良い。ただ、単純にラジオNIKKEI賞よりもメンバーレベルは高く、距離延長もプラスではない。

 ここで好走するとは考えにくく、バッサリ消してしまって問題ないだろう。

 

 

 

ボーンディスウェイ(牡3)石橋脩(56.0)

【短評】前走のラジオNIKKEI賞では6着。1番人気に支持されたものの結果は出せなかった。

ラジオNIKKEI賞時の短評はこちら↓

ラジオNIKKEI賞(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog

 短評通りやはり底が見えた感じで、決して弱い馬ではないが、2歳時や3歳の序盤と比べて、相手が強くなるにつれて本馬の活躍は厳しくなりつつある。

 今回は前走よりも相手は強化されている印象なので、再び厳しい戦いとなるだろう。

 距離やコースの適性は高そうだが、この血統なので時計勝負では分が悪く、スタミナ勝負になればこその馬。良馬場なら消しでいいが、雨が降れば押さえたい。

 

 

 

マテンロウスカイ(牡3)横山典弘(56.0)

【短評】前走、小倉の1勝クラスを逃げ切り勝ち。ここまで全7戦で複勝率100%と安定した結果を残している本馬。

 経験した競馬場が小倉と中京のみで、距離も2000mまでなので、今回は初物づくしの一戦となる。

 前走の勝ちっぷりを見る限り、まだまだ余裕があり、前残りの馬場も本馬にはプラスだが、今回はアスクビクターモアやショウナンマグマといった重賞実績のある馬が同型となるので、前走ほど楽には行けないだろうし、中山2200mのコースは早めに捲ってくる馬も多い。

 前走での逃げ切り勝ちが仇となる可能性が高く、能力やポテンシャルは関係なく、展開が向かない可能性が高い。

 逆に抑えていっても良いとは思えないので、どんな乗り方をしようが馬券内への好走は難しく、今回は消しでいいだろう。

 

 

 

ラーグルフ(牡3)戸崎圭太(56.0)

【短評】ホープフルS3着、皐月賞8着と一線級相手に戦ってきた本馬。

 前走の1勝クラス、月岡温泉特別では着差こそ少ないものの、相変わらずの勝負根性を発揮し実力の違いを見せつけた。

 休み明けを一度叩いて状態は上向き。前走後は直ぐに乗り出し、ここへ向けての調整もバッチリ。

 血統や適性的に本番の菊花賞が本馬に合うとは思えないし、ローテーションや調教過程を見る限り、ここを勝ちにきているとしか思えない。

 他馬が前哨戦や初重賞戦といった感じの中、本気度合いの高い本馬が最も勝ちに近いかもしれない。本命級の評価をし、軸も考えたい。

弥生賞時の短評はこちら↓

弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 

 

 

ローシャムパーク(牡3)C.ルメール(56.0)

【短評】前走の山藤賞では圧巻の逃げ切り勝ち。新馬戦からの2戦は2着続きだったが、その後は2連勝。

 スタートからガンガン行くタイプではないが、スピードに乗ってきたあたりから行きたがるので途中からハナを奪う展開で連勝。

 こういった馬は敢えて抑えるより、行かせてしまった方がいいので、そういう乗り方になるのだろうが、逃げてからは物凄く強い。

 今回は5ヶ月ぶりのレースで気性面が成長している可能性もあり、今後の事を考えて抑える競馬をするかもしれないが、今まで通りの乗り方の方が良く、外枠を引いて前に壁を作れない状況になれば再び逃げるだろう。

 単独で行ければ、簡単には垂れないので綺麗な馬場を味方に一人旅出来る。本命級の評価で勝負したい。

 

 

 

ロンギングエーオ(牡3)横山和生(56.0)

【短評】前走、福島2600mの開成山特別を勝ち、メンバー屈指の長距離適性がある本馬。

 父がスクリーンヒーローという点では条件は合いそうなのだが、母父がホワイトマズル。こちらの血の影響が強く出ているイメージで、タフなスタミナ勝負でこそという馬。

 距離はもっと長くてもいいくらいだが、野芝100%の中山だと分が悪い。本馬が浮上するには雨の力が必須で、道悪になればなるほど評価を上げたい。

 逆に良馬場ならバッサリでいいだろう。

 

 

 

 

 第76回セントライト記念(GⅡ)は9/19(月祝)に中山競馬場(芝2200m)で行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。

 

 

弥生賞ディープインパクト記念の短評はこちら↓

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京成杯の短評はこちら↓

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