札幌記念(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視!
札幌記念(GⅡ)
2022.8.21(日)
札幌競馬場 芝2000m
《予想ファクター》
⭐︎Cコース替わり初週の馬場
⭐︎コーナー4つの小回りコース
⭐︎洋芝適性
⭐︎逃げ馬のペース・レース展開
《出走予定馬》
アイスバブル(牡7)水口優也(57.0)
【短評】前走の函館記念では10着。敗因は道悪と考えればまだ見限れない。
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敗因は道悪だけではないと思うが、そう思い込むことにする。昨年のこのレースは7着で、今年のメンバーもかなり強敵とくれば、全く人気にならないのは明白。普通に考えたら買えない。しかし、函館記念で評価していて、敗因も明らかなら相手のレベル関係無く評価したい。
良馬場限定ではあるが、また改めて大穴としてヒモで買いたい。
アラタ(牡5)横山武史(57.0)
【短評】前走の函館記念では6着。本命級の評価をしたものの結果は伴わなかった。
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レース内容はほぼ完璧。それでも上位に来れなかった理由は馬場に尽きる。元々タフな馬場適性があると評してしたが、洋芝で渋りすぎるのはダメなようだ。それでも野芝の高速馬場よりはタフな洋芝の方が合う印象なので、馬場さえ渋らなければチャンスはある。
前走は決して力負けではないと見て、今回も評価するが、相手も強い為軸には出来ず押さえまでが妥当か。
アンティシペイト(牡5)横山和生(57.0)
【短評】前走、七夕賞の3着馬。本命級の評価で好走してくれた。
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七夕賞(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog
それでも上位2頭には完敗で、今回のコース、馬場は合うだろうが敷居が高いのも事実。前走と同じようなレースが出来ればギリギリ3着があるかといったところ。手広く流すのであればヒモで押さておいてもいいだろう。
ウインマリリン(牝5)松岡正海(55.0)
【短評】前走の宝塚記念では7着。相手が強く惨敗となってしまったが、自分のレースはでき力は示せた。
元々、超が付くほどの中山巧者なので、中山以外では評価しにくい本馬。今回北海道でのレースは初めてになるが、中山であれだけ走れる馬がここで大きくパフォーマンスを落とす事は考えにくく、コース適性はあると判断する。脚質的にCコース替わりも味方するだろう。
目標はオールカマーからエリ女だと思うので、ここはあくまでも叩き台と見えるがそれでも高評価をしておきたい。
グローリーヴェイズ(牡7)C.ルメール(57.0)
【短評】前走のドバイシーマクラシックでは8着も香港ヴァーズを2勝している実績馬。力は一枚抜けている。
札幌は初めてとなるので洋芝適性があるのか難しいところだが、血統的にどちらかと言えば向いてはいない。距離も適性より短いし、海外帰り初戦もマイナス。
条件的にマイナス要素が多いが、それでも実績的には格上馬。軸には出来ないが、それなりの評価は絶対に必要だ。
ケイデンスコール(牡6)古川吉洋(57.0)
【短評】連覇を目指した前走のマイラーズCではまさかのシンガリ負け。全くレースになっていないので力負けでは無い。前走に関しては度外視でいい。
元々成績にムラのあるタイプなだけに、惨敗が続いていても気にしなくていいが、今回は流石に条件が合わなすぎる。
ここまでマイルを中心に使ってきた馬で、父はロードカナロア。この好メンバー相手に好走の可能性は限りなく低い。
血統的に洋芝は合いそうなので、札幌1500mの重賞があれば是非買いたいが、今回はバッサリでいいだろう。
サトノクロニクル(牡8)斎藤新(57.0)
【短評】前走の函館記念では11着。条件は合っていたはずも惨敗に終わった。
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終始頭が上がるような格好で追走。明らかに下を気にしている様子で、道悪が堪えたのは言うまでもない。ピッチ走法なので、ストライドの広い馬に比べれば道悪は有利なのだが、気性的に向いていないようだ。
相手や条件替わりでまだまだ期待できる馬ではあるが、今回はコースや馬場状態云々よりも相手が強く力不足は否めない。消しが妥当だろう。
ジャックドール(牡4)藤岡佑介(57.0)
【短評】前走の大阪杯では5着。初めてのGⅠ挑戦としては好内容と言えるだろう。
2走前の金鯱賞では危険な人気馬と評していたが、終わってみれば完勝で、本馬の力を侮っていた。
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金鯱賞(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog
前走では不安視されていた右回りも克服していて、今回の距離2000mはベスト。前に行く馬なのでCコース替わりの馬場もプラス。
血統的にも実績的にも軽い馬場の方がベターなので洋芝適性に不安は残るが、それ以上にパンサラッサの存在が厄介。枠の並びなどもあるが、恐らくパンサラッサは何が何でも行くだろう。ハナを譲るのか?それとも喧嘩するのか?今年の札幌記念の最大の見所がここ。
展開的に同型がいる事は決してプラスではないので、本馬にとっては試金石の一戦となる。
力は認め、印は打つが展開的に軸には出来ないのが正直なところ。
ソダシ(牝4)吉田隼人(55.0)
【短評】前走、ヴィクトリアマイルの優勝馬で昨年のこのレースの優勝馬でもある本馬。
昨年は3歳時での出走だったので斤量52キロは流石に有利ではあったが、それでも負かした相手はあのラヴズオンリーユー。価値のある勝利だった。
脚質的にある程度前に行くと思われるが、今年はジャックドールとパンサラッサがいるので昨年のように逃げはしないだろう。あとは前を差せるかどうか。
後ろから差されると言うより、前を交わせない可能性の方が高く、その相手がジャックドールやパンサラッサだと少し厄介。消しの要素は全く無いが、単系の馬券を買う方は慎重な判断が必要だろう。高評価必至。
ハヤヤッコ(牡6)池添謙一(57.0)
【短評】前走、函館記念の優勝馬。芝の重賞初勝利で、芝ダート両方での重賞勝利となった。
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それでもあれだけ渋った馬場だったので、本馬に条件が向いたのは確か。今回も雨乞いが必須で、雨が降れば再び好走の可能性は十分ある。
それでも一線級の相手に真っ向勝負ではまだまだ足りない。洋芝は向いているので押さえはするが、雨が降らなければこれ以上の評価はできない。
パンサラッサ(牡5)吉田豊(57.0)
【短評】前走の宝塚記念では8着。スタートで後手を踏み、その後も行き脚が付きにくくハナを奪うまでに少し時間を要した。それでも1000m通過は57.6秒。本馬にとってはマイペースだったが、タイトルホルダーに早めに来られてしまって最後は力尽きた。
それでも最後は止まっておらず、悲観する内容ではない。今回はジャックドールとの兼ね合いが大事なファクターとなるので枠の並びも重要。やり合って共倒れの可能性もあるので馬券的には難しい。
ハナを奪うであろう本馬がそのまま逃げ切ってしまう可能性もあるが、あっさり飲み込まれる事も考えられる。頭の可能性も惨敗の覚悟も考慮しつつ馬券を買った方がいい。
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中山記念(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog
フィオリキアリ(牝5)鮫島克駿(55.0)
【短評】前走のクイーンSでは8着。久々の重賞挑戦としては格好は付けられた。
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クイーンS(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog
後方からの競馬で展開による不利や直線で狭くなった不利もあるが、それでも上位には届かない。全く勝負にならないというわけではないが、現状ではこの条件で掲示板くらいの力と言える。
今回も距離やコースに何の問題もないが、単純にメンバーレベルが上がっている為、更なる苦戦となるだろう。流石に敷居が高く、消しが妥当と判断せざるを得ない。
マカヒキ(牡9)武豊(57.0)
【短評】前走の大阪杯では14着。今年9歳となったダービー馬でも流石にGⅠは厳しくなってきた。
しかし、昨年は京都大賞典で3歳時のニエル賞以来の重賞勝利を成し遂げ、ベテランとしての存在感を示した。
京都大賞典勝利後に話題になったが、実はGⅠ以外では毎回好走している本馬。GⅠへの出走が多い為、馬柱を見ると大敗が目立つのだが実はそうでもない。
今年初戦となった京都記念はGⅡなので期待はしたが惨敗。今回改めてのGⅡ出走となる。
札幌記念は過去に2着の実績もあるので、条件は問題ないだろう。ただ、今年の札幌記念もGⅡとはいえ、相手関係は正直GⅠ級。好走はかなり厳しい。
強調できる点は、使われつつのタイプというより鉄砲が効くタイプという点。9歳とはいえ、ダービー馬の本馬に敬意を表し馬券は押さえさせていただく。
ユーバーレーベン(牝4)M.デムーロ(55.0)
【短評】昨年のオークス馬。前走のドバイシーマクラシックでは敗れはしたが5着と肉薄。実力は十分示した。
札幌は2歳時に札幌2歳Sでソダシにタイム差無しの2着と好走している舞台。今思えばこの時の札幌2歳Sの1着2着馬が翌年の桜花賞馬とオークス馬に輝いているのだから驚きだ。
今回はそのソダシも出走してくるので、リベンジの舞台でもある。父がゴールドシップの本馬はソダシ以上に適性を感じる。
海外遠征後間隔が空いてしまっている点に不安はあるが、この強敵揃いでも適性は最上位と言えるだけに高評価必至の1頭だ。
ユニコーンライオン(牡6)坂井瑠星(57.0)
【短評】前走のプロキオンSではシンガリの16着。ブービー馬から大差をつけられる大惨敗だった。昨年の宝塚記念以来1年ぶりのレースだったが、それ以上に実績の無いダート戦が影響したか?まったく歯が立たなかった。
休明けの影響か息遣いも悪かったとのコメントもあるので、前走に関しては度外視でいいだろう。
昨年の宝塚記念ではレイパパレやカレンブーケドールに先着している馬だけに、今回も軽視はできないし注意が必要で、取捨に関しては出来次第といったところ。
父がNo Nay Neverで母がサドラー系なら血統的な適性はピシャリ。状態次第では巻き返し必至と見ていいだろう。
前走減っていた馬体重と調教過程。細かく見るなら当日のパドック、返し馬まで見た上で印を決めたい。
レッドガラン(牡7)岩田康誠(57.0)
【短評】今年初戦の中山金杯では低評価だったものの、終わってみれば強いの一言。
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中山金杯(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog
横綱相撲で圧勝。評価を改めなければならない一戦だった。
その後は京都記念6着→大阪城S4着と結果が出なかったのだが、前走の新潟大賞典では再び重賞制覇。着差こそ少なかったが長く脚を使い、ゴール前では勝負根性も発揮。高パフォーマンスと言える内容だった。
前走では屋根が岩田康誠騎手に乗り替わりになった事もプラスで、今回も継続騎乗。札幌の洋芝は未知数だが、血統的にこなせてもいい。
しかし、基本的にはマイラーだと思っているので、前走のような速い時計には対応できるが時計がかかるようだと分は悪い。良馬場が絶対であとは展開次第。ハイペースになりそうな逃げ馬がいるだけに時計勝負になったら面白い。
第58回札幌記念(GⅡ)は8/21(日)に札幌競馬場(芝2000m)で行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。
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