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ホープフルS(GⅠ)2021年 出走予定馬短評!

ホープフルS(GⅠ)

中山競馬場 芝2000m

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《出走予定馬》

アケルナルスター(牡2) 柴田大知(55)

【短評】新馬戦は後方から進んで、上がり1位の末脚を見せるも前有利な展開に泣かされ7着。2走目も同様の後方からの競馬だが、今度は一気の末脚で差し切った。全2走とも広い東京コースで上がりだけの競馬。中山替わりで今までとは全く異なる競馬になるのが一抹の不安ではあるが、展開が向けば最後の脚は光るものがある。


アスクワイルドモア(牡2) 武豊(55)

【短評】函館、札幌と洋芝で結果を残している点は中山のタフな馬場に合うだろう。札幌2歳Sでジオグラフに完敗しているが、今回はそれ以来のレース。少し間隔が空いたが、この期間にパワーアップしていればジオグラフのいないレースでは馬券内も充分ある。


オニャンコポン(牡2) 菅原明良(55)

【短評】2戦2勝負けなしの本馬だが、重賞勝ちは無く、馬名的にも大きいところを取るイメージは湧かない。血統も地味。ただし、父エイシンフラッシュ×母父ヴィクトワールピサなら中山の中距離はベストとも言えるし、前走は東京で勝っているのでスピードの裏付けもある。ピッチ走法で回転力の速い脚捌きだけに小回りコースは合うし馬場が多少荒れても問題ない。皐月賞はどうかわからないが2歳のこの時期の相手なら頭まで考えたい。


キラーアビリティ(牡2) 横山武史(55)

【短評】朝日杯FS3着のダノンスコーピオンと僅差で敗れた前走の萩Sだったが、こちらは距離延長のホープフルSの方が良いだろう。現状1勝馬であるが、強敵と僅差のレースもしているし、未勝利戦を勝ち上がった時のパフォーマンスも高い。元々期待されている高額クラブ馬だし、重い印は必須だ。


クラウンドマジック(牡2) 岩田康誠(55)

【短評】キラーアビリティ同様、前走萩S組の本馬だが、3着とはいえ上位2頭との力差は決定的。逆転は厳しいか。野路菊Sでも2着と好走はしているが勝ち馬ロンには突き放された。一線級とは大きな差があるが大舞台に強いエピファネイアの血に期待して押さえまでが妥当。

 


グランドライン(牡2) 三浦皇成(55)

【短評】既に5戦を消化しているが未だに1勝馬。前2走は敗れたとはいえ、差はほとんど無いので相手なりに走るとも言えるが、メンバーレベル的に疑問符が付く。GⅠで好走するにはワンパンチ足りない印象だ。このままズルズル行ってクラシックの頃には賞金足りずで条件戦を走っていそうだ。


コマンドライン(牡2) C.ルメール(55)

【短評】ノーザンF&サンデーR &ルメールで国枝厩舎と嫌うところは一つもなく、父ディープインパクトなら想定1番人気も頷ける。2戦2勝でサウジアラビアRCの勝ち馬。しかし、今回はかなり厳しいと言わざるを得ない。ここまでの2戦は東京のマイル戦。今回の中山2000mとは何もかもが違う。まだ経験の少ない若駒にとって未経験なものほど怖いものはない。皐月賞の頃には世代トップのクラシック候補馬になってる可能性も充分あるが、今回に限っては本命にすることは絶対にできない。


サトノヘリオス(牡2) 岩田望来(55)

【短評】新馬戦で負けた相手はイクイノックスやサークルオブライフといった面々で仕方ないとしても、その後の連勝は相手に恵まれた印象。栗東所属の本馬が中1週でGⅠは普通に厳しい。鞍上にも不安。


シェルビーズアイ(牡2) 松田大作(55)

【短評】1戦1勝の馬は毎年頭を悩ませる。前評判が物凄く高くても軸にはできないが、本馬のように人気が無いのであれば簡単には切れない。大きな配当を狙うならこう言う馬を買うべき。今年はハービンジャーの当たり年と言われているし、大作にはあっと言わせてほしい。


ジャスティンパレス(牡2) C.デムーロ(55)

【短評】少頭数のレースで2戦2勝。評価は難しいが、個人的には期待している。今年の春、POG関連の動画で育成中の本馬を見て、ただならぬオーラを感じたのを覚えている。鞍上にクリスチャンを乗せてきたことにより、予定より人気になってしまうだろうが、逆に言えば期待の表れだし、積極的に買ってみたい。

 


タイラーテソーロ(牡2) 内田博幸(55)

【短評】シェルビーズアイ同様1戦1勝の馬だが、こちらは買えない。理由は簡単で新馬戦のレベルが低いだろうとの判断。他の出走馬らはその後も結果は出ていないし、本馬は減量騎手起用だった。そんなレースをスローペースで逃げ切っただけで好評価全くできない。


フィデル(牡2) 川田将雅(55)

【短評】前走は久々の競馬で3着。勝ち馬のジャスティンロックが異常に強かったとも言えるし、叩いた上積みは大きくあるだろう。香港帰りの川田が乗るし、友道厩舎のエース級と言われていた馬なので期待はできる。馬券的には絶対に必要となるが、軸となると少し微妙か。


ボーンディスウェイ(牡2) 石橋脩(55)

【短評】福島の2戦で勝ち上がれずだったが、その後中山で連勝。共に2000mで、今回と同舞台を経験できているのは大きな強み。前走鞍上の石橋修が継続騎乗なのもプラスだし、前にも行ける。父ハーツクライ×母父プラティニでタフな競馬には打ってつけ。人気が無さそうなだけに今回が買い時だし、美味しい穴馬となりそうだ。


マテンロウレオ(牡2) 横山典弘(55)

【短評】こちらも1戦1勝組。前走の新馬戦は最後の直線で狭くなる不利があったにも関わらず、自らこじ開け差し切った強い内容。ただ、あの内容で勝ててしまうのであれば相手はそこまで強くはないはず。この馬が高いレベルのレースでも抜けている能力を持っている可能性も無くは無いが、新馬戦から感じた能力は並。典さんが続けて乗るとなると何か光るものがあるのかもしれないが、馬主的に着狙い出走感が拭えない。良くて掲示板といったところだろう。


ラーグルフ(牡2) 丸田恭介(55)

【短評】新潟の新馬戦は後ろから行き過ぎたのが全て。着順、着差ほど負けていない。その証拠に次走で同条件のレースを楽勝。上がりも最速だった。前走は初の右回りとなる中山2000mの芙蓉S。完全な前残りの展開を厳しい位置から差し切っての勝利。ゴール板での勢いは他を圧倒しており、メンバーレベルは決して高くないが、どこまでも突き離していく手応えだった。父モーリス×母父ファルブラヴには中山適正を凄く感じるし、丸田恭介の勝負強さにも大いに期待している。
 

 

第38回ホープフルステークス(GⅠ)中山競馬場(芝2000m)は12/28(火)に行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。