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大阪杯(GⅠ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視!

大阪杯(GⅠ)

2022.4.3(日)阪神競馬場 芝2000m

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《出走予定馬》

ジャックドール(牡4)藤岡佑介(57.0)

【短評】前走、金鯱賞の優勝馬。当時の短評では評価をできなかったが、難なく重賞初制覇を成し遂げた。

金鯱賞時の短評はこちら↓

金鯱賞(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 正直こんなに強いのかといった印象。舐めていたわけではないが、想像を超える走りを見せた。今回は初のGⅠとなるが、距離的にはベストで馬自身も力を示すのに良いタイミングで挑戦できる。前走から1キロの斤量増は初めて背負う57キロ。ただ、これに関してはそこまで気にする事は無い。問題はコースの方にある。右回りは不得意ではないが、6戦続けて左回りを使ってる分戸惑う可能性はある。これに関しては少しマイナスだろう。そして何と言っても、初のGⅠでメンバー強化になる点に危険が潜んでいると考える。重賞まではクリアしても本番で壁にぶち当たる馬を何頭も見てきた。逆にあっさりクリアする馬も見てきたが、エフフォーリアという横綱がいるレースでは正直軸にはできない。人気にもなるし、本馬を馬券の軸とするならエフフォーリアを切るくらいの事をしないとならない。勝負になる可能性は充分に秘めてはいるものの、あっさり飛ぶ可能性も高い。そういった事を念頭に置きながら馬券を組み立てたい。

 

エフフォーリア(牡4)横山武史(57.0)

【短評】今更説明の必要も無い昨年の年度代表馬。有馬記念以来の実戦で今年初戦となるが、正直嫌うところは無い。距離はベストと言えるし、阪神競馬場は初めてとはいえ中山でも東京でもパフォーマンスを発揮できる馬なら何も問題無い。関西圏での競馬が初めてとなるので輸送を心配する声もあるが、これだけ実績を積んできた馬が多少輸送時間が長いだけでそれが結果を左右するとも思えない。人気でも逆らえないと言うのが本音。ただ妙味を考えれば軸にはしたくなく、重箱の隅をつつく形になるが、やはり今年初戦というところに多少の隙があるかもしれない。もちろん重い印は必須。

 

レイパパレ(牝5)川田将雅(55.0)

【短評】前走、金鯱賞の2着馬。当時の短評よりは結果を出したと言える。

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 先着を許したジャックドールは確かに強く、ここで逆転の目があるかという所がポイント。結論を言ってしまえば、折り合えれば逆転できる。本馬の前走はあくまでも前哨戦。ジャックドールとの斤量も同斤。今回2キロ差となるのは単純に有利。コースも中京よりは阪神の方が良く、ジャックドールは生粋のサウスポーではないものの、6戦続けて使ってる分戸惑いがあるかもしれない。条件的にはプラスの要素が多い。あとは本馬がしっかり折り合えるかどうか。考え方によっては軸として考えるのも間違いではないが、前走の結果だけでジャックドールより下の評価とするのは早計だろう。

 

ヒシイグアス(牡6)未定(57.0)

【短評】前走、香港Cの2着馬。昨年は中山金杯と中山記念を連勝して中山巧者ぶりを発揮した本馬。しかし条件戦では東京でも勝っているし、休み明けの天皇賞秋でも5着と健闘。そして香港Cではラヴズオンリーユーと同タイムの2着。今回関西圏でのレースは初めてとなるが、香港への輸送もクリアしているし、コースも問題無い。距離もベスト。鉄砲も効くのであとは相手関係のみ。国内GⅠでの実績は天皇賞秋のみだけだが、先着を許したのはエフフォーリア、コントレイル、グランアレグリアの超トップクラスの3頭とベスト条件だったサンレイポケット。単純にそれを物差しにすれば今回は勝負になるし、GⅠ初制覇の大チャンス到来と言える。重い印は必須だ。

 

アカイイト(牝5)幸英明(55.0)

【短評】前走、金鯱賞の3着馬。当時の短評では評価はしていたものの全てがここへの布石。

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 3着に好走したのは想定外。もっと負けてよかったと言うのが本音。何故なら金鯱賞の時に言った通り今回が最大の狙い目。幸いエフフォーリアという怪物が出てくるので、上位人気にはならなそうだが、そこそこの人気にはなりそう。金鯱賞次第では穴馬にもなれただけに残念だが、単なら美味しいオッズにありつける。相手が強いので簡単ではないだろうが、もちろん軸候補の1頭であることに変わりはない。オッズ的にも単の馬券は押さえておきたい。

 

 

 

ウインマリリン(牝5)松岡正海(55.0)

【短評】前走のエリザベス女王杯では16着。本馬の力から言って明らかに負け過ぎだ。こんなに負ける馬ではない。乗り慣れている横山武史騎手が、敗因は体調面と言っていたので恐らくそうなのだろう。今回は武史がエフフォーリアに乗る為、松岡に手が替わる。ウインの馬に松岡となると良いイメージはあるのだが、流石にGⅠでテン乗りとなると厳しい。コースと距離の条件は合っているが、今年初戦という事もあり積極的には狙えない。枠も大事で絶対に内枠が欲しい。それでも買うならヒモまででバッサリ切ってもいいかもしれない。

 

マカヒキ(牡9)岩田望来(57.0)

【短評】前走の京都記念では11着。もっとやれると思ったが位置取りが後ろ過ぎたのと道悪に泣かされた形になってしまった。ハイレベル世代のダービー馬も既に9歳。ここまで使い続けてるだけあって極端な力の衰えは無いものの現状勝負になるのはGⅡ以下で、GⅠではかなり厳しい。コースや距離の条件では無く、単純にGⅠではいらない。万が一優勝するようなことがあったら馬券は不的中でも拍手を送りたい。

 

キングオブコージ(牡6)横山典弘(57.0)

【短評】前走、AJCCの優勝馬。当時の短評では本命級の評価だった。

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アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 スタートで出遅れ後方からの競馬。3角で仕掛けられると一気に中段まで押し上げ、そのまま外を回って直線では突き抜けた。良い脚を長く使い完勝の内容。結果的に差し決着となったが、決して展開に恵まれた訳でもない。ここでは力が違った印象だ。今回は1ハロンの距離短縮に一抹の不安はあるが、直線に坂のあるコースは得意。理想は外回りの宝塚記念だとは思うが、内回りが苦手なわけでもない。馬券に食い込めるかとなると微妙ではあるが大敗するとも思えない。今回に限っては押さえまでの評価とするが、年末の有馬記念で狙ってみたい馬なので、結果よりも内容を重視し応援するつもりだ。

 

アフリカンゴールド(騸7)国分恭介(57.0)

【短評】前走、京都記念の優勝馬。12番人気の低評価を覆す激走だった。雨の降るタフな馬場も味方したとは思うが、マイペースで逃げて後続を寄せ付けない強い内容だった。ただ、近年と比べてもメンバーレベルが低い京都記念だったことは確か。この勢いのままGⅠで勝負になるとは思えない。適正的にはもう少し距離があった方がベターなので、あとは雨を願うばかり。雨でタフな馬場になれば、父ステイゴールドの血が騒ぐだろうし、前に行ける脚質も武器になる。バテ合いの展開になれば浮上する馬なので馬場次第では押さえておきたい。

 

ステラリア(牝4)未定(55.0)

【短評】前走の金鯱賞では11着。高い評価をしていたものの大敗を喫する結果となってしまった。

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金鯱賞(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 結果的に内有利のスピード決着といった、本馬には合わないレース展開での惨敗。そこまで悲観する必要はない。ただ今回は条件が好転するかと言えばそうも言えず、再び厳しい戦いになりそうだ。どこかで重賞を取れる器ではあるが、現状では牝馬限定戦で条件が合ってこそ。牡馬混合のGⅠでは部が悪い。

 

 

 
アリーヴォ(牡4)C.ルメール(57.0)

【短評】前走、小倉大賞典の優勝馬。これが初の重賞制覇となった。これまでの実績からベストな距離は1800m〜2000mであることは明らかなので今回も距離は問題ない。ただキャリア全5勝が全て小倉という変わり者の本馬。余程小倉の水が合うのだろう。大雑把に言うと今回も右回りの小回りという点では合致しているが、細かい形状や直線での坂を考えると似ても似つかないコースとも言える。父ドゥラメンテ×母父ハーランズホリデーの配合からはどちらかと言えばスピード型。これだけ小倉に良積が集中しているなら、距離云々ではなく阪神コースが合わない可能性は充分ある。そして前走からの大幅な斤量増とメンバーレベル強化。鞍上がルメールでも積極的に買えるかと言ったら正直買えない。押さえまでが妥当か。

 

レッドジェネシス(牡4)藤岡康太(57.0)

【短評】前走の京都記念では13着。2番人気に推されたものの結果は出せなかった。ゲートが不得意で毎回後ろからの競馬になるので、展開の助けが絶対に必要となる本馬。父ディープインパクト×母父ストームキャットなのでスピードと瞬発力が基本的には武器なのだが、母母父にサドラーズウェルズが入っている為、タフなコンディションでもパフォーマンスを落としにくい。不良馬場の神戸新聞杯での好走は、そのサドラーの血のおかげなのかもしれない。今回、本馬が馬券内に好走する条件は非常に多く、展開と馬場が非常に大事になってくる。その条件が揃えば一発の可能性は秘めているが、正直馬券をそこまで広げたくはない。

 

ショウナンバルディ(牡6)坂井瑠星(57.0)

【短評】前走の金鯱賞では6着。まずまず力は出せた結果といえる。

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 金鯱賞の時にも言ったが、本馬のベストは中京の2000m。そしてマイペースの単騎逃げができるかどうか。今回の条件が合わないわけではないが、ベストではない事は明らかで、前走が最大のチャンスだった。前走で格上馬に敵わないのであれば、条件替わりのGⅠでは手が出せず、ベスト条件のGⅢで改めたいと思う。

 

スカーフェイス(牡6)岩田康誠(57.0)

【短評】前走の小倉大賞典では5着。前々走の中山金杯では2着だった本馬。当時の短評通り鋭い末脚で重賞でもやれる事がわかった。

中山金杯時の短評はこちら↓

中山金杯(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 小倉大賞典では流石に後ろから行き過ぎた分、末を余したが、今回と同じように最後の直線に急坂がある阪神や中山の内回りでこその馬。ただどうしても展開に左右される脚質の為、展開の助けが必要になる。今回の条件は合ってるのでチャンスではあるが、実績から見ても力が一枚落ちるのは明らか。有力各馬が前で競馬をする分、後続が1テンポ早い仕掛けで前を潰しに行けば、もしかしたら着は拾えるかもしれない。鞍上の乗り方一つではあるが押さえておきたい馬だ。

 

ヒュミドール(騸6)M.デムーロ(57.0)

【短評】前走の中山記念では6着。当時の短評ではそれなりに評価はしていたが位置取りに泣かされた格好だ。

中山記念時の短評はこちら↓

中山記念(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 スタートで後手を踏み、後方からの競馬を余儀なくされた。開幕週の馬場であの位置取りでは流石に厳しい。決して力負けではない。前走より1ハロン延びるのはプラスで、コース適正もあるのだが、いかんせん相手が強い。時計のかかるタフな馬場なら他馬が苦戦する分有利に働くが、今のところ雨予報も無い。ここは静観して良いし、梅雨時期で更に距離の延びる宝塚記念の方で再検討したい。

 

ポタジェ(牡5)吉田隼人(57.0)

【短評】前走の金鯱賞では4着。本命級の評価をしたのだが馬券には絡まなかった。

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金鯱賞(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 敗因は明らかで、位置取りが後ろ過ぎた。この一点に尽きる。前が速くなると踏んでの作戦だったのだろうが、結果的にはジャックドールのコースレコードでの逃げ切り勝ち。その中でも上がり最速であの位置からの4着なら実力は示せたのではないか。ただ前走が本馬のベスト条件。阪神の内回りでは明らかにパフォーマンスは落ちる。相手も強化されるし、金鯱賞で先着を許したレイパパレやアカイイトが今回条件が好転する分、本馬に出番は無さそうだ。今まで散々応援してきて馬券を買ってきた馬だが、今回ばかりは消させていただく。

 

 

 

除外対象馬

ジェラルディーナ(牝4)福永祐一(55.0)

【短評】前走の京都記念では4着。上がり最速で追い込むも一歩届かなかった。展開に泣かされた格好になったが内容的には充分で、重賞でも勝負になるし、いつか重賞を取れる馬と確信した。今回はGⅠレベルでの戦いで、どこまでやれるかといったところだが、父ディープインパクト×母ジェンティルドンナで大物感は充分。実績では見劣るものの、超良血馬は大舞台でこそ花が開く。除外対象ではあるものの、屋根に福永を押さえているし、出てきたら切ってはいけない馬だと思っている。

 

アドマイヤハダル(牡4)未定(57.0)

【短評】前走、中山記念の3着馬。当時の短評ではある程度の評価はしていたが、それ以上に走った印象だ。

中山記念時の短評はこちら↓

中山記念(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 本馬自身は完璧なレース内容だっただけに、逃げ切ったパンサラッサを捉えきれなかったのは仕方ないとしても、カラテに差されたのはいただけない。皐月賞の4着馬で中山記念で3着になるような馬なので今回の条件も悪くはないが、流石にGⅠでは敷居が高い。現状、除外対象ではあるが、もし出られても馬券を買えるほどの要素は無く、消しが妥当な判断だと思う。

 

 

 第66回大阪杯(GⅠ)は4/3(日)に阪神競馬場(芝2000m)で行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。

 

金鯱賞の短評はこちら↓

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中山記念の短評はこちら↓

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AJCCの短評はこちら↓

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中山金杯の短評はこちら↓

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