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エプソムC(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視!

エプソムC(GⅢ)

2022.6.12(日)

東京競馬場 芝1800mf:id:gourmetfrontier:20220608155018j:image

《出走予定馬》

ガロアクリーク(牡5)石橋脩(56.0)

【短評】前々走の中山記念4着馬。3歳時にはスプリングS勝ちや皐月賞3着、セントライト記念3着といった実績のある本馬。

中山記念時の短評はこちら↓

中山記念(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 昨年のエプソムCでは12着と惨敗したが、外々を回される不利があったとは言え、負け過ぎの印象。やや内に差さるような仕草を見せていたし、右回り巧者の可能性が高い。実際に中山競馬場の中距離で好成績を挙げていることからも、今回の条件はベストとは言えない。

 ただ、左回りが滅法苦手かと言うと、ディープボンドと同タイムの日本ダービー6着は説明が付かない。もちろん積極的には買えないが、今回の舞台がベストでは無い事は承知の上で、3歳時の実績的に敬意を表し無印にはできない。

 

 

コルテジア(牡5)三浦皇成(56.0)

【短評】2年ぶりの復帰となる本馬。前走は2020年の日本ダービーで、この時の勝ち馬コントレイルに1.3秒差の12着。皐月賞も同じくらい負けているが、重賞実績はきさらぎ賞勝ちとシンザン記念3着がある。

 長い休養明けとなるので、いきなり重賞でやれるかとなるとかなり厳しい。しかし、5月上旬にトレセンに入ってからは、速めの時計を5本消化している点は好感が持てる。実践感が戻っていないのは確かだし、一度使ってから次走以降が勝負と考えるのがセオリーではあるが、今回の条件は合っていると思うし、頭数も落ち着くので人気が無いなら狙ってみる価値はある。

 

 

ザダル(牡6)D.レーン(58.0)

【短評】前々走の京都金杯は優勝したものの、前走のダービー卿CTでは10着と大敗を喫した本馬。

京都金杯の短評はこちら↓

京都金杯(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 京都金杯時の短評でも触れたとおり、今回はザダルにとってのベスト条件。前走の負けは度外視して構わない。斤量58キロは歓迎ではないが、ハンデ戦ではなく別定戦の為、他馬との斤量2キロ差なら大丈夫。

 前走の負けで人気も多少落ちるはずで、今回は絶好のねらい目。本命級の評価でいいと思うが、できれば良馬場で走らせてあげたい。

 

 

シャドウディーヴァ(牝6)坂井瑠星(56.0)

【短評】前走のヴィクトリアマイルでは9着だった本馬。16番人気という人気を考えれば十分頑張ったと言える。前々走の金鯱賞では条件的に厳しく12着と惨敗。

金鯱賞(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 その金鯱賞では位置を取りに行った分、最後はバテた。距離も長かったしコーナー4つの条件も合わなかった。しかし今回は条件が好転する。斤量の克服は課題だが、それ以外に嫌うところは無い。今の府中は差しが決まりやすくなっているし、週末の雨予報も彼女にとってはプラス。ある程度ペースが流れてほしいが、スローでもスムーズに外に持ち出せれば末脚が爆発するはず。重い印が必須だ。

 

 

ジャスティンカフェ(牡4)横山典弘(56.0)

【短評】3歳時のアーリントンC以来の重賞挑戦となる本馬。2勝クラス、3勝クラスを連勝して初の重賞制覇に挑む。

 アーリントンC後は6戦全てでマイル戦に出走。着順も3着を外さない安定感。今回の府中のマイル戦はもちろん合う条件で後はオープン馬との力差のみ。そればかりはやってみないとわからないが、前走の勝ち方を見る限り通用する可能性は十分。

 ただ実績が無いのは事実であるのに、かなり人気になりそうで、もしかしたら1番人気にもなりそう。好走する可能性は十分にあるのだが、危険な人気馬にもなりうるので簡単に飛びつきたくないのが本音。軸にはせずに相手までに留めたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

タイムトゥヘヴン(牡4)戸崎圭太(56.0)

【短評】前走、京王杯SCの3着馬。前々走ではダービー卿CTを優勝。マイル以下の距離にシフトチェンジしてからはコース不問で好走できるようになってきた。

 今回は府中とはいえ、1800mの距離が課題。この1ハロン延長がどうかだが、マイル以下がベストなのは間違いないので、自信をもって推薦はできない。しかし、GⅠでは一枚劣るものの、GⅢでこのくらいのメンバー相手なら主役を張れる力はある。スタミナを奪われる力のいる馬場なら距離克服は厳しいが、良馬場なら馬券内は十分ある。

 

 

ダーリントンホール(牡5)C.ルメール(56.0)

【短評】近走はマイルを中心に使われてはいるが、3歳時には今回と同条件の共同通信杯を優勝している本馬。

 こちらは血統的に雨は大歓迎の口だろう。前走のダービー卿CTでの好走は改めて力があるところを証明してくれた。当日、雨の量がどのくらいかチェックが必要だが、ぐちゃぐちゃの不良馬場まで悪化したら一気に本命まで評価を上げていい馬だろう。

 

 

トーセングラン(牡6)田辺裕信(56.0)

【短評】重賞初挑戦の前走、新潟大賞典は11か月の休み明けとはいえ、重賞の壁に跳ね返される結果となってしまった。

 直線に入ったところまでは完璧。いざ追い出されると内に外にフラフラしたように、まだ体力が付ききっていなかった様子だった。その前走からわずか1か月での出走で、調教も坂路オンリー。レースの2週前から乗り出されているが時計もピリッとしない。

 長期の離脱が多い馬だけに、6歳とはいえ未だ15戦しかしていないフレッシュさは魅力ではあるが、前走は完全に力負け。一度重賞を経験した強みもあるが、それだけで今回馬券内に好走となるとさすがに厳しい。

 ただ個人的に血統だけ見れば今メンバーではナンバー1。母父ガリレオで重馬場も歓迎。それだけの理由で押さえておきたいとも思う。

 

 

トーラスジェミニ(牡6)原田和真(58.0)

【短評】毎回期待しているのだが結果が伴わない本馬。やはり昨年の安田記念5着はフロックだったのか。

中山記念(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 前走でマイル戦を経験していることで今回はスムーズに位置を取れるだろう。同型のノースブリッジとの兼ね合いもあるが、絶対に逃げなければならない馬ではないので喧嘩せずに2番手でも問題ない。

 ただ、今の府中の馬場状態は外差し有利。瞬発力の無い本馬には厳しい戦いとなるが、距離・コースの条件は悪くないので今回も引き続き押さえてはおきたい。

 

 

ノースブリッジ(牡4)岩田康誠(56.0)

【短評】昨年のセントライト記念で高評価をした馬が条件戦をクリアして再び重賞に挑戦してきた。

 3歳時にラジオNIKKEI賞3着の実績はあるが、続くセントライト記念では凡走。その後の条件戦は全て府中の2000mを使われていて3戦2勝。前々走となるウェルカムSでの12着大敗はゲートで飛び上がるスタートで出遅れ。全くレースになっていない。度外視でいい。ハイペースのレース経験もあり道悪もこなせる。

 唯一の不安点はトーラスジェミニ同様脚質で、この馬に有利とは言い難いが買い目からは絶対に外せない。内枠なら重めの印を打ちたいほどの素質馬である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッピーアワー(牡6)長岡禎仁(56.0)

【短評】活躍できたのは3歳の春までで、その後はどこを切り取っても褒められるところは皆無。

 詳しくはわからないが、成績を見てもピークはとっくに過ぎているように思うし、今回好走したら事故のようなもの。自信をもって消していいだろう。

 

 

ヤマニンサンパ(牡4)川田将雅(56.0)

【短評】デビューは昨年の6月。7月の下旬に4戦目で勝ち上がると、昨年秋からコンスタントに使われ、前走では飛び級で3勝クラスを突破。今回は初重賞どころかオープンクラス初戦。さすがに厳しい戦いとなるだろう。

 ただ前走の飛鳥Sでは、最後の直線で内外の馬から挟まれて大きな振りを受けたものの、前が開くと唸るような加速力で一瞬にして後続を突き放してみせた。重賞クラスでいきなり通用するかはやってみなければわからないし、普通に考えれば厳しいが、前走のパフォーマンスから、かなりのポテンシャルを秘めていることは容易に想像できる。

 関東への輸送は初めてで懸念材料とはなるが小倉や新潟に行っているので大丈夫だろう。父ディープインパクト×母父スウェプトオーヴァーボードはグローリーヴェイズと同じで、母はオーナーのゆかりの血脈。

 オーナー、牝系からオールドファンがワクワクしそうな馬だけに、応援したくなる人も多いはず。芦毛のディープインパクト産駒というのも良い。

 先物買いとはなるが、本馬のポテンシャルを信じて厚く狙ってみたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第39回エプソムC(GⅢ)は6/12(日)に東京競馬場(芝1800m)で行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。

 

金鯱賞の短評はこちら↓

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中山記念の短評はこちら↓

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京都金杯の短評はこちら↓

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中山金杯の短評はこちら↓

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