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ホープフルS(GⅠ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視!

ホープフルS(GⅠ)

2022.12.28(水)

中山競馬場 芝2000m

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《予想ファクター》

⭐︎2歳戦

⭐︎変則の水曜開催

⭐︎コース適性と完成度

 

 

《出走予定馬》

 

ヴェルテンベルク(牡2)横山武史(55.0)

【短評】前走、京都2歳Sの3着馬。

 敗れたとはいえ、前が有利な展開だったので位置取りの差が大きい。道中は馬群の中でストレスもかかっていた。

 この経験は活きるはずで、父キタサンブラックという点からも大物に育ってもおかしくない。

 軸にするほどの自信はないが、逆に嫌う理由は全く無く馬券には必須と判断したい。

 

 

 

ガストリック(牡2)三浦皇成(55.0)

【短評】前走、東スポ杯2歳Sの優勝馬。

 ここまで2戦2勝の無敗の本馬。出世レースの東スポ杯を制している事から今後にも期待がかかる。

 レース振りも速い上がりを使って差し切るあたり大物感も漂う。

 ただ、ここまでの連勝は東京1800mでのもの。今回の舞台は中山2000m。全く別物の条件と言える。絶対的な信頼は置けないし、あっさり負ける可能性も頭に入れつつ馬券は組み立てたい。

 

 

 

キングズレイン(牡2)C.ルメール(55.0)

【短評】前走、百日草特別の優勝馬。

 新馬戦は3着と取りこぼしたが、その後2連勝。その取りこぼした新馬戦も洋芝の重馬場で後ろから行った割にはよく追い込んだ方だ。

 父ルーラーシップ×母タッチングスピーチという良血馬。タッチングスピーチはリッスンの仔でサドラーズウェルズの血を持つ。

 洋芝もこなし、府中の百日草特別も快勝したなら中山コースも問題無いだろう。

 あまりにも後ろからだと厳しいが、ある程度前に付けれれば好走できる。本命候補の1頭だ。

 

 

 

グリューネグリーン(牡2)M.デムーロ(55.0)

【短評】前走、京都2歳Sの優勝馬。

 新馬戦では今回出走予定のミッキーカプチーノと素質馬フリームファクシに敗れはしたが、その後連勝。新馬戦は相手が悪かったとも見れる。

 母方の祖母ウメノファイバーはオークス馬で祖父はダービー馬スペシャルウィーク。父ラブリーデイで少し地味に映るが牝系は素晴らしい。

 前に行ける強みはあるが、前走を見る限り少し前向きさがあり過ぎる印象で、折り合いが鍵となるだろう。

 血統的に距離はまだまだ伸びても大丈夫そうだが、現状の気性的に2000mが限界か。当日の馬場状態や展開により、飛んでしまう可能性もあるが、馬券には必要だろう。

 

 

 

シーウィザード(牡2)浜中俊(55.0)

【短評】前走、芙蓉Sの優勝馬。

 父ビーチパトロールの適性はまだ掴めていないところではあるが、本馬の成績を見ると洋芝はこなせたし、前向きさもある。

 前々走の新潟2歳Sでも僅差の3着なら力は世代上位なのは間違いない。

 軸にする程の強調点は無いが、嫌うところも無く、馬券には必要だろう。

 

 

 

ジェイパームス(牡2)D.イーガン(55.0)

【短評】前走は単勝1.4倍の高い支持を集めて東京の新馬戦を快勝。

 好位に付けて抜け出し、突き抜けるという横綱相撲での完勝。内容的には素晴らしいの一言。

 半兄はホープフルS勝ち馬のキラーアビリティだけに本馬にも期待がかかるが、メンバーレベルの未知数な新馬戦を勝ったばかりで、東京から中山にコース替わりする点にも不安はある。

 一躍主役の座に付いてもおかしくはない素質馬ではあるが、今回は相手も強力で慎重な評価が必要か。

 

 

 

ジュンツバメガエシ(牡2)石川裕紀人(55.0)

【短評】全兄にアドマイヤジャスタ、半兄にアドマイヤラクティのいる血統馬で、札幌の新馬戦2着の後、前走となる阪神2000mで勝ち上がった本馬。

 内枠を活かしてロスの無い追走。直線では外に出して差し切った。

 内容は完璧だが、立ち回り一つの勝利にも見えるし2歳馬相手とはいえ、いきなりGⅠでは流石に荷が重い。

 決して弱い馬ではないものの、今回のメンバー相手にどこまでやれるか。人気が無いのであれば、穴で拾ってみても面白いかもしれない。

 

 

 

スカパラダイス(牡2)今村聖奈(55.0)

【短評】前走のエリカ賞では11着と惨敗。

 仕掛けどころの3角あたりで全く追いていけずの内容で現状では力が足りないのは明らか。

 小倉の新馬戦を勝ち上がった理由としては今村聖奈騎手を乗せて50キロの斤量に恵まれた事と、未だ芝のレースで勝ち上がれていないメンバーだった事。

 万が一今回馬券に絡むような事があっても、来たら潔く諦めが付く。バッサリでいいだろう。

 

 

 

セブンマジシャン(牡2)C.デムーロ(55.0)

【短評】黄菊賞でデビューからの連勝を決めた本馬。

 2走共に上がり最速の脚を使っての勝利で、重馬場も克服。年末最後の荒れた馬場は持ってこいだろう。

 まだ強い馬とやってないだけに、比較は難しいが、前走で見せた脚は上のクラスでも通用するはず。

 母方の血統面から馬場が渋れば重い印で勝負したい。

 

 

 

セレンディピティ(牡2)武豊(55.0)

【短評】阪神の2000mを2戦続けて使い、新馬戦はグランヴィノスの2着に敗れるも、2戦目でしっかりと勝ち上がった本馬。

 スタートでは出遅れたものの、スローペースという事もあり、向正面で少しかかり気味に上がっていく。

 4角での手応えは絶好で、馬なりのまま直線で先頭に立つ。少し仕掛けられると、他馬との脚色の違いは明らか。坂をものともせず突き抜けた。

 メンバーレベル的に勝って当然ではあったが、それにしてもパフォーマンスは圧巻。

 未勝利を勝ち上がったばかりで人気になりにくい今こそ狙うべきで、高評価は必須。重い印を打ちたい。

 

 

 

トップナイフ(牡2)横山典弘(55.0)

【短評】前走、京都2歳Sの2着馬で、萩Sの優勝馬。

 ここまで6戦も使っているので状態面の心配は必要だが、経験は豊富。

 父デグラレーションオブウォーで非サンデーという血統に多少の不安はあるが、中山初でも外差しが決まる馬場になれば浮上する。

 

 

 

ドゥラエレーデ(牡2)B.ムルザバエフ(55.0)

【短評】前走の東スポ杯2歳Sでは4着。

 2番手追走から直線に向き、そのまま粘り込みを計るも強い3頭に差されてしまった。

 抜け出すのが早過ぎたことによって目標にもされてしまったのでこの負けは仕方ない。決して力負けではない。

 ただし、現状勝ち星を挙げたのはダート戦でのもの。鵜呑みには出来ない。

 それでも血統的には魅力十分で、父ドゥラメンテで母はサトノダイヤモンドの妹。母父にオルフェーヴルと爆発力のある血が凝縮している。

 実績云々ではなく、この血統を見たらバッサリ切るわけにはいかないだろう。押さえは必要だ。

 

 

 

ハーツコンチェルト(牡2)松山弘平(55.0)

【短評】新馬戦を大楽勝した時には来年のクラシック候補に名乗りを挙げた本馬。

 しかし前走の東スポ杯2歳Sでは3着と惜敗。上がり最速の脚は使っているが僅かに届かなかった。

 まずスタートの出遅れが痛かった。そして仕掛けてからの反応も鈍く、結果的にほぼ最後方で直線に向いた。

 最後の脚は流石ではあるが、少し不器用な所も見えた一戦で、今回の中山のように小回りで直線の短いコースでは器用に立ち回れない可能性が高い。

 前走で負けたとはいえ、元々評価が高かった馬。今回も人気になるだろう。それならば、敢えて喧嘩を売ってもいいかもしれない。危険な人気馬になる可能性は十分。馬券は買っても押さえまで。

 

 

 

ファントムシーフ(牡2)福永祐一(55.0)

【短評】前走の野路菊Sでデビューからの連勝を決めた本馬。

 2走共に上がり最速の脚を使っての勝利で、前走の勝ちっぷりから世代屈指の能力は示した。

 しかし前走は7頭立ての少頭数の競馬で、多頭数となる今回は揉まれる点がどうか試金石の一戦となるだろう。

 それでも京都2歳S2着のトップナイフを子供扱いしたように、あっさり勝つシーンまで想像できる。

 頭まであると評価し馬券を組み立てたい。

 

 

 

フェイト(牡2)坂井瑠星(55.0)

【短評】新馬戦を完勝した時にはおっと思わせる本馬であったが、前走の東スポ杯2歳Sでは5着に敗れた。

 休明けの分もあったかもしれないが、スタートから直線に向くまでもスムーズでほぼ完璧。

 この内容でドュラエレーデを交わさない、ガストリック、ハーツコンチェルトには差されるでは少し厳しい。

 新馬戦の内容から中山の方が合うとも思えないし、ここでは思い切って静観が妥当か。

 

 

 

ボーンイングランデ(牡2)斎藤新(55.0)

【短評】福島の新馬戦を勝ち上がりここへ駒を進めた本馬。

 中団後方を追走していたが向正面で一気に捲り3角手前でハナに立つ。直線ではそのまま後続を振り切り完勝。

 ジョッキーの好判断がものをいうレースとなった。

恐らく普通に走ったら今回の相手には歯が立たないだろう。新馬戦のメンバーレベルどうこうよりも本馬の場合は父がサトノクラウンというところに注目したい。当日、もし雨が降るようならサトノクラウンの血が騒ぐはず。正直この点以外に買い要素は無い。

 

 

 

ミッキーカプチーノ(牡2)戸崎圭太(55.0)

【短評】前走の葉牡丹賞でデビューからの連勝を決めた本馬。

 戸崎騎手の完璧なエスコートもあったが、それにしても強い内容。恐らく1番人気だろう。

 新馬戦では京都2歳Sの覇者グリューネグリーンを寄せ付けず、素質馬フリームファクシを差し切った。

 今回と同じ中山2000mの舞台をフルゲートで経験してるのも大きな強み。

 買い要素しか無く本命候補でいいし、馬券内を外す事は考えづらい。

 

 

 

モンドプリューム(牡2)横山和生(55.0)

【短評】前走、1勝クラスを勝ち上がり6戦2勝とした本馬。

 デビューからの3戦は芝のレースに出走したが結果が出す、ダートに替えてから1着→2着→1着と適性を見せている。

 父サトノダイヤモンドなら芝適性の方が強そうだが、母父のシニスターミニスターが強く出ているのか。

 今後どうなるかはわからないが、今の成績だけ見たら完全にダート馬。流石に買いにくい。

 

 

 

 

 第39回ホープフルS(GⅠ)は12/28(水)に中山競馬場(芝2000m)で行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。