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《ノルマンディーOC》2次募集!募集馬検討!

ノルマンディーオーナーズクラブで2021年度1歳馬(2020年産)の2次募集が始まります。

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 ノルマンディーオーナーズクラブの1歳馬(2020年産)の2次募集ラインナップが発表されています。先行募集の期間は年明けの2022年1月6日〜1月18日13時までです。検討する期間が長いなという印象です。毎年2次募集ってラインナップ発表されてから受付開始までこんなに時間ありましたっけ?

 まぁ時間が無いよりあった方が良いですし、私の加入している他クラブでの出資は終わっていますのでゆっくり考えましょうといった感じです。

 しかし、ノルマンディーの2次募集に関しては随分前から予習をしていました。セールでの購入馬と岡田スタッド産の馬を精査して、2次募集に出てくる可能性のある馬を血統面を中心に既に予習済みでした。

 その中で、私が出資を検討したい馬が実際にラインナップされたのは下記の4頭です。

 

 

34.ユメノキズナの20

父マインドユアビスケッツ 栗東:羽月友彦

募集額1360万円 一口価格34000円

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38.クロエチャンの20

父ドレフォン 美浦:林徹

募集額1560万円 一口価格39000円

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40.ストゥデンテッサの20

父リーチザクラウン 美浦:和田勇介

募集額1040万円 一口価格26000円
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41.ナンヨーユナの20

父エピファネイア 美浦:小島茂之

募集額1200万円 一口価格30000円

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 ちなみに今年の1次募集は検討はしたものの、結局1頭も申込みをせずスルーさせていただきました。ですのでブログで記事にもしていません。個人的には大好きなノルマンディーオーナーズクラブですが、他クラブの募集馬との検討が被ったり、予算の問題もあったりと色々重なりまして泣く泣くのスルーでした。

 2021年の中央競馬が終わった現時点で私のノルマンディーでの出資馬は何と69連敗中。2019年4月のボーイズオブサマーの未勝利戦以来勝っていません。そんな状況のクラブですが私はこのクラブが大好きです。ポンポン勝てる馬がいる他クラブを見ていると『隣の芝生は青い』と思ってしまいますが、『他所は他所、うちはうち』という感じです。

 ノルマンディーで出資した馬で勝つ。この達成感は他クラブとは比較にならないくらい嬉しいものです。

 現2歳馬のリオンラファールルワンジュが良いレース内容で好走しており、まもなくこの連敗記録はストップしてくれると期待しています。

 しかし現状、ノルマンディーでの現役出資馬は全てが牡馬。牝馬が1頭もいません。

 私が一口馬主をやっていて1番の醍醐味と思っているのが出資馬の仔への出資です。出資馬が牡馬ですと種牡馬にならない限り、仔に出資はできません。これは非常に難しく相当運が良くないと難しいです。ですが、牝馬なら仔に出資できます。大体の牝馬が引退後繁殖牝馬となり、毎年のように仔を産みます。問題はその仔が自分の入会しているクラブで募集されるかどうかです。

 基本的にはセールに出されたり、庭先取引されて各クラブや個人馬主の元に渡っていきます。しかし、ノルマンディーは母体に岡田スタッドがありますので引退後岡田スタッドで繁養されればノルマンディーで募集される可能性が高いです。

 また、ノルマンディーでは母馬優先出資権がありますので、母馬に出資していた会員は1口のみ仔を優先的に出資できます。

 

 このシステムを活用せずにはいられません。他クラブ以上に牝馬へは積極的に出資を検討していきたいです。以前にはノルマンディーで牝馬に出資もしていましたが、やはり成績がいまいちな馬や血統がいまいちな馬はいくらノルマンディーの馬でも売られていってしまいます。引退後、岡田スタッドに繁養される為には、成績を残すことや血統が良いことが条件となりますが、1番はやはり好成績を残すことですね。

 血統は配合の観点からも、牧場側の判断になりますが、好成績を残せばまず間違いなく岡田スタッドで繁養されるでしょう。ですので結局は走る馬を選ばなければなりません。

 長々と書きましたが、結局は走りそうな牝馬を選べばいいということです。当たり前のことです。

 

 以上のことから今回は牡馬よりも牝馬を優先したいと思い検討しました。

 そろそろ結論といきましょう。

 上記で挙げた候補馬4頭の中から私が選んだのはこの馬です。

 

40.ストゥデンテッサの20

父リーチザクラウン 美浦:和田勇介

募集額1040万円 一口価格26000円

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 そうです。ストゥデンテッサの20です。

 

 まず母のストゥデンテッサはアルゼンチンのGⅠ馬で、ノーザンファームが購入してきた期待馬でした。初仔となる2012年産の父はキングカメハメハ、翌年の2013年産は父ディープインパクトです。種牡馬の質からしても母として期待されていたのが伺い知れます。その後もマンハッタンカフェ、ゴールドアリュール、ジャスタウェイ、ハーツクライ、イスラボニータと一流の種牡馬ばかりを付けてきました。

 しかし、期待とは裏腹に仔は成績を残すことができませんでした。産駒7頭中デビュー済みが6頭、その内勝ち上がりが2頭。2勝した馬が1頭だけです。

 はっきり言って期待はずれ。1つ上のイスラボニータ産を最後にノーザンファームの手から離れ、岡田スタッドにて繁養されています。そして岡田スタッドにて最初に産まれた産駒がこのストゥデンテッサの20です。

 確かに兄姉は成績を残していません。そして本馬の父はリーチザクラウンということで、今までとはガクンと種牡馬の質は落ちます。ここまで種牡馬の質が落ちたら兄姉の実績からも走る可能性は低いと思われます。

 ただ、兄姉が走らなかったら弟妹は絶対に走らないと言えますか?という事です。むしろほとんどの走る馬の兄姉は走っていません。兄姉の実績も大事ではありますが絶対ではありません。

 そして父リーチザクラウンはディープインパクトやキングカメハメハと比べたら正直地味に映ります。そりゃそうです。GⅠ未勝利馬ですしね。産駒も走ってないですし。ただ、リーチザクラウンという馬の現役を見ていた方なら分かると思いますが、クラシックシーズンはトップクラスの評価を得ていた馬です。ですが、実際には結果は残せませんでした。ダービー2着は充分凄いですがね。

 なぜクラシックシーズンでリーチザクラウンの評価が高かったか?なぜ未だに種牡馬として生き残っているのか?それは血統が素晴らしいからだと私は思っています。

 リーチザクラウンの祖母クラシッククラウンはアメリカで活躍した名牝です。この牝系に期待する声が大きかったのです。

 しかしリーチザクラウンはここまでこれといった産駒を残せていません。現役時代GⅠを勝てなかった馬です。良質な繁殖が集まるわけがありません。それがこの20年産の母はアルゼンチンのGⅠ馬ストゥデンテッサです。母の仔は結果が出ていないとはいえ、ノーザンファームが導入した期待馬で、いつ走る馬が産まれても不思議はありません。

 そしてリーチザクラウンの父スペシャルウィーク母父として好成績を残しています。シーザリオやブエナビスタといった名牝はスペシャルウィークの仔で母としても素晴らしいです。それを考えると本馬も好成績を上げ、尚且つ繁殖としても一流になる可能性を充分秘めていると思います。

 価格も1口26000円とお手頃ですし、動画で確認した動きにも好感が持てます。人それぞれ意見はあると思いますが、私はこの馬の可能性に賭けてみたくなりました。

 

 受付開始までまだ時間はありますが、ノルマンディーオーナーズクラブでの2020年産はこのストゥデンテッサの20で勝負したいと思います。

 

以下近況

2021/12/29(ノルマンディーファーム)馬体重:463
現在は夜間放牧と並行して馬場1周と坂路1本(上限25秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「すでに馴致はクリアしており、正しいハミ受けを教育しながら真っすぐに走らせることを心掛けています。手先が軽い点に好感が持てますし、トレーニングを継続しながらトモを上手く使えるようになれば、もっと推進力が出てくるでしょう。生産馬になりますが、母の仔を手掛けるのは本馬が初めてなので、念のため最初のうちはテンションなども見ながら徐々に進めていきます」と話していました。

 

※ノルマンディーオーナーズクラブ様よりクラブ公式HP等からの画像、動画、情報文の引用許可を得て掲載しております。

https://www.normandyoc.com/sp/