黒鹿毛桜Blog

一口馬主&消去法データ馬券

【一口馬主】2021年振り返り!シルクホースクラブ!ノルマンディーオーナーズクラブ!広尾サラブレッド倶楽部!インゼルサラブレッドクラブ!

f:id:gourmetfrontier:20211230075944j:image

 早いもので2021年も間もなく終わろうとしています。今年で11年目を迎えました一口馬主という趣味。また今年も色々な感動ドラマがありました。

 同じ趣味を持つ皆様は今年1年どうでしたか?GⅠに出走したり、初めて勝ち上がったりなどなど自分の出資馬を見つめ直すいい時期なので、ふと思い返してみてください。

 同じクラブで同じ馬に出資している方や、出資していなくても応援している馬や、これから一口馬主を始めようと思ってる方に読んでもらえたら光栄です。

【シルクホースクラブ】

f:id:gourmetfrontier:20211230075621j:image

 まず私の今年1番の思い出と言ったら、やはりディアンドルヴィクトリアマイル4着の激走です。

f:id:gourmetfrontier:20211230101829j:image

このレース当日は指定席の販売が抽選ではなく先着順ということもあって、発売と同時に申込みをし現地で観戦できることができました。断然人気のグランアレグリアという強敵がいましたが、最後の直線では粘るどころか最後の最後まで脚を伸ばし4着で入線。惜しくもディアンドル絡みの馬券は的中できませんでしたが物凄く興奮したのを今でも忘れられません。

 そのディアンドルはヴィクトリアマイルの前走、新潟競馬場で行われた福島牝馬Sでは葵S以来の重賞勝利を成し遂げました。

f:id:gourmetfrontier:20211230101850j:image

近走の不振から人気は無かったのですが、直線での粘り&差し返し。この馬の勝負根性に感動しました。来年の3月までで引退が決まっているディアンドルは年明け早々、京都金杯に出走予定です。もしかしたら次走が引退レースとなってしまうかもしれません。初の重賞勝利を味合わせてくれた思い出深い馬ですので、一先ず無事に走り終えて、来年はお母さんとして新たな馬生を歩んで欲しいと思います。

 

 同じシルクホースクラブでは今年デビューしたサマーハの19ことラスールがデビュー勝ちしました。

f:id:gourmetfrontier:20211230102032j:image

好位追走から直線で楽々と抜け出し、後続を引き離す圧勝。こちらは1/9のシンザン記念に出走予定で、ここが試金石となりそうです。ここでも好走すれば桜花賞への出走も可能になりますし、もしかしたら私の初のクラシック出走になるかもしれません。新馬戦のレース内容も確かに強かったのですが、なんと言っても鞍上のルメール騎手のレース後コメントが激熱過ぎました。『第2のグランアレグリアです』とのコメント。凄い馬の名前を出してきました。多少のリップサービスがあったとは言え、超一流の騎手がこんなコメントを言うのですからラスールへの期待は高まるばかりです。グランアレグリアのようにGⅠを何勝もできる馬になるかはわかりませんが、無事なら重賞の1つくらいは勝ってくれそうな感触です。ディアンドルが引退するので来年はこのラスールが私の出走馬でエースとなるでしょう。

 ディアンドルの1つ下の世代のソニックベガは昨年の6月以来丸1年ぶりにレースに復帰しました。昨年は勝ち上がりが遅く、春のクラシックには乗れませんでしたが、夏を順調に過ごせれば秋華賞に出走できるかなと思っていたところ、残念ながら長期休養を余儀なくされました。期待していた馬だっただけに復帰初戦から期待していましたがまさかの6着。その後も2着、6着、7着と振るわない状態です。レース内容的にも何かが足りない感じですし、この先もすぐに好走できるかはわかりませんが何かきっかけを見つけてほしいです。この馬は来年5歳なので現役は長くてもあと1年ちょっと。来年中に2勝を上げ重賞出走できたら嬉しいです。

 唯一の3歳世代はたったの2戦で引退してしまったベルエポック。ずっと前脚の状態が悪く順調にいきませんでした。血統的に非常に期待していた馬でしたので残念ですが仕方ありません。母として強い仔を産んでください。

 ラスール以外の2歳馬はあと2頭いて、デビュー済みなのがリンドラゴ。ここまで6着→4着とレース内容も良くなってますし早いうちに勝ち上がれそうです。逆にまだデビュー出来ていないレヴァンドフスキはこのままデビューすら危うい状態です。何せ脚が弱い。ちょっと前までウォーキングマシンをやってるようではこの先順調でも仕上がるにはまだまだ時間がかかりそうです。このままデビュー出来ないのは出資者として悔しいので来年の夏でもいいのでデビューさせてあげてください。

 シルクホースクラブの現役馬は以上ですが、来年以降デビューの1歳馬は2頭出資しました。父ロードカナロアのサンドクイーンの20と父アルマンゾルのヴィアフィレンツェの20です。もちろんどちらにも期待していますが、本当にこのクラブは出資するだけでも大激戦。出資できた馬が自分の愛馬となりますが、正直なところ私の本命は落選してしまいました。それでも来年はこの若駒2頭に期待するしかありません。どちらも頑張れ。

 シルクホースクラブは以上で終わります。エース級のディアンドルが間もなく引退となってしまいますが、新たなエース候補のラスールがどんな成績を収めていくのか今からワクワクが止まりません。

 

 

【ノルマンディーオーナーズクラブ】

f:id:gourmetfrontier:20211230075630j:image

 ノルマンディーオーナーズクラブは現在中央競馬69連敗中。今年も昨年に続き1勝もできませんでした。

 まず今年の年明け早々2頭の3歳馬が引退しました。ソングオブソフィアは重度の骨折、アルトヴォラーレは調教中の事故で安楽死。2頭とも期待していた馬だけに残念でなりません。ソングオブソフィアは繁殖としてこれから頑張ってほしいですが、亡くなったアルトヴォラーレは繁殖にすらあがれません。アルトヴォラーレのご冥福をお祈りします。

 残された3歳世代はアヴァンツァーレのみ。デビューは遅くなり3月デビューでした。中央で5戦走りましたが勝ち上がれず、門別競馬に移籍。門別では1勝を挙げ、その後大井競馬に移籍。大井初戦となったレースで地方競馬2勝目を挙げ中央競馬復帰となるところでしたが、まさかの屈腱炎。中央復帰は白紙となり、休養後大井で地方競馬3勝目を目指すようです。3勝目を挙げれれば、その後は中央に戻ってこれますので一刻も早く回復して復帰してほしいと思います。

 オメガパフュームを半兄に持つエクストラノートは中央未勝利後、川崎競馬に移籍していましたが3歳時に2勝できず今年も川崎で走っていました。時間はかかりましたが7月に見事3勝目を挙げ、中央競馬に戻ってこれています。ただ1勝クラスでは厚い壁にぶつかり、復帰後は6着→9着と振いません。偉大な兄と比べたら可哀想ですが、まだまだやれる馬だと思っていますし頑張ってほしいです。

 最年長の5歳馬ボーイズオブサマーはその名前とは裏腹に、相変わらず夏が苦手でほぼ半年間レースに出れない時期がありましたが、レースに出走しても全く惜しいレースは無く、正直そろそろ引退させて欲しいと思ってしまいます。自分が選んで出資した馬で、馬の今後のことを考えると軽はずみに引退しろとは言えませんが、出資者には少なからず経費がかかるのも事実です。時に馬は人間のエゴに振り回される事もあります。でもこれは仕方ないことです。このリアルも体感できるのが一口馬主という趣味です。

 不甲斐無い年長馬を尻目に2歳馬は期待が持てそうです。リオンラファールはデビュー戦1番人気に推された馬。まだ勝ち上がれていませんが東京コースが合っているので早ければ2月、遅くても5月頃には勝ち上がれるのではないでしょうか?同じく2歳馬のルワンジュは芝でデビューするも振るわずでしたが、ダートに転向してからはレース内容が良くなり、前走12/28のレースでは好スタートから好位追走、4角で先頭に並びかけあわや1着といったレース。結果的に3着でしたがこちらも近いうちに勝ち上がれそうです。

 ノルマンディーオーナーズクラブでは新たな1歳馬をまだ出資していませんが、2次募集以降検討していく予定です。

 ノルマンディーオーナーズクラブは以上で終わります。地方出戻りのエクストラノートがどこまでやれるか?アヴァンツァーレがいつ頃復帰できるのか?古馬勢は不振ですが明け3歳の2頭に期待しましょう。

 

 

【広尾サラブレッド倶楽部】

f:id:gourmetfrontier:20211230075639p:image

 広尾サラブレッド倶楽部は今年で2年目。初年度の出資馬達がデビューできる年でした。

 まずは見事勝ち上がったウィンダミア

f:id:gourmetfrontier:20211230102226j:image

昨年の追加募集で馬体に魅力を感じ出資した馬です。デビュー戦の7着は着順ほど悪くない内容でしたので期待していましたが、次走は8着。あれ?という感じでした。芝のレースはこの2戦のみでダートに転向。この決断がとなり初のダート戦を見事勝利。1勝クラスでも5着→2着と充分通用していますし勝ち上がりもできそうです。芝がからっきしダメとも思えないですし、いつかまた使って欲しいとは思いますが現状はダートの方が合っているのでしょう。年明け早めにオープン入りできればアーリントンCNZTを使ってみても面白いと思います。ウィンダミアには期待できますね。

 もう1頭デビュー済みなのがサクソフォン。こちらは初仔ということで体が全然増えません。飼い葉は食べてるようですが身にならないようです。ここまでの成績も12着→14着と全くダメダメ。まだまだ時間のかかりそうな馬なので完成は古馬になってからだと思いますが、それ以前に期間内に勝ち上がれるのかが一番の問題です。

 デビュー前の馬は2頭。アンダーレはダノンレジェンド産駒なのでダートでしょうね。中舘先生に預けられているので期待しています。何とか勝ち上がりお願いします。そしてもう1頭が期待馬アンジアン。一口初のキンカメ産駒。藤原英昭厩舎。募集額5000万円の高額馬。この馬が走らないと出資者はガッカリしますよ。年末に再入厩しましたのでデビューは近そうです。いきなり勝つことは難しいかもしれませんが、先を見据える上で期待できるレース内容をお願いします。

 来年以降デビュー組の1歳馬は3頭います。父モーリスのステラリードの20、父ドレフォンのレトロクラシックの20、こちらはサクソフォンの半弟です。あと父マジェスティックウォリアーのエンパイアブルーの20。どの馬にも大きな期待をしています。そして当歳馬も1頭出資済みです。父ガンランナーのステラエージェントの21。こちらは再来年以降のデビューです。

 広尾サラブレッド倶楽部は以上で終わります。広尾サラブレッド倶楽部はまだ1世代がデビューしたばかりなのでこれからですが、来年以降も期待馬がいますし非常に期待できるクラブではないでしょうか?

 

 

【インゼルサラブレッドクラブ】

f:id:gourmetfrontier:20211230075648j:image

 キーファーズ代表の松島氏の娘さん松島悠衣さんが代表を務める新規クラブが立ち上がりました。近年海外遠征が積極的な日本の競馬ですが、特に欧州では結果が出にくい傾向があります。馬場の違いや血統的に向いていない馬が多いのでしょう。しかし、このインゼルサラブレッドクラブやキーファーズは常に世界を見据えています。募集馬は欧州に合うような血統の馬も多いですし、海外種牡馬の産駒も多いです。その中で私が出資したのがクールモアスタッド生産サクソンウォリアー産駒、オワセイフの20です。クールモアスタッドはアイルランドにある世界最高峰の生産牧場です。そして父のサクソンウォリアーはディープインパクトの仔で英2000ギニーを勝ったクラシック馬です。こんな夢のある馬に出資できるのはインゼルサラブレッドクラブならでは。非常に楽しみですし期待しています。

 ただ、初年度から会員が集まり過ぎているので来年以降どのような運営をしていくのかが少し不安です。バイヤー系のクラブなので募集馬の数を多く揃えるのは難しいでしょう。既存会員も多くいますし、来年以降新規の会員も獲得したいでしょう。初年度からそうでしたが、出資したい馬に出資できない状況になるでしょうね。来年の募集は秋頃でしょうか?それまでに施策を熟考してほしいです。今は人気クラブでも来年の募集時に会員から不平不満が出ないことを願っています。

 

 以上で2021年の振り返りを終わります。どのクラブも来年以降楽しみではありますが、やはりシルクホースクラブのラスールですよね。初のクラシック出走GⅠ制覇も夢ではありません。

 ノルマンディーオーナーズクラブは69連敗中の連敗をリオンラファールルワンジュがストップしてくれるでしょう。

 広尾サラブレッド倶楽部はアンジアンの可能性とウィンダミアがどこまでいけるか。ステラリードの20にも期待です。

 インゼルサラブレッドクラブはオワセイフの20しかいませんが父サクソンウォリアー産駒の走りに期待です。

 

 

 来年で一口馬主12年目を迎えます。また新たな気持ちで愛馬達と向き合いたいと思っております。新たにデビューする2歳馬がどんなデビュー戦を飾るのか楽しみですし、また新たな1歳馬との出会いもあります。毎年毎年楽しみで、私の人生を潤してくれています。

 私の一口馬主ライフを支えてくれているクラブや生産牧場、厩舎関係者やジョッキーの皆様。競馬に関わる全ての人にこの場を借りて感謝申し上げます。