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【ネオヴィクトリアの20】シルクホースクラブ出資候補馬⑩ 2021年

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ネオヴィクトリアの20 父サトノクラウン

募集額2200万円 一口価格44000円 大久保龍志

 こちらもオーロラエンブレムの20同様、今まで一度も触れてこなかった馬です。母ネオヴィクトリアの父はディープインパクトで本馬の父はサトノクラウンです。オーロラエンブレムの20とほとんど同じ配合ですので、父サトノクラウンの魅力はオーロラエンブレムの20のコメントを読んでいただけたら幸いです。こちらでは割愛し、母のお話をします。本馬は母ネオヴィクトリアの10歳時の仔で3番仔になります。兄姉は2頭いますがデビューは初仔のグランデモナルカのみで父はロードカナロアです。グランデモナルカは3歳の6月に6戦目でようやく勝ち上がったばかりですし、勝ち上がりがダートということでそこまで強調できる材料はありません。まだデビュー前の半姉ナウヴィクトリアの父はリーチザクラウンです。サンデーの3×3ですので、こちらも強調できる材料は少ないです。やはりサンデーの血を濃く持つ牝馬には非サンデーの種牡馬の方がベターですので、初仔のグランデモナルカのようにロードカナロアを付けるのがベストと言えるでしょう。現在非サンデー系種牡馬で有力とされているリーディング上位種牡馬は、ロードカナロア、ルーラーシップ、キングカメハメハ、クロフネ、エイシンフラッシュで外国馬ではハービンジャー、バゴ、ノヴェリスト、ドレフォンといったところでしょうか?キングカメハメハとクロフネは既に種牡馬としての役割を終えていますし、バゴは高齢馬ですので、キングカメハメハ系のロードカナロアとルーラーシップの天下が続くでしょう。しかし上記種牡馬で日本のクラシックを制したのはエイシンフラッシュのみで、本馬の父サトノクラウンが割って入っても全く不思議ではありません。むしろポテンシャルでは、ずば抜ける可能性すら秘めています。結局サトノクラウンの話になってしまいましたので母の話に戻します。上記の通り母ネオヴィクトリアからは勝ち上がり馬こそ出てはいるもののまだ未知数の部分が多いです。しかし母の牝系を見ていくと本馬の曽祖母にマリスターⅡの名があります。マリスターⅡはベッラレイアの母です。ですので本馬の祖母ピンクリップスはベッラレイアの半姉になります。曽祖母マリスターⅡ、祖母ピンクリップス、母ネオヴィクトリアと親仔3代に渡りノーザンファームで管理されています。ネオヴィクトリアの初仔のグランデモナルカはサンデーレーシングで4000万円で募集されたほどの期待馬です。改めてファミリーを見てみるとノーザンファームの縁の血統ですので、相当期待されているのが分かります。そして最も気になるのが募集額です。血統的にははっきり言ってオーロラエンブレムの20の方に魅力を感じているのですが、こちらはオーロラエンブレムの20より200万円高い2200万円での募集です。父サトノクラウン×母父ディープインパクトとほとんど同じ血統の牡馬に200万円の差があるのです。勝手な個人的な見解として書きますが、2200万円という募集額は2000万円に200万プラスアルファしたような金額です。もしオーロラエンブレムの20の出来が悪いとか、初仔だからとかオーロラエンブレムの20のマイナス面を募集額に反映させるのであれば、1800万円で募集してネオヴィクトリアの20を2000万円で募集するのではないでしょうか?オーロラエンブレムの20はネオヴィクトリアの20より【下】ではなく、単純にオーロラエンブレムの20よりネオヴィクトリアの20の方が【上】という評価だと思っています。もしそうだとしても私はオーロラエンブレムの20の方に魅力を感じていますが、もちろん無視することはできません。父サトノクラウン×母父ディープインパクトは今後トレンドとなる配合で非常に期待していますので、こちらも最終候補まで残したいと思います。