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《広尾サラブレッド倶楽部&シルクホースクラブ》2021年度 募集馬検討(番外編)

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 7/21(水)広尾サラブレッド倶楽部で始まった2022年2歳馬募集。私は第一希望のレトロクラシックの20に無事出資できました。

 しかし、第二希望のクエストフォーワンダーの20を計算違いで出資することができませんでした。その計算違いというのは、想像以上の売行きで、出資するタイミングを逃したということです。

 その原因というのが、もう一つのクラブ【シルクホースクラブ】の存在です。

 

 シルクの1歳馬募集は7/26〜8/6までの申込みで、その後抽選をし、8/13に確定するのです。私はシルクでの出資結果を待ってからクエストフォーワンダーの20への出資を予定していました。

 決してシルクの方が広尾より優先ということではありません。広尾も大事です。シルクの最大の欠点は、どの馬に出資できるか最後の最後までわからないのです。

 シルクの会員の方なら痛いほどわかると思いますが、募集の500口中300口が過去3年間の出資実績により優先的に出資者が決まります。じゃあ実績積めば出資し放題じゃないかと思いますが、その実績を積むことができないのです。

 当たり前ですが、実績を積むということは、出資をしなければなりません。先程からお伝えしているように、思い通りに出資ができないのですから実績は積めないのです。

 既に実績を積んでる方は今年も欲しい馬を好きなだけ出資できるので、また実績を積みます。私のような実績の無い会員が実績を積むには、欲しくもない残口の余ってる馬や、比較的出資しやすい馬にガンガン出資するしかありません。

 長い目で見て4年後に好きな馬を好きなだけ出資したければ、それもありでしょう。これさえクリアできれば毎年のように好きな馬に出資できます。

 しかし、せっかく積み上げた実績を落とすわけにもいかないので、毎年ある程度の口数に出資する必要があります。そうなると必要になるのはお金です。

 それは現実的ではありません。もちろん一口馬主というのはお金のかかる趣味です。しかしこの趣味に高額のお金を使える人は限られているでしょう。会員様には高所得者の方もいらっしゃいますが、私のように月々のお小遣い程度で楽しんでいる会員様もいらっしゃいます。

 ですので、高額のお金を必要とする、実績の積み上げは不可能なのです。ではどのようにして毎年出資馬を確保していくのか。

 シルクには抽選時優先馬(抽優馬)という制度があります。申込み口数が募集口数を上回った場合は抽選によって当落が決まります。要するに最優先申込みというやつです。

 どうしても欲しい馬にはこの制度を使って申し込めば当選の確率はあがります。まず500口中300口は実績の高い方に優先されます。新規の方や実績が少ない方は残りの200口の中で勝負をしなければなりません。

 近年のシルクでは、一次募集で申込みが500口に満たない馬は限りなく少ないです。基本的には満口になります。例えば200口の枠に400口の申込みがありました。ここに1口申し込んでるとしたら単純計算で当選の確率は50%です。感覚として50%というのは2人に1人当たるじゃんというよりは、運が良ければ当たるかなといった感じです。

 しかし、この400口の中に抽優申込みが100口あったら抽優で申し込んだ方は100%当選です。抽優を使えば抽優の申込みが200口を超えない限り無抽選で当選できるのです。

 なので、どうしても欲しい馬がいる方は抽優の申込みが200口以下の馬に抽優を使うことで、まず1頭確保できます。ただ、抽優は良いことばかりではありません。1頭は確保できますが、複数頭出資したい場合には不利に働くのです。

 先程と同じ例でお話ししますと、200口の枠に400口の申込みがあり、その内抽優申込みが100口です。抽優で申し込んだ方は当選なので、通常申込みした方の枠は残り100口しかありません。この100口を300口の申込みで争うわけですから当然確率は33%です。

 こうなるとまず当選は難しくなります。本当に運が良くないと無理です。あとこれは都市伝説ですが、新規の方は当選がしやすいという話もあります。これはあくまでも噂のレベルなので真相はわかりませんが、本当にそうだとしたら既存の会員様の当選確率は20%台でしょう。

 また、人気の募集馬には抽優の申込みが殺到します。500口以上の抽優申込みがある馬も少なくありません。そうなると通常申込みでは可能性が0になります。抽優使って、その中で更に抽選となります。

 こうなると抽優での当選も厳しくなり、最悪の場合は本年度出資馬0頭ということも考えられます。それはできるだけ避けたいのですが、それでも本当に出資したい馬に申込みたいという気持ちもありますし、非常に難しい選択になります。

 

 雑な説明で分かりにくくて申し訳ありませんが、これがシルクホースクラブの現状です。個人的には大好きなクラブであることには変わりません。

 しかし、出資できるのかできないのか、何頭出資できるのか、どの馬なら出資できるのか。不確定要素が多過ぎるのです。募集が始まってからの申込み口数の中間発表をみて色々考えながらの申込みになります。

 結果的に運良く抽選をくぐり抜け出資馬を確保できれば良いのですが、はっきり言ってそんなに甘くはありません。

 

 前置きが長くなってしまって申し訳ありませんが、ここからが本題です。シルクがこのような状態であることから、セカンドクラブを考える人も多いでしょう。

 予算的に厳しい方は魅力的な特典の多い、広尾サラブレッド倶楽部を選んでる方もいらっしゃると思います。私もその1人です。

 広尾サラブレッド倶楽部の紹介はここでは割愛しますが、非常に魅力的な部分が多いクラブです。私はこの広尾サラブレッド倶楽部で先日募集が開始されたレトロクラシックの20に出資しました。

 しかし出資候補馬であったもう1頭のクエストフォーワンダーの20が早々に満口となってしまい、シルクの結果を待たずして出資の機会を逃してしまいました。

 広尾にはキャンセル募集というシステムもあり、申し込んでおけば、キャンセルが出た時点で先着順に出資の機会が回ってきます。

 ただ、このキャンセル募集の最大のデメリットが、忘れた頃にやってくるという点です。この分の予算を常に用意しているわけではないので、金欠中に順番が回って来られても困るのです。

 これが少なからずストレスになるので私はキャンセル募集に申込みはしません。潔く諦めます。

 話を戻しますが、シルクは不確定要素が多く、結局どの馬に出資できるかわからないですし、何頭出資できるかもわかりません。総額いくらになるのかもわかりません。シルクで満足できない結果となった場合、広尾のクエストフォーワンダーの20に替わる募集馬を見つけなければなりません。

 そこで白羽の矢が立ったのがジアナズドリームの20です。

ジアナズドリームの20

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販売総額 3,800万円 総口数 2000口
一口価格 19,000円

牝 1歳 黒鹿毛
2020.01.06生 浦河産

父:ドゥラメンテ
母:ジアナズドリーム
(母の父:Twirling Candy)

栗東 四位洋文 厩舎予定

 

 本馬は父ドゥラメンテ×母父Twirling Candyの牝馬です。《広尾サラブレッド倶楽部2021年募集馬検討》の記事でジアナズドリームの20について検討しましたが、最大の難点は価格でした。馬体が華奢に見えることに関しては、今後成長してくれればいいです。しかし価格は変えられません。それ以外は非常に評価していた馬なので忘れる事はできませんでした。

 またシルクの募集馬にもドゥラメンテ産駒は数頭いて、その中でも最後まで出資馬候補として残っていたプラウドスペルの20と比較して考えてました。

 プラウドスペルの20は同じ牝馬でありながら、募集額は3000万円で、ジアナズドリームの20より安かったのです。ジアナズドリームの20はポイント還元があるのでお得感はありますが、単純な比較ではプラウドスペルの20の方が上でした。

 しかし、プラウドスペルの20は馬体や動きが好みではなく、出資馬候補からは外れてしまいましたので、改めてジアナズドリームの20に気持ちが戻ってきたということです。

 もちろん決して安くはない馬です。あくまでもシルクの結果次第にはなりますので、結果発表の8/13まで満口にならない事を祈っています。

 

 

 シルクの募集がいよいよ本日から始まります。私はすぐには申し込みません。ある程度状況を見てから申し込みたいと思います。

 次世代の愛馬に出会えるよう、会員の皆様の幸運を祈っております。

 

 

※広尾サラブレッドクラブ様よりクラブ公式HP等からの画像、動画、情報文の引用許可を得て掲載しております。

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