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スプリングステークス(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視!

スプリングS(GⅡ)

2022.3.20(日)中山競馬場 芝1800m

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《出走予定馬》

ソリタリオ(牡3)横山武史(56.0)

【短評】前走シンザン記念の2着馬。高評価はしていたが適正が全てと言ってもいい。

シンザン記念時の短評はこちら↓

シンザン記念(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 短評通り、左回りのマイルしか経験の無い本馬。目標はNHKマイルCかと思ったが、ここでスプリングSを使うという事は、結果次第では皐月賞を狙うのか?ただ初のコーナー4つの右回りで直線も短いレース。今までの経験から条件が違いすぎる。脚質的には合っていそうだが、メンバーレベル強化などの不安要素もあり積極的には買えない。

 

リューベック(牡3)未定(56.0)

【短評】前走の弥生賞では6着。果敢に逃げたが完敗だった。

弥生賞時の短評はこちら↓

弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 そこまで厳しいペースではなかったものの、あれで差されてしまうのであれば相手が強かったと言わざるを得ない。そしてなんと言っても不安なのが中1週で再びの遠征。陣営の思惑は一体何なのだろうか?常識的には出走しないだろうと思うが、もし出走してきても今回も相手は粒揃い。外差しが決まりやすくなってきている馬場も歓迎ではなく買い要素は無い。

 

アサヒ(牡3)田辺裕信(56.0)

【短評】前走の共同通信杯では5着。出遅れが全てだった。

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共同通信杯(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 賞金を加算できなかった事によりここを使う事になった。陣営の青写真とは違う流れになってしまったのは事実。ただ、本番前に中山を使えるのは大きなアドバンテージになる。上がりを使える馬だが中山も経験済みで問題ない。馬場が渋れば尚良いが、皐月出走へ向けて本気の権利取り。3着以内は外さないとみて再び軸で勝負したい。

 

アライバル(牡3)C.ルメール(56.0)

【短評】前走の京成杯では4着。短評の不安が的中した。

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京成杯(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 今回は前走よりも距離短縮でコースも2度目。前進が見込める。ここを使った後はマイルの方に行くかもしれないが、どちらにせよ現状の賞金では不安しかない。賞金加算するためにも3着ではなく2着以内を本気で取りに来るはずで、勝負の一戦。重い印は必須だ。

 

ドーブネ(牡3)武豊(56.0)

【短評】前走の朝日杯FSでは7着。位置取りが少し後方になってしまったが、最後はよく頑張って詰めてきた。ここまでの3戦は全てマイル以下を使ってきた為、距離延長はプラスとは言えない。ファルコンSを使ってNHKマイルCという選択もあっただろうが、旬なオーナーの馬だけにクラシックの夢が諦められない感じに映る。今回好走すれば皐月賞に行くのだろうが適正を考えればこの選択はミステイクと言わざるを得ない。父ディープインパクト×母ストームキャット系でクラシック血統とも言えるが、馬個体の適正はマイル以下。権利取りどころか掲示板さえ危うい。

 

 

ビーアストニッシド(牡3)岩田康誠(56.0)

【短評】前走の共同通信杯3着馬。評価は低かったが見事に好走した。

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 11頭立てと少頭数だった為、外めの8番枠からでもスッと単騎逃げが出来た。血統が血統だけに少し渋った馬場も味方したが、ダノンベルーガ、ジオグリフ相手に府中の1800mでこの競馬ができるなら今回評価しない訳にはいかないだろう。中山は初めてになるが阪神で走れているので問題ないと見ていい。レース当日は晴れそうだが、前日までは雨が降りそうで、馬場状態には細心の注意を払いたいが、当日も雨なら重い印を打っても面白い。ただ、そうでなくても馬券には絶対に必要だ。

 

サトノヘリオス(牡3)岩田望来(56.0)

【短評】前走のホープフルSでは13着。短評通りの結果だった。

ホープフルS時の短評はこちら↓

ホープフルS(GⅠ)2021年 出走予定馬短評! - 黒鹿毛桜Blog

 実際のところローテーションや相手関係が敗因の全てではないと思うが、それでも結果が全て。少し気負って走っていたように見えたが、直線に向くまでの内容は良かった。あれであそこから伸びないのは致命的。今回はそれ以来3ヶ月ぶりのレースで、どこまで成長しているかが鍵となる。このメンバー相手に勝負になる力を付けていたとしたら、もちろん買いたいのだが、それはレースが終わるまではわからない。その可能性にかけるにはリスクが大きく、来たら来たで諦めるつもりで切るのが無難な選択だろう。

 

トーセンヴァンノ(牡3)未定(56.0)

【短評】前々走のきさらぎ賞は7着で、前走はすみれS6着。年が明けてから既に4戦を消化。疲れも溜まっているだろう。

きさらぎ賞時の短評はこちら↓

きさらぎ賞(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 ただ、ローテーションがキツいとかそんな理由ではなく、単純に足りていない。クラシックを狙う馬が何頭も揃う一戦にガムシャラにレースに出続けている馬が敵うわけがない。自信を持って消していいだろう。

 

アルナシーム(牡3)福永祐一(56.0)

【短評】前走のつばき賞では2着。本馬の1番の課題は折り合いに尽きる。朝日杯FSでは出遅れたとはいえスムーズに走れていた。上位馬との差は否めないが本領を発揮するにはマイル以下の方がベター。父モーリス×母父ディープインパクトで祖母はドバイマジェスティという血統で、明らかにスピードに特化した配合。スローの中距離で掛かるのは当然のこと。今回はトライアルという事で各馬が構える分スローになりやすく、折り合えなければ自滅も充分ある。しかし、能力だけで何とかなってしまう可能性もあるし、福永祐一騎手が継続騎乗なのは心強いが、今後の事を考えて早めにマイル路線に切り替えた方が良い。馬券は押さえまでが妥当。

 

エンギダルマ(牡3)丸山元気(56.0)

【短評】桜花賞馬アユサンの仔。3戦目となる前走の未勝利戦を勝ち上がってのトライアル挑戦。父はルーラーシップで血統的に距離は問題なく、中山は勝ち鞍のレースも含めて2度経験があるので問題ない。スタートも良くレースセンスもある。前走は休明けで大幅に馬体重を増やしていた分、今回は上積みも充分見込める。条件的にはベストだ。あとは相手関係だけ。ただ前走の内容は少し不満で、休明けとはいえ最後は後続と同じ脚色になってしまい突き放せなかった。ラップもタイムも平凡でメンバーレベルも低い。実績や内容的には全く推せないといった評価だが、大物感のある血統馬だけに少しだけ押さえておこうと思う。

 

 

オウケンボルト(牡3)M.デムーロ(56.0)

【短評】前走の水仙賞では2着。9頭立てと少頭数ではあったが、完全な勝ちパターンの内容。抜け出すのが少し早かったのが悔やまれるが負けて強しとも言える。ここまで5戦全てで2000m前後の中距離戦を使ってきている点からも今回の距離は問題ないし、その内4戦は中山でのもの。今回の条件が合わないわけがない。父フェノーメノ×母父オーケンブルースリで母母父はバゴ、母母母はランフォザドリーム。地味な血統背景の中に良質な牝系や欧州の名血が揃う配合。正直ダービーで走る血統とは言えないが、皐月賞なら一発あっても不思議ではない。今回は賞金的にも全力での権利取りが必要で、鞍上のミルコも4戦目のタッグ。タフな馬場になれば尚良いが、ここで買わずにいつ買うのと言っても過言では無い。重めの印で勝負したい。

 

グランドライン(牡3)三浦皇成(56.0)

【短評】前走のホープフルSでは9着。低評価の割には走ったといった印象だった。

ホープフルS時の短評はこちら↓

ホープフルS(GⅠ)2021年 出走予定馬短評! - 黒鹿毛桜Blog

 それでも内容は完璧だったにも関わらず、上位との差は歴然。G Iレベルでは一枚落ちることは否めない。それでもボーンディスウェイやラーグルフと差の無い競馬をしてきた馬。今回はGⅠではないがメンバーはそこそこ揃っているものの、中山も得意だし、展開一つで馬券になっても不思議ではない。脚質的にもバッサリ切るには少し怖く、押さえておいだ方が安心だ。

 

サノラキ(牡3)未定(56.0)

【短評】前走の3戦目で勝ち上がり。デビューから3戦全てダートを使ってきた本馬。今回が初の芝挑戦となる。それだけで全く買いたくないが、血統は父ゴールドシップ×母父キングヘイローなので芝で走れても全く不思議ではない。ただ、前脚を掻き込んで走るピッチ走法なので、現状はダートの方が合っているのだろう。大雨でも降ってズブズブの馬場になれば可能性も少し見えてくるが、明らかにスピード不足で馬券は全く買えない。

 

ディオ(牡3)戸崎圭太(56.0)

【短評】前走の4戦目で勝ち上がり。デビューから全てマイル戦を使ってきているので今回は距離延長が鍵となる。正直やってみないと分からないが、前走を見た感じでは折り合えそうな感じに見えるし、何より抜け出してからゴール板を過ぎるまでの走りの勢いに物凄く魅力を感じる。父リオンディーズ×母母父ストームキャットは好配合で条件的にも合う。まだ未勝利を勝ったばかりの馬なので過度な信用はできないが、それでも馬券には必要と感じた。もちろん軸とはいかないが、他馬との比較でどの印を打つか考えたいと思う。

 

ニシノスーベニア(牡3)未定(56.0)

【短評】ダートの短距離で勝ち上がり、前走の1勝クラスの芝のマイルでは5着。ファルコンSやFウォーク賞にも登録しているので適正的にもこちらに出てくる可能性は低い。父ハービンジャー×母父アグネスタキオンで血統的には物凄く合いそうだが、今までの戦績から全く買えないと言っていい。

 

 

 

 第71回スプリングステークス(GⅡ)は3/20(日)に中山競馬場(芝1800m)で行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。

 

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