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シンザン記念(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視!

シンザン記念(GⅢ)

2022.1.9(日)

中京競馬場 芝1600m

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《出走予定馬》

アールチャレンジ(牡3)団野大成(56)

【短評】今回と同条件の前走、野路菊Sでは惨敗。毎回ゲートをそろっと出るので、必ず後方からの競馬になる本馬。勝ち上がった未勝利戦を見る限り、現状はスピード不足なので雨の力が必要か。小回りの中距離で展開向けばと言った感じ。無印でいいだろう。

 

ウナギノボリ(牡3)吉田隼人(56)

【短評】前走のこうやまき賞は今回と同条件。スタートで大出遅れしたが、上がり1位の追い込みで2着。決して展開が向いたわけでもないので、着差を考えると出遅れてなかったら勝っていただろう。ただ本当にゲートが悪い。毎回大分出遅れる。デイリー杯では出遅れなくても上位との差はあった印象だが、サウジアラビアRCでは頑張った。今回出遅れても中京のマイル戦なら必ず差してくるはず。馬券には必要だ。

 

ワキタレブリー(牡3)松山弘平(56)

【短評】デイリー杯2歳Sの3着馬。このレースをどう評価するか。もちろん勝ったセリフォスは強いし、タイム差無しの2着馬ソネットフレーズも強い。カワキタレブリー自身は後方からのレースを進めるも、ラチ沿いを周ってきて直線では最内から伸びてきた。この日はどちらかと言えば、外差し馬場の傾向が強く、決して最内から差してくる展開は有利ではなかった。逃げて4着だったプルパレイも直線では外に進路を変えたほど。前走以前の4戦は低評価だが、このデイリー杯だけで評価を上げて良いと思うし馬券では必ず必要だ。

 

ショウナンアメリア(牝3)池添謙一(54)

【短評】4戦目で未勝利戦を勝っての参戦。2着→2着→9着→1着で大きく負けた2走前は直線で内の馬に何度も寄られての不利が痛かった。着順ほど負けてはいない。2度の2着も勝ち馬との差は無く勝ち上がりに4走かかったのは運が悪かった。ただ前走はメンバーに恵まれたことは確か。勝って当然のレース。昇級戦では相手関係次第だが、今回は厳しい。自己条件からコツコツか。

 

シーズザデイ(牡3)鮫島克駿(56)

【短評】つい先日の12/26にデビュー勝ち。中1週になるので出走してくるかはわからないが、新馬戦の内容からはいきなり通用するとは思えない。1400mを大外枠から逃げて、そのまま押し切ってるが、ミドルペースの逃げで、展開的に辛くはないはずだが最後の坂でバテた。1ハロン延長で同じレースができるとは思えない。

 

 

ジャカランダ(牡3)幸英明(56)

【短評】ダートの新馬戦を勝ち上がり、その後3戦は凡走。芝も2度試した。前走を見る感じ、ゆったり走る馬なので1400mは明らかに距離不足だろうが、マイルでも短い。広いコースの中距離がベスト。血統的にも父キズナ×母父エンパイアメーカーなのでパワー型。適正は東京ダート2100mと見る。

 

ジャスティンヴェル(牡3)西村淳也(56)

【短評】新馬戦は1200mのレースをスタートから出していって会心の逃げ切り勝ち。次走ききょうSでは一転中団待機。上がり最速で2着を確保。レース内容に幅が出たのは良かったが、勝ち馬ドーブネ以外は大したメンバーはおらず、休明けの前走万両賞では良いところなく惨敗のシンガリ負け。距離は持っていいが重賞では部が悪い。

 

セルバーグ(牡3)和田竜二(56)

【短評】阪神マイルの新馬戦は好位追走から直線楽に内から抜け出して快勝も全てが上手くいった感じ。メンバーレベルも決して高くない。前走京王杯2歳Sでは好スタートから好位に付け、理想的な競馬だったが、上位入選馬とは明らかに差を感じた一戦。スタートセンスや脚質など展開面では一目置けるが単純に力不足なのは否めない。

 

ソリタリオ(牡3)C.デムーロ(56)

【短評】デビューから2戦は勝ちパターンで2着に負けた。勝った馬が一枚上だった。3戦目はメンバーレベルが低く当然の勝利。前走のこうやまき賞ではウナギノボリに最後詰め寄られたが、前にいた分何とか退けて勝利。連勝を飾った。ここまで4戦全て左回りのマイル戦でスタートも良く、前目につけて安定の走り。血統的魅力も充分で馬券には必要だが、軸にできるほどのインパクトには欠ける。

 

デルマグレムリン(牡3)武豊(56)

【短評】ここまで阪神のマイル戦を2戦。デビュー戦は6着。2戦目で勝ち上がった。2戦共、ゲートの出が悪く後方からの競馬で末脚勝負といったレース内容。前走はレース上がり36.2を1秒上回る35.2の上がりで大外からごぼう抜き。しかしスローペースのヨーイドンといった瞬発力勝負ではなく、タフなレース展開で持久力戦。展開に助けられたし、ハナ差差し切った2着のディオの方が強い内容だった。父ディーマジェスティで母は米国型で血統的にもタフな条件歓迎の口。今回は相手強化で条件も合わなそうだ。

 

 

ビーアストニッシド(牡3)岩田康誠(56)

【短評】前走の京都2歳Sでは逃げて、有力馬フィデルを抑えて2着と好走。勝ち馬ジャスティンロックも今後期待される馬で着差を考えれば、こちらも評価しなければならない。しかし、展開に恵まれた感は否めない。前走以外の2戦はマイルを使っているが、今回は距離短縮になる分がどうか。父アメリカンペイトリオットは芝ダート兼用で芝ではマイルくらいがベストとは言えるが、前走の内容からここでは押さえまでが妥当か。

 

マテンロウオリオン(牡3)横山典弘(56)

【短評】前走は未勝利の身分で万両賞を快勝。出遅れて最後方ポツンの競馬から上がり最速で差し切った。展開の利も少しはあったが、それにしても強い競馬。父ダイワメジャーでも祖母はレディパステルなら生粋の短距離馬ではない。マイルはもちろん良いが、2000mくらいまでならなんとかなりそうな血統。ただ唯一の不安がローテーション。デビュー戦から中1週、中1週のローテで重賞は流石にキツいので体調面は気にする必要がある。それでも重めの印は必要か。

 

ラスール(牝3)C.ルメール(54)

【短評】私の出資馬の中でも思い入れが断トツの本馬。完全に私情込みの評価になることをお許しください。この馬の場合は何と言っても新馬戦の勝ちっぷりとルメールのレース後コメント。そしてノーザンFの期待の高さ。出資を決めた約1年半前は胴長でスラッとした馬体の印象と血統から適正は中距離くらいかなと思っていたが、マイル戦でデビューしてスピードも示してくれた。1戦1勝で今回が試金石の一戦になることは間違いないが、ガッカリするようなレースにはならない。本命級の評価で大丈夫。

 

レッドベルアーム(牡3)川田将雅(56)

【短評】前走の東スポ杯は現地に行っていたので本馬を生で見た。一目瞭然のマイラー体型。兄姉4頭は父ディープインパクトマイラーだったが、本馬は父がハーツクライに替わったので距離の融通は効くかと思ったがやはりマイルがベストだろう。新馬戦は強いの一言だったし、福永の評価も高い。距離短縮で改めて見直すべきだし、ラスールの最大のライバルであることは間違いない。

 

※モズゴールドバレルはフェアリーSに出走予定だった為、記載しておりません。

 

第56回シンザン記念(GⅢ)中京競馬場(芝1600m)は1/9(日)に行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。