シルクホースクラブ2022年度募集馬検討②
前回、6/30の記事で出資候補馬27頭を挙げましたが、募集価格で折り合いが付かず、泣く泣く諦めざるを得ない馬を候補馬から外していきます。毎年そうですが、募集価格で諦めなきゃいけないのって辛いですよね。もうこればかりは自分の財力の無さを恨むしかありません。
では、早速始めます。以下が募集価格の面で出資を諦めざるを得ない馬です。
(馬体やウォーキング動画がUPされた後に再検討の可能性もあります)
出資候補から外れる募集馬
エピファネイア産駒
インヘリットデールの21 牡
募集価格6000万円 一口価格120000円
栗東)高野友和厩舎
魅力的な血統馬という事は百も承知なのですが、私の予想を上回る高額募集という事で諦めます。エピファネイアの2020年の種付け料は、まだ高騰する前で500万円なんですけどね。種付け当時ではなく、現在の評価が募集馬に反映されるのですね。
ブリスフルデイズの21 牝
募集価格4000万円 一口価格80000円
美浦)黒岩陽一厩舎
こちらもインヘリットデールと同じ理由です。3000万円くらいが妥当だと思います。エピファネイア高いっす。(泣)
キズナ産駒
シフォンカールの21 牡
募集価格4000万円 一口価格80000円
栗東)吉岡辰弥厩舎
非常に悩みました。確かに高いとは思いますが、正直許容範囲とも言えます。馬体や動きが良かったら再検討するかもしれません。そのくらい血統は好きです。ですが、候補から外れました。理由は他馬との比較です。この馬と同額程度の他馬に魅力的な馬が多くこのような結果になりました。
ブラックエンブレムの21 牝
募集価格5000万円 一口価格100000円
美浦)宮田敬介厩舎
こちらはズッコケるくらい高いです。兄姉との比較でもかなり高いと思います。キズナの牝馬なので3500万円くらいが妥当かと。全馬に言える事ですがセレクトセールに上場したらこんなもんじゃないんで、そう思えば逆に安いですが。ブラックエンブレム好きの方にお譲りします。
ドレフォン産駒
キープシークレットの21 牡
募集価格4000万円 一口価格80000円
栗東)杉山晴紀厩舎
全く手が出ない価格です。元出資者様専用価格と言ったところでしょうか?母に思い入れがないとなかなか厳しいです。ただ、個人的な意見としてはなるべく母に出資していた会員様に優先的に出資してほしいので、募集価格を上げて他を牽制させてると思えば納得できます。(そういう事なら母馬優先制度を始めてくれ)
サンデースマイルⅡの21 牝
募集価格3500万円 一口価格70000円
美浦)尾関知人厩舎
決してぶっ飛んではない価格設定だとは思いますが、個人的にドレフォン牝馬はメジロオードリー21の方を評価しているので、それより高いとなると諦めざるを得ません。
ブリックスアンドモルタル産駒
ヴァイスハイトの21 牡
募集価格3000万円 一口価格60000円
美浦)池上昌和厩舎
難しいですね。結果的に走れば安かった、走らなければ高かったとなりそうですが、ブリックスアンドモルタルの初年度種付け料は600万円で、かなり期待されている設定でした。種付け料がこの価格なので安く募集されることは無いと思ってましたが、2500万円までなら候補に残ったでしょう。小差なんですが2500万と3000万円って実は意外とデカい差なんですよね。
ヘニーヒューズ産駒
ユキチャンの21 牡
募集価格4000万円 一口価格80000円
美浦)宮田敬介厩舎
高い。高い。高い。牡馬とはいえヘニーヒューズ産駒で4000万円は高い。ただ貴重な白毛馬なので、ある程度走れば種牡馬という道もあるかもしれません。それはそれで夢があります。でも基本的には高いという評価なので一旦候補からは外しますが、動向を見ながら再検討の余地はありますね。
ミッキーアイル産駒
モルジアナの21 牡
募集価格3500万円 一口価格70000円
栗東)池添学厩舎
少しだけ高いなーといった印象です。上と比べると適正とも言えます。コラリンも走りましたしね。ただ、ミッキーアイルの牡馬っていう所だけで見ると高く感じてしまいます。これもモルジアナの出資者様なら目を瞑れると思いますが、そうでなければ結構リスクがあります。
モーリス産駒
ロゼリーナの21 牡
募集価格4000万円 一口価格80000円
美浦)田村康仁厩舎
本馬に関しては他馬との比較です。ローズバドが入った薔薇一族の牝系でモーリスの牡馬なら決して高くはないでしょう。良いと思います。ただ、同じ4000万円ならルーラシップ産駒のギモーヴ21の方に惹かれますが、再検討の余地はまだあります。
リアルスティール産駒
ミュージカルウェイの21 牡
募集価格6000万円 一口価格120000円
美浦)木村哲也厩舎
ミッキークイーンの半弟なら決して高くないと思います。父のリアルスティールはディープインパクトの仔ですからミッキークイーンとほぼ同血です。ですが、こちらも他馬との比較で候補から外すこととしました。夢のある血統で、ダービーを狙えるかもしれません。リアルスティールの父としての可能性をどう評価するか。その1点でしょうね。
上記、11頭を出資候補から外します。
下記、16頭が現在の出資候補馬です。
出資候補馬
アルアイン産駒
マチカネタマカズラの21 牡
募集価格2000万円 一口価格40000円
美浦)中舘英二厩舎
母方に思い入れはありませんが、期待しているアルアインの牡馬が2000万円なら大満足です。早く馬体と動きが見たいです。
オールザウェイベイビーの21 牝
募集価格1800万円 一口価格36000円
栗東)池添学厩舎
マチカネタマカズラ21同様です。こちらは牝馬ですが、元々アルアイン産駒は牝馬に期待していたので1800万円は無問題。母高齢でもこの牝系好きですし、厩舎も応援している池添学先生ならいう事ありません。抽優使わずに当選したい1頭です。
スワーヴリチャード産駒
ローズウィスパーの21 牝
募集価格1800万円 一口価格36000円
美浦)加藤士津八厩舎
母ローズウィスパーはロゼリーナと比べると一枚落ちる薔薇繁殖と評価していますが、父のスワーヴリチャードに期待しているので、この価格なら当然候補に残ります。
アガルタの21 牡
募集価格2800万円 一口価格56000円
美浦)稲垣幸雄厩舎
祖母にブロードアピールがいる血統なので仕方ないですが、若干高いかなーと感じました。ただ、期待しているスワーヴリチャードの牡馬で、母アガルタの仔出しの良さも評価して候補に残します。欲を言えば2500万円でお願いしたかった。
ドゥラメンテ産駒
プリティカリーナの21 牡
募集価格5000万円 一口価格100000円
栗東)池江泰寿厩舎
正直なところ高いです。募集価格だけ見れば候補として残りません。あくまでもドゥラメンテ牡馬の補欠。ドゥラメンテの牡馬は喉から手が出るほど欲しいです。ラッドルチェンド21に抽優使っても厳しいとなればこちらが浮上といった感じです。もちろん馬体なども見てからの話ですが。
ラッドルチェンドの21 牡
募集価格7000万円 一口価格140000円
美浦)国枝栄厩舎
募集価格は高いですが大本命の1頭。ドゥラメンテの牡馬で伯母がラヴズオンリーミーならこの価格は仕方ないですし、この価格に値するほど夢を見れる馬です。馬体ももちろん気になりますが、1番気になるところは抽優が爆発しないかどうか。厳しければ深追いはせず、諦めます。実績ある人が羨ましい。
ビッグワールドの21 牝
募集価格3000万円 一口価格60000円
栗東)高橋義忠厩舎
正直高いです。いくら父がドゥラメンテでも高い。実績の無いこの母を信じるにはリスクも高いです。本馬に抽優を使う事は無いでしょう。それでも通常申込みで可能性があるなら1票投じる価値はあります。ドゥラメンテという馬はそういった種牡馬です。
ミスエーニョの21 牝
募集価格4500万円 一口価格90000円
美浦)林徹厩舎
決してお買い得ではないですが、よくぞ4500万円で粘ってくれたと思います。5000万円では一気に敷居が上がりますから。あとはラッドルチェンド21やプリティカリーナ21との兼ね合いのみ。本馬も抽優使わないと実績無し会員には手が届かない馬なので、票読み必須の馬です。
ドレフォン産駒
メジロオードリーの21 牝
募集価格3200万円 一口価格64000円
栗東)松永幹夫厩舎
ドゥラメンテ産駒を褒めすぎましたが、本馬も抽優候補と言えるでしょう。募集価格は正直高いです。ただ、ドレフォンの評価は今後も上がります。今はあくまでも値上がる途中の段階。お買い得と思って目を瞑ります。それでも母メジロオードリーはコアなファンの多いメジロ牧場の牝系。この血を繋げる為に本馬にも期待がかかります。価格以上に夢のある馬です。抽優候補の1頭です。
ハーツクライ産駒
サロミナの21 牝
募集価格7000万円 一口価格140000円
栗東)池添学厩舎
予想通りの高額で出てきました。泣く泣く諦める予定でしたが、万が一抽優の票が伸びなければと思い候補には残します。ただ、ハーツクライのラストクロップイヤーですし、例年以上に人気になるでしょうから厳しいでしょうけどね。
ハービンジャー産駒
カリンバの21 牝
募集価格2400万円 一口価格48000円
栗東)松下武士厩舎
こちらは予想より安かった印象です。牝馬とはいえ、実績あるハービンジャーの産駒でこの牝系。馬体が寂しいのかと疑ってしまいます。抽優を使うほどではないですが、この価格なら前向きに検討したい1頭です。
ルーラーシップ産駒
ガルデルスリールの21 牡
募集価格3500万円 一口価格70000円
栗東)武英智厩舎
ルーラーシップの牡馬なら価格的には適正だとは思います。ただ、母の繁殖としての素質にまだ信頼を置けないので500万円の差ならギモーヴ21の方に魅力を感じます。馬体次第ですね。
ギモーヴの21 牡
募集価格4000万円 一口価格80000円
美浦)手塚貴久厩舎
価格だけ見れば決して安くはないですし、母もまだこれからの繁殖です。ただ、血統が非常に魅力的であるので、この母から大物が出てもおかしくありません。リスクはありますが、ルーラーシップ好きとしては産駒の中では本馬に最も注目しています。
レディバードの21 牝
募集価格2400万円 一口価格48000円
美浦)宗像義忠厩舎
価格は適正でしょう。もっと安くてもいいかなーとは思いますが。ルーラーシップの産駒は欲しいですし、人気が無ければ行こうかと思います。ただ、価格に見合うだけの活躍が出来るかとなると微妙ではあります。ルーラーシップの補欠候補ですね。
グリントオブライトの21 牝
募集価格2000万円 一口価格40000円
栗東)牧浦充徳厩舎
同じルーラーシップ牝馬のレディバード21と比べてこちらの方が安いですし、血統的に魅力があるのは本馬の方なので嬉しい価格設定です。出資意欲がどんどん湧いてきました。
レイデオロ産駒
イルーシヴグレイスの21 牝
募集価格3000万円 一口価格60000円
美浦)蛯名正義厩舎
安いです。ちょっと驚きです。私の見当違いなのでしょうか?リーズナブルなクラブならこの程度の募集価格かとは思いますが、盛ろうと思えば盛れる血統だと思います。前向きに検討したい1頭です。
以上で2回目の募集馬検討を終わりにします。今年は例年以上に魅力的な馬が多いです。新種牡馬のアルアイン産駒やスワーヴリチャード産駒は価格も手頃ですし人気にならなければ是非欲しいところです。(実績で取れないかな?笑)
次回は馬体やウォーキング動画を見た上での検討となります。毎年言ってますが、この時期に小さくても化ける可能性もあるので、誕生日や体高などから予測して、考慮できる事もあります。しかし、私は立ち繋ぎが大嫌いですので、そこは候補馬でもしっかりと諦めたいと思っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
※シルクホースクラブ様よりクラブ公式HP等からの画像、情報文の引用許可を得て掲載しております。
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