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小倉記念(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視!

小倉記念(GⅢ)

2022.8.14(日)

小倉競馬場 芝2000m

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《予想ファクター》

⭐︎2週間の休場明けの開幕週の馬場

⭐︎コーナー4つの小回りコース

⭐︎中京記念組の取捨

 

《出走予定馬》

 

アーデントリー(牡6)中井裕二(54.0)

【短評】前走の中京記念では11着。

中京記念時の短評はこちら↓

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 惨敗だったが、レース内容は決して悪くなく、直線に向くまではほぼ完璧。出来も良くなかった中であれだけ走れればまだまだ見限らない。

 前走を強めの調教と考えれば、状態が上向いている可能性もある。実質レース後に出した最初の速い時計は1週間前の日曜日なので、その点と馬体重が減少傾向にある点が少し不安だが、前走よりは買えるという事は確か。買い目に余裕があれば大穴として押さえておいてもいい。

 

 

カテドラル(牡6)団野大成(57.0)

【短評】前走、中京記念の2着馬。

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 前走で好走しているので、能力が高い事は今更言うまでもないが、今回は1ハロンの距離延長で2000mとなる点がどうか。1800mで結果を出せているので基本的には問題ないのだが、本馬の場合は適性が完全にマイル寄り。1800mをギリギリこなせるマイラーといった印象。

 また、中2週で小倉へ再び輸送というローテーションも歓迎ではない。

 ただ、前走は前残りの展開を後方から差してきてのもので、力が一枚抜けていたのは確か。高速馬場の小倉なら2000mでもギリギリ何とかなりそう。スタミナが問われるような馬場になったら厳しいが、良馬場なら再び高評価したい。前走以上の評価にはしたくないが、相手関係が楽なのも確か。軸にはできないが重い印は必須か。

 

 

カデナ(牡8)今村聖奈(57.5)

【短評】前走の中京記念では6着もハンデ頭で上がりは最速。今回も高評価が必要だろう。

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 1ハロンの延長は本馬にとってプラスだし、鞍上の今村聖奈も2度目の騎乗。脚質的に展開の助けや馬場状態に注文が付くが、前走以上の評価でいい。条件さえ揃えば頭もあるので、最終的には軸として考えなければならないくらいの馬。好勝負は必至で勝ち負け。

 

 

ショウナンバルディ(牡6)松若風馬(57.0)

【短評】前走の七夕賞では11着。仕掛けどころでスムーズにいかなかったは勿体無かったが、それでも上位入線は厳しかった。

七夕賞時の短評はこちら↓

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 血統的に今回の高速馬場は合わないのだが、それ以上に屋根が最大のマイナス。毎回言っているが、今回も松若風馬騎手がどうのこうのという騎手の批判では無く、この馬は岩田康誠騎手でないとダメ。岩田が乗らない限り、どんな好条件でも買えない。

 

 

 

シフルマン(牡6)西村淳也(56.0)

【短評】前々走の金鯱賞13着は相手が悪く仕方ない。

金鯱賞時の短評はこちら↓

金鯱賞(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 果敢にジャックドールに付いていき、2番手追走も直線ではバテた。まだ重賞では力不足。特にハイレベルだった金鯱賞ではお手上げ状態。完敗だ。

 それでも前走の都大路Sではダブルシャープ、ソフトフルート、アラタ、ガロアクリークといった重賞レースで活躍する馬を封じて完勝。

 超スローペースの2番手追走でほぼ直線だけの競馬。馬場も稍重と条件が本馬に合ってはいたのだろうが、この相手に勝てるのであれば金鯱賞レベルは別としても小倉記念だったら何とかなる。

 重賞実績が無い分、強気にはいけないが簡単に消していい馬ではない。押さえまでが妥当だが買い目には入れておきたい。

 

 

ジェラルディーナ(牝4)福永祐一(54.0)

【短評】前走、鳴尾記念の2着馬。超良血馬が初の重賞制覇を目指す。

 条件戦を難なくクリアした後の昨年末からは牡馬混合戦も含めて重賞で4着→4着→6着→2着といずれも好走している。ここまでの戦績的に適性距離は2000m前後だが、後方待機から末で勝負する馬なので展開の助けが必要なのは確か。早い上がりを使えるのである程度流れてほしい。

 先月に4週間使われた馬場は最終週でも高速馬場だった。2週間明けての今週は変わらず高速馬場が予想される。前が止まらない馬場だと分が悪いので、印は馬場状態次第。軸とまではいかないが、簡単に切れるような馬でないことは確か。

 

 

スーパーフェザー(騸7)川須栄彦(54.0)

【短評】前走の中京記念では9着。短評通り敷居が高かった印象だ。

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 小倉記念は昨年3着と好走したレースだが、同じ舞台とはいえ、今年とは似ても似つかない条件。

 全く力が足りないとまでは言わないが、幾つもの好条件が重なり初めて馬券内に来れる程度の馬。フルゲートの今回も前走同様出番は無いだろう。

 

 

タガノディアマンテ(牡6)北村友一(56.0)

【短評】今年初戦の中山金杯では4着と好走。長距離を得意とする本馬が中距離でも対応してみせた。

中山金杯時の短評はこちら↓

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 内枠発走で経済コースを通れたアドバンテージはあったものの、それでも最後は狭いところを割ってきて2着争いの4着。1年の休み明けであったにも関わらず、力を示すには十分の内容だった。

 その後の京都記念でも2着と好走。いつ重賞タイトルを手にしてもおかしくないくらいの力は付けている。元々はクラシック三冠全てで一桁着順の実績もある本馬。侮ってはいけない。

 前走の天皇賞春のシンガリ負けは度外視でいい。競馬にならなかった。その後は1ヶ月休み、6月上旬から2ヶ月以上乗り込んできた。調整もバッチリ。

 父オルフェーヴルで母方にキングカメハメハ、トニービンという血統的にタフな馬場の方がベターで、今回の小倉の高速馬場は決してプラスではない。それでも馬券には必要で、雨が降れば重い印で勝負したい。

 

 

ダブルシャープ(牡7)幸英明(56.0)

【短評】前走の中京記念では14着と大惨敗。評価していただけに残念な一戦だった。

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 敗因として考えられるのは高速馬場と直線での不利。ただ、直線での不利は確かに前をカットされたのだが、直接の敗因とまでは言えない程度。やはり馬場が速すぎたのだろう。

 今回も条件は合っているだけに評価したいのだが、前走同様高速馬場なら全く買えない。馬場が渋り次第押さえるといった感じでいいだろう。

 

 

ヒュミドール(騸6)藤岡康太(56.0)

【短評】前走の七夕賞では高評価も5着まで。結果的に内枠が災いしたか、外を回した方がベターだった。

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 今回は昨年2着の舞台なので、嫌う必要はないのだが、適性的にはもう少し距離があった方が良い馬なので、スタミナが要求されるタフな馬場の方が良い。正直今の小倉の高速馬場は合っていないので、その条件の中でどこまでやれるか。

 力があるのは認めるが、適性的に今回は評価しにくく押さえまでが妥当で、もし雨が降れば評価を上げたい。

 

 

ヒンドゥタイムズ(騸6)C.ホー(56.5)

【短評】前走は昨年末の中日新聞杯で7着。今回はそれ以来の8ヶ月ぶりのレースとなる。

 これまでの重賞実績は一昨年のチャレンジCで3着、七夕賞で4着、3歳時に京成杯3着と十分と言えるほどある。それでも近走は休養期間が長く、数を使えていないし、今回に関しては去勢手術明け。

 考え方は人それぞれだとは思うが、基本的に去勢手術明けはホルモンバランスが崩れているので買い辛い。実力が拮抗する重賞なら尚更だ。

 距離適性は2000mがベストで、小回りコースも問題ない。父ハービンジャー×母父ディープインパクトという血統的にも今回は良い条件と言える。

 実績もあって条件も合っている、それでも去勢手術明けの8ヶ月ぶりの重賞では手が出ない。今回に限っては静観し、レース内容を見て次走以降狙えるか判断したい。

 

 

ピースオブエイト(牡3)松本大輝(53.0)

【短評】今年の毎日杯の優勝馬。前走の日本ダービーでは最下位の18着と凡走したが、無傷の3連勝で重賞を制した本馬に対しては前走を度外視してでも評価したい。

 父がスクリーンヒーローで母父がOasis Dream。母方にサドラーズウェルズがいる血統。母トレジャーステイトは中央のダート短距離で3勝。母方が完全な欧州血統なので、高速馬場よりはタフな馬場でこその血統と言える。

 父がスクリーンヒーローなのだが、母も母父も近親馬の多くが短距離馬なので、本馬はどちらかと言えばマイラー寄りの中距離馬か。

 3連勝時は全てが芝1800mのものなので今回の2000mは少し長い気もするが、前走からの距離短縮と考えればプラスか。

 それでも高速馬場の小倉の2000mは正直合わなそうで、古馬との力関係も分からない状態。今年の毎日杯は例年と比べてレベルも低いと思われる。未知数の3歳馬をバッサリ切るのは怖いので押さえはするが、適性的に買いたくないのが本音だ。

 

 

プリマヴィスタ(牡5)高倉稜(53.0)

【短評】前走の七夕賞では9着。

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 テンから付いていけずに最後方追走。最後方で脚が溜まった分、数頭交わしてのゴール。全く見所の無いレース内容で、今回も前走の七夕賞時の短評で書いた通りの消す理由がそのまま使える。

 まだまだ重賞では足りていない。好走する要素がほぼ皆無で、今回も消しでいいだろう。

 

 

マリアエレーナ(牝4)松山弘平(54.0)

【短評】前走、マーメイドSの2着馬。そして私の本命馬。

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マーメイドS(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog

 今回の舞台、小倉は条件戦時代に勝っているので経験済み。距離もベストと条件は問題ない。あとは牡馬相手にどこまで通用するか。

 今回も高速馬場が濃厚で、牝馬限定戦なら黙って本命に出来る馬だが、いかんせん牡馬混合の重賞実績が無く評価が難しい。

 それでも前走からのレース間隔は2ヶ月あり、調整はすこぶる順調。他馬との比較で最も理想的なローテーション。いくら牡馬との経験が少ないとはいえ、全く歯が立たないとまでは想像できないし、GⅢレベルの牡馬なら一蹴する可能性も十分ある。限りなく本命に近い対抗馬という評価でいいだろう。

 

 

ムジカ(牝5)横山典弘(51.0)

【短評】3歳時にはローズS2着の重賞実績がある本馬も現状は未だ3勝クラス。

 前走の博多Sでは最後方からレースを進め、仕掛けたのは直線に入ってからの残り350mくらい。逃げたルペルカーリアが早めに抜け出してセーフティーリードをとっていたので、これを差すのは流石に無理。それでも上がり最速の脚で猛追。このクラスには目処が立った。

 今回は格上挑戦ではあるが、前走内容から昇級戦とも取れる。前走で極端な位置取りから結果を出しているので、今回この鞍上ならポツンも考えられるだけに、前潰れの展開なら一発もある。斤量も相当に有利だ。

 相手が強くなることは承知の上で、ポテンシャルを評価して馬券を買いたいと思う。

 

 

モズナガレボシ(牡5)荻野極(55.0)

【短評】前走の中京記念では12着。短評通り過酷なローテーションが敗因か?

中京記念時の短評はこちら↓

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 馬の出来に関して詳しい事は分からないが、少しでも馬体重が増えていたのはプラス材料。恐らく夏バテの心配は無さそうだ。

 ただ、中京記念時に指摘したローテーションに再び不安がよぎる。前走のレース後すぐに乗り出してはいるが、その殆どが軽めのもの。中2週で再度小倉への遠征は流石にキツい。

 後ろから行く馬だが、カデナやカテドラル程はキレないので、雨が絶対に必要。高速馬場ならバッサリでいいし、馬場が渋ったとしても押さえまで。

 

 

 第58回小倉記念(GⅢ)は8/14(日)に小倉競馬場(芝2000m)で行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。

 

中京記念の短評はこちら↓

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七夕賞の短評はこちら↓

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