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きさらぎ賞(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視!

きさらぎ賞(GⅢ)

2022.2.6(日)

中京競馬場 芝2000m

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《出走予定馬》

リューベック(牡3)未定(56)

【短評】前走、若駒Sの優勝馬。中1週でこちらに登録してきた。若駒Sは今回と同じ中京2000mという条件だったので絶対に合ってはいるのだが、リステッド勝ちの馬が中1週で使うのだろうか?使うメリットとしては、ここで勝てばダービー出走の権利(賞金)がほぼ確定となる事。皐月賞出走の権利を(賞金)確定させた上でじっくり調整出来ること。この2点が大きなメリットだ。ただ、本馬のオーナーはダンテスヴューと同じ金子真人HD。ダンテスヴューは未だ収得賞金400万円の1勝馬。こちらもクラシックに乗せたいだろうし厩舎が違うとはいえ、同オーナーの期待馬2頭をぶつける必要はない。普通はそう考えるだろう。それ以外に関係者のみ知る思惑があるのかもしれないが、本馬の次走は弥生賞という噂もあるし今回は登録だけで出走はしてこないものと考える。もし出走してきたとしたら馬券には必要だが・・。

 

アスクワイルドモア(牡3)武豊(56)

【短評】前走のホープフルSでは10着。4ヶ月の休み明けも響いたかもしれないが、大外枠が大きな敗因の1つだろう。

ホープフルS時の短評はこちら↓

ホープフルS(GⅠ)2021年 出走予定馬短評! - 黒鹿毛桜Blog

結果的に大外枠という事で位置取りが想定よりも後ろになってしまった事は否めない。たらればだが、内枠を引いていれば、もう一列前に付けられていただろう。ほぼ最後方の追走から、大外をぶん回す大味な競馬。4角での反応もイマイチ。それを考えれば、着順着差ほど負けていないし、一度叩いた上積みも見込まれる今回はチャンス到来で重めの印で狙ってみたい。

 

トーセンヴァンノ(牡3)未定(56)

【短評】前走の京成杯では13着。後方待機からラチ沿いを回り、4角出口では最内を突こうとするが前を塞がれ、騎手が体勢を崩す不利があった。確かに大きな不利はあったが、それが無くても上位には来れていない。京成杯の短評ではローテーションについて触れたが、今回も前走から中2週。

京成杯時の短評はこちら↓

京成杯(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

いくら馬が元気でも、ここを目標にしてきた馬と比べれば状態は落ちる。それでも好走できる馬は皆無ではないが、本馬の場合は他馬との力関係的に流石に無理がある。もちろん使える状態にあるのだろうから使うのだろう。しかし、この馬がもし好走して馬券が外れても全く悔しくないし納得がいくので今回も無印でいかせていただく。

 

エアアネモイ(牡3)福永祐一(56)

【短評】前走、阪神2000mのデビュー戦を快勝。2着〜5着馬まではその後の未勝利戦で惨敗。メンバーレベルはかなり低かった一戦ではある。10頭立てで好スタートからハナを奪うと前半1000m65.9秒の超スローペース。直線では荒れた馬場を避け大外に持ち出し3馬身差の快勝だが、走破タイムは2分5秒6。実質後半だけの競馬で相手も弱かったから勝てたと見るのが妥当でいきなり重賞で通用するとは思えない。もちろん可能性を信じ狙う価値もあるが、正直ここまで印を回す余裕はない。Point of Entryの産駒は芝で実績を残してはいるが、ロベルト系の種牡馬で血統表にはSeeking the GoldエンパイアメーカーGone Westアメリカ血統の名が並ぶ。日本のクラシックには不向きな血統背景。どういう走りをするか楽しみだし、注目はするが馬券は買えない。

 

シェルビーズアイ(牡3)松田大作(56)

【短評】前走のホープフルSでは8着。13番人気、単勝153.7倍の評価とすれば良く走った方だ。

ホープフルS時の短評はこちら↓

ホープフルS(GⅠ)2021年 出走予定馬短評! - 黒鹿毛桜Blog

私は大穴として馬券を購入していた。しかしほぼ完璧なレース内容での敗戦。さすがにGⅠは敷居が高かったか。今回は中山からデビュー勝ちした中京替わり。デビュー戦の相手は粒が揃っていたし、一度好走しているコースなので改めて馬券は買ってみたい。

 

 

ショウナンマグマ(牡3)吉田豊(56)

【短評】東京1800mの未勝利戦で勝ち上がり。負かした馬は次々と未勝利戦を突破しているようにメンバーレベルの高いレースであった。前走の葉牡丹賞は4着と敗れたが上位馬との差はほとんど無く、勝ちに等しい内容だった。父ザファクターはどちらかといえば適正はダートだが芝もこなせる。母はステイゴールド×メジロマックイーンの黄金配合馬。スタミナ系の母にダートのザファクターといった配合。普通に考えればダートの中長距離型か?正直血統からは本馬の適正を見抜くのは難しい。ただ今までの実績からして今回の条件が悪いとは言えないし、葉牡丹賞くらい走れれば何とかなってしまう可能性も無くはない。押さえで一考。

 

ストロングウィル(牡3)松山弘平(56)

【短評】前走の阪神2000mで未勝利勝ち上がり。デビュー戦2着で2戦目勝ち上がりなので優秀ではある。その前走は好スタートから3番手に付け、1000m通過63秒のペースでも掛かることなくしっかり折り合い、4角で先頭に躍り出るとそのまま後続を寄せ付けず勝利。2着馬サクセスドレークが次走であっさり勝ち上がっているので決してレベルの低いレースではなかったはず。父シルバーステート×母父ゴールドヘイローでサンデー3×3の強目のクロスが目を引く血統。適正は芝の中距離くらいと思われるので今回の条件と合っているとは思うが、ここまでの実績と血統から高い評価を与えることは難しく、ここまで印を回す余裕もない。好走したらしたで諦めるくらいの気持ちで切るのが正解か。

 

セルケト(牝3)岩田望来(54)

【短評】登録馬の中で唯一の牝馬。今回と同じ中京の2000mで未勝利勝ちを収めている。デビュー戦は3着に敗れたとはいえマイルのスピードにも対応できた。だが本質は中距離か。勝ち上がった前走は先団好位から抜け出す横綱相撲で勝っているしタイムもなかなか優秀。デビューから2戦続けて1番人気に推されているのでそもそもの評価も高い。中京の開催は進んでおり、前走時よりも馬場状態は悪くなっているが父ディープブリランテ×母父モンズンなら馬場悪化も歓迎の口だろう。牡馬より2キロ軽い斤量も大きなメリット。2400mのゆりかもめ賞にも登録があり、出てくるかは分からないが、条件的にはこちらの方が面白い。押さえて損はないはず。

 

ダンテスヴュー(牡3)川田将雅(56)

【短評】前走の東スポ杯2歳Sでは4着。勝ち馬イクイノックスは今年のクラシック候補No1の馬で、調子がイマイチだったとはいえ、2着は欲しかったのが本音。3着馬からも離された4着だったのでレース後には落胆したが内容は決して悪くない。東京の1800mは外枠不利で有名な条件。スタートして直ぐに内に入れたとはいえ、下げたから入れただけ。ハナから前に行くつもりだったらもちろん内には入れていない。そこはジョッキー判断。外を回るリスクを犯してでも前に行くか、後方からになったとしても内側を選ぶか。ジョッキーは後者を選んだ。そのように私には見えた。だが結果的にはあの位置からではいくらなんでも厳しい。スムーズに外に出した1着馬2着馬には敵わなかった。今回は改めての一戦。もう言い訳はできない。どんな相手だろうが展開だろうが条件だろうが賞金加算が必須。現状ベスト条件と言える中京の2000m。川田将雅騎手も3度目の騎乗。馬の状態も良かった夏の頃に戻ったと友道氏。個人的な話で余談になるのだが、私がこの世代で最も期待しているのが本馬。仲間内のPOGでドラフト1位指名した馬。半兄ヨーホーレイクもドラフト1位だったが、ヨーホーレイクよりこちらの方が評価は上。母の産駒は早熟傾向にある事からGⅠを勝つ可能性があるとしたら3歳のうち。非サンデーの本馬は種牡馬としても大きな期待がされる。過去10年、非サンデーの馬でダービーを制したのはレイデオロ1頭のみ。そのレイデオロ種牡馬としても非常に人気で良質な繁殖牝馬を集めている。ダンテスヴューもダービーを勝てば父としての出世は確実。日本の大種牡馬ディープインパクトキングカメハメハは共に金子オーナーの所有馬。その金子オーナーから次世代の大種牡馬が出ることを私は望んでいる。今回がダービー出走へのラストチャンスでは無いが、ダービーを勝つなら結果は絶対に必要だ。問答無用に大本命。

 

フォースクエア(牡3)池添謙一(56)

【短評】前走、阪神1800mのデビュー戦を快勝。メンバーレベルは低くはないが、ハイレベルではない。15頭立てと頭数の揃ってるレースで、スタートで出負けするも、出して行ったらスッと3番手まで押し上げる。折り合いも付き、直線では最内から抜け出すとそのまま後続を封じ込め優勝。デビュー戦としては勝つことが大事なので結果は良かったが、正直インパクトには欠ける。今回は3ヶ月半ぶりのレースとなるのでどれだけ馬が良くなっているかはわからないが、調教は動いているようだ。父エピファネイア×母父キングカメハメハで祖母はヒカルアマランサス。血統的には大物感が漂うだけにどうしても切りにくいのであれば押さえておいてもいいかもしれない。

 

マテンロウレオ(牡3)横山典弘(56)

【短評】前走のホープフルSでは6着。後方から外を回してしっかり伸びてきた。流石に位置取りが後方過ぎたので上位には届かなかったが上がり3位の末脚は光った。

ホープフルS時の短評はこちら↓

ホープフルS(GⅠ)2021年 出走予定馬短評! - 黒鹿毛桜Blog

左回りコースは初めてとなるが、ラストの直線が延びるのは後方からの競馬となる本馬にとっては明らかにプラス。横山典弘騎手が引続き手綱を握るなら前走以上の評価は必要だ。

 

メイショウゲキリン(牡3)未定(56)

【短評】ダートでデビューし、3戦目のダート1800m  で勝ち上がり。その後芝に路線変更し、黄菊賞でホープフルS2着馬ジャスティンパレスに0.1差の2着。前走の梅花賞は4頭立てのレースで逃げて3着。ドスローのペースだったが、流石にこの少頭数では目標にされた分キレ負けした感じ。度外視してもいい。父キズナ×母父キングカメハメハで馬格もある本馬は芝ダート兼用と言える。母のメイショウスズランも芝ダートどちらも走った。軽い芝でと言うよりは明らかにパワー型なので、芝でも時計のかかるタフな条件の方が向いているだろう。今の中京競馬場は昨年秋から中山開催と同じように使われ、年明け後もずっと使われてきた。今週が最終週となるのでお世辞にも綺麗な馬場とは言えない。馬場も味方に出来そうで前が有利になれば上位進出も充分ある。

 

レヴァンジル(牡3)未定(56)

【短評】前走は中山2000mの1勝クラスでタイム差無しの2着。先着を許したアスクビクターモアはドウデュース、ジオグラフに肉薄し、アサヒに先着したように世代上位の馬。それを物差しに考えれば本馬は実質、実績は1つ上か。未勝利戦勝ち時の2着馬は私が評価している京成杯7着馬サンストックトンだし、充分重賞でも勝負になる。ゆりかもめ賞にも登録はしているが、こちらの条件も合うし相手的にも好走の可能性は充分。父ドゥラメンテ×母父Frankelでまさに血統もGⅠ級。出てくれば重い印は必至で、嫌うところは無い。
 

 

 

 

第62回きさらぎ賞(GⅢ)は2/6(日)に中京競馬場(芝2000m)で行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。

 

ホープフルSの短評はこちら↓

gourmetfrontier.hatenablog.com

 

京成杯の短評はこちら↓

gourmetfrontier.hatenablog.com