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《インゼルサラブレッドクラブ》の今後を考える!

明けましておめでとうございます!

 2022年が始まりました。皆さんはもう今年の目標は立てましたか?仕事で昇進する、健康でいたい、今年こそは結婚。などなどありますが違います。もちろん一口馬主としての目標です。

 初勝利、重賞制覇、G I出走。など人それぞれあると思いますが、今回はインゼルサラブレッドクラブでの目標を立ててみましょう。

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 他クラブに入会している人は新規会員でない限り、既に現役として走ってる馬を所有しているでしょう。しかし、インゼルサラブレッドクラブは昨年発足した新規クラブになりますので、今年が所属馬デビューの初年度になります。

 私はオワセイフの20に1口とIFFに1口出資しております。IFFに出資しているのですから500口募集の15頭全てを応援してますが、もちろん主役はオワセイフの20です。オワセイフの20は今年の6月以降にデビューし来年の3歳未勝利戦が終わる8月中までに勝ち上がる必要があります。

 ですので、目標は期間内に勝ち上がることです。もし勝ち上がれなかった場合はサラオク行きでしょうか?そうなると来年の9月以降は出資馬がいなくなり、IFFで勝ち上がった馬を応援するしかありません。せっかく入会した期待しているクラブなのでIFFだけでは充分ではないですし、正直楽しくありません。オワセイフの20が勝ち上がってくれさえすれば問題ないのですが、それは分かりませんし基本的に競走馬が勝ち上がれるのは全体の4割弱です。勝ち上がれない可能性の方が高いのです。

 

 だったらやるべき事はただ一つ。今年の募集馬(2021年産1歳馬)の追加出資です。これは命題です。ただ、そろそろ考えなければならないのは今年の募集馬に無事に出資できるのかという事です。

 昨年のラインナップ発表は9月でしたので今年もそのくらいか早くても夏ですね。ラインナップが発表されれば最低でも1頭くらいは惹かれる馬が現れるでしょう。ただその馬に出資できるかはわかりません。皆さん、昨年の出来事を覚えているでしょうか?

 インゼルサラブレッドクラブは新規一口クラブとして異例の大人気。入会したい人が溢れて募集馬の争奪戦が繰り広げられました。新規のクラブなので優先権などは無く、皆平等に申込みました。結果的にはほとんどの募集馬に募集口数を上回る申込みがあり抽選が必至となりました。

 クラブ側としては1人でも多くの会員を集めたいので複数頭複数口申込んだ人には、1人につき1頭1口のみの当選として多くの人に会員になってもらおうと調整された疑惑もあります。あくまでも疑惑ですが、SNSなどで当落を報告して湧き上がっていた頃にそのような傾向にあると皆が思った事でしょう。

 しかし、それは当然の事で、一口クラブはあくまでもビジネス優先です。私がクラブの経営者でもそうするでしょう。なので完全に平等な抽選にする必要は無く、クラブに対しての不満などは一切ありません。ただその結果会員数は約6000人いると思われます。今年また新規の会員も増やしたいでしょう。今年1年だけやって辞めていく会員もいるでしょう。それでもこの会員数では今年の募集馬も争奪戦が予測されます。

 インゼルサラブレッドクラブはバイヤー系のクラブです。サンデーRやシルクやキャロットのようにノーザンF直系のクラブではないですし、ノルマンディーのような岡田スタッドが母体にあるようなクラブでもありません。毎年毎年募集馬を集めてこなければなりません。

 ではどのように集めるのか?インゼルサラブレッドクラブの場合は庭先が主となります。ノーザンFやクールモアスタッドといった日本のトップや世界のトップの生産牧場にお願いをして馬を確保します。またはサラブレッドセールでセリによる購入となるでしょう。このようなタイプのクラブなので募集馬を50頭も60頭も集められません。わかりませんが恐らく無理でしょう。今年も20頭くらいの募集が現実的です。

 もう既に知名度のあるクラブですし、キーファーズのドウデュースが朝日杯を勝ったことにより更に人気になる可能性もあります。今年の募集時には2歳馬がちょろちょろデビューしてくる時期ではありますが、2歳馬の成績はそこまでクラブの評価を上げ下げするものでもありません。今年もインゼルサラブレッドクラブは大人気間違いなしです。

 現在インゼルサラブレッドクラブで出資している会員様が今年の募集馬に申込んで、全て落選という結果になったらどう思いますか?私でしたら『やってられん』となるでしょう。一口クラブで楽しさを維持していくのに必要なことは、各世代最低1頭出資するということです。一口クラブをやっていればわかりますが、募集されてからデビューまでが単純に長いです。その間現役馬がいないと尚更です。今年の20年産が勝ち上がれなければ、21年産を所有していないと、ただただ22年産の募集を待つしかありません。

 

 今年の募集馬が約20頭としたらどのようなルールを設ければベストなのでしょうか?私の個人的な意見として3点あげさせて頂きます。

 

⭐︎21年産以降インゼルファンファンド(IFF)中止

⭐︎500口中1割の50口を新規会員枠として確保

⭐︎既存会員には最優先申込みを実施(1頭1口のみ)

 

 この3点は必要ではないでしょうか?

 まずインゼルファンファンドで50口持って行かれてしまうのが単純に勿体無いと思います。このファンドが好きな方には申し訳ないですが、私は好みではありません。その分この50口を新規会員枠として運用すれば新規にも優しい既存会員にも優しいクラブとなります。

 そしてなんといっても最重要なのが最優先申込みの権利です。複数頭出資したい人もいるでしょうが、私は最低1頭出資できれば最低限の満足は得られます。0頭は悲し過ぎます。その為既存会員には最優先申込みの権利を是非お願いします。もちろん最優先の申込み数が450口を超えたら抽選で構いません。それは仕方ないこと。抽選にならなそうな馬に最優先を使って確実に1頭確保というやり方も戦略なのでいいでしょう。

 今後どのようなクラブになっていくのか楽しみで仕方がない反面、ルールがまだまだ定まっていないので不安も多くあります。既存会員の皆様もきっと同じ気持ちでしょう。

 それでもこのクラブに期待して入会したのですから、クラブが良い方向に行くように応援していくのも会員の仕事です。クラブに入会していない人達が羨ましくなるようなクラブになるように、皆で盛り上げていきましょう