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中京記念(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視!

中京記念(GⅢ)

2022.7.24(日)

小倉競馬場 芝1800m

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《出走予定馬》

アーデントリー(牡6)坂井瑠星(54.0)

【短評】前走の米子Sは11着と惨敗したが、1年2ヶ月の休み明けだった事を考えれば、度外視としてもいいだろう。その休み前に出走していたレースは昨年の大阪杯で、グランアレグリアやコントレイルでも苦戦した道悪馬場で7着とレベルの高いGⅠで力を示すことはできた。

 とはいえ、未だにオープンでの実績が無い本馬。実績が足りていないのは事実だが、3勝クラスを勝ち上がった時はミスニューヨークを今回と同舞台で敗っている。非常に強い内容だった。

 しかし、長期休養明けから1度叩いて上積みも見込めるだろうが、重賞で勝負するには調教の本数が明らかに少なく、実質2本しか追い切りが出来ていない。これで上位に好走できるほど重賞は甘くない。条件は合ってはいるが、仕上がりと相手関係的に厳しく消しが妥当と判断する。

 

 

ヴァリアメンテ(牡4)岩田望来(54.0)

【短評】2走前の3勝クラスで条件戦を突破したが、前走の米子Sでは6着。大きく負けてはいないが、現状ではオープンの壁にぶつかった感じだ。

 ここまでの戦績から距離は全く問題無いが、エンジンのかかりが遅く、直線で長く良い脚を使うタイプなので、長い直線のコースの方がベター。

 今回は直線の短い小倉競馬場なので、3角から4角にかけてが勝負どころとなる。本馬にとって有利な展開にはなりにくいコースだ。

 父がドゥラメンテで、母方はモンズーンを内包するロベルト系。タフな馬場に滅法強い血統なだけに重賞で好走する為には、雨の力が必要だ。

 

 

カイザーミノル(牡6)横山典弘(56.0)

【短評】前走、米子Sの2着馬。今年に入ってからも京都金杯で3着と重賞実績が豊富な本馬。

京都金杯時の短評はこちら↓

京都金杯(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 京都金杯の短評でも触れたが、本馬のベストはマイル以下。この点が今回の取捨の鍵となる。単純なスタミナだけの話をすれば1800mは走れるし、折り合いも付くだろう。ただ、コーナー4つのコース形態と短い直線が本馬にとってプラスとは言えない。

 左回りに良積が集まっているように見えるが、これは回りよりも直線の長さと考えた方が正解で、阪神のマイル(外回り)でも走れている。

 スタートから押して中団前目の位置を取り、そのまま長い直線でジリジリ伸びて粘り込む。そういった脚質。今回の舞台では条件が全く合わない。

 1つ下のジャスタウェイの半妹エーポスもマイル以下が主戦なので、父カナロアの本馬はやはり短距離適性が強い。それでも横山典弘騎手が惚れ込んだ馬なので馬券は買いたいが、今回に限っては押さえまでが精一杯か。

 

 

カテドラル(牡6)団野大成(57.0)

【短評】昨年のこのレースの2着馬。昨年も今年と同じ小倉競馬場の1800mでの開催だった為、条件が合わないわけがない。

 道中は後方待機。大外ぶん回しで差してきた。決して外差し有利な馬場ではなく、単純に力が違った内容だった。近走は結果が出ていないが、レベルの高いGⅠでの敗戦も多く、今回は改めて評価したい。

 昨年との大きな違いとしては、今年のこの小倉開催は4週間、昨年は3週間、どちらも最終週で行われる中京記念。1週多く開催されているので、あくまでも単純計算だが馬場の痛みは今年の方が悪いはず。昨年よりも外が有利な馬場になると考えれば、本馬にとっては追い風。

 唯一の不安点はテン乗りなのだが、個人的に団野大成騎手は大好きな騎手なので信用している。

 近走の成績からもそこまで人気にならないだろうし、オッズ的にも最大の狙い目。軸にしてもいいくらいの馬。重い印は必須だ。

 

 

カデナ(牡8)今村聖奈(57.5)

【短評】現役馬で小倉巧者と言えばアリーヴォと本馬だろう。19年小倉記念2着、20年小倉大賞典1着、22年小倉大賞典3着と他場のレースで不振でも小倉では好走できるのが本馬の強み。

 追い込み脚質からも最終週の馬場は有利だし、何と言っても今回の鞍上は乗れている今村聖奈騎手。騎手のせいで余計に馬券が売れてしまうのは厄介だが、それでも旨味はある。

 ハンデ57.5キロは決して有利ではないが、これだけの小倉巧者なら重い印を打たないわけにはいかないだろう。

 

 

コルテジア(牡5)松山弘平(56.0)

【短評】前走のエプソムCでは9着。2年ぶりとなる長期休養明けの一戦だったが、そこそこの評価はしていた。

エプソムC時の短評はこちら↓

エプソムC(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 スタートも決まり2番手追走。折り合いも付きそのまま直線へ。絶好の位置から追い出したが、そこからは伸びずに9着。敗れはしたが久々としては合格点の内容だった。

 今回は改めての一戦となるが、前走を使った事による上積みは間違いなくあるし、距離もベスト。小倉は初めてだが特に気にすることは無い。これと言って強調できるものは無いが、逆に嫌うところも無い。

 鞍上に主戦の松山を迎えて勝負気配が窺えるし、前走以上の評価をしたい。まだ全幅の信頼は置けないが、それでもフォーメーションの2列目には必要な存在だ。

 

 

シャーレイポピー(牝4)福永祐一(52.0)

【短評】昨年はクラシックを目指した本馬だが、チューリップ賞5着、紫苑S4着と大舞台にはあと一歩届かなかった。

 母はトールポピーの仔で父がミッキーアイル。父は短距離寄りだがトールポピーの血が入っていれば距離の融通は効きそう。それでもベストはマイルなので重賞で勝負するには、この1ハロン延長は決してプラスとは言えない。

 2走前の福島牝馬Sでの敗戦は距離が適性ではないと見て度外視したとしても、前走は得意のマイルで展開や位置取りも完全に勝ちパターン。あの競馬で前を捉えられず、後ろからは差されるでは正直まだまだ足りないのが現状だ。

 屋根は一流でハンデも手頃、夏得意の牝馬ではあるが、正直手が出せないのが本音。迷いなく消しでいいだろう。

 

 

 

 

スーパーフェザー(騸7)川須栄彦(54.0)

【短評】デビュー時はクラシック候補として注目を浴びていた本馬だが、結局は青葉賞の3着が精一杯でクラシック出走の夢は叶わなかった。

 その後は2勝クラスで躓き、このクラスを突破するまで14戦(3年間)を要した。昨年の5月にようやく2勝クラスを勝ち上がり、そのまま格上挑戦した小倉記念では3着と好走。

 昨年末にきっちり3勝クラスを突破しオープン入りしたものの、今年に入ってからは惨敗続き。

 実績のある小倉競馬場とはいえ、昨年の小倉記念は9頭立てで先着を許した2頭との差は歴然。4着以下には骨っぽいメンバーもいたが、各馬が内を空けて外を回る中、内をすくった好騎乗の賜物。威張れる実績ではない。

 ただでさえ今回はフルゲートだし、相手も強い。本馬の出番は全く無いとみていいだろう。

 

 

ダブルシャープ(牡7)幸英明(56.0)

【短評】本馬も隠れた小倉巧者の1頭。中央4勝の内、3勝が小倉でのもの。小倉競馬場での着度数は【3-3-0-3】と好相性。

 昨年の小倉記念ではスーパーフェザーとタイム差無しとはいえ敗れてしまったが、内容はこちらの方が断然に良い。今回は完敗を喫した相手のモズナガレボシが出てくる為、強気な事は言えないが馬券は押さえておきたい。

 父がベーカバドなので、高速馬場よりはタフな馬場の方がいいだろう。調整過程も順調で、本馬を重賞で買うならここしかないくらいの気持ち。当日の天候次第では評価を更に上げる可能性もある。

 

 

ファルコニア(牡5)川田将雅(56.0)

【短評】前走、マイラーズCの3着馬。元々期待されていた良血馬がようやく重賞戦線で活躍しだしてきた。しかし、未だ重賞勝利はない。

 昨年、エプソムC3着後に出走した小倉記念では1番人気に支持されたほどの馬。結果は6着だったが、川田将雅騎手のコメントでは距離が少し長かったとの事。確かにそうだと思う。それと馬場状態が影響したのも確か。

 この時の小倉は内側が非常に悪く、最内枠のスタートで、スタート後はなるべく外に外に進路を取ったものの、結果的には他馬より内を通る形になってしまった。これが影響してのスタミナ切れと見ていい。

 近走はマイルで好走してはいるが、生粋のマイラーというイメージは無く、距離は1800mがベストではないか?良馬場に越した事はないが、多少渋ったくらいは問題ない。

 今回はこれと言った不安要素も無く、重賞初制覇の期待もかかる。勝ちきれないところはあるが、安定感もある。軸にしてもいいくらいの馬。いずれにせよ高評価に変わりはない。

 

 

ベステンダンク(牡10)和田竜二(56.0)

【短評】今年で10歳の大ベテランの本馬だが、前走のマイラーズCでは4着。素晴らしいの一言。スタートから果敢に出していきハナを奪う。2番手以下を少し離しての逃げ。そのまま長い直線を逃げ粘る。最後は3頭に交わされはしたが、非常に褒められる内容だった。単勝209.8倍の本馬の馬券を買っていた方は絶叫したに違いないだろう。

 しかし、直近の重賞で好走したのは前走くらいで、その前はと言うと2年前まで遡らないといけない。前走は得意な舞台でノーマークだった事など、多くの好条件が揃っての好走と見ていい。

 マイルがベストの本馬にとって、今回の1ハロン延長の距離は不安ではあるが、同型馬はベレヌスくらいで主張すればハナはきれる。あとは後ろがどこまでほっといてくれるか。今回も人気は無いだろうし、阪神より直線は短い。乗り方と展開一つでアッと言わせる可能性はある。

 条件はベストではないし、単純に力が足りないのは承知の上。粘りきれない事を前提に、大穴として押さえておきたい馬である。

 

 

ベレヌス(牡5)西村淳也(55.0)

【短評】デビューはダートで初勝利もダート。その後芝に転向してからは主に2000mを使われてきた本馬。昨年の夏にオープン入りもその後は結果が伴わず、昨年末からはマイル線に矛先を変えてきたが、それでもオープンの壁は厚い。

 前走の谷川岳Sではオープンクラスで初となる2着好走。今回の小倉1800mとは似ても似つかない、真逆とも言える舞台での好走なので、この結果を鵜呑みにはできないが、騎手も継続なので同じような競馬をするはず。

 前走は新潟競馬場の外回りのマイル戦。好スタートからポンと先頭に躍り出て、そのままリードを保ったまま直線粘っての2着。

 新潟外回りの直線は日本一長い。各馬の仕掛けは直線に入ってからがほとんど。逃げた馬が道中楽をしていればなかなか差せない。前半3ハロン36.2秒、5ハロン60.2秒。非重賞と言えどマイルでこのペースは相当楽。展開に助けられたのは明白だ。

 今回は同型のベステンダンクがいるし、各馬の仕掛けも早い。前走のような競馬はできないだろう。それでも好走したら本馬を褒めなければならないが、重賞で戦えるほどの力はまだ無い。

 

 

ミスニューヨーク(牝5)M.デムーロ(54.0)

【短評】前走のヴィクトリアマイルでは10着も相手関係を見れば力は示したし納得の内容。

 重賞実績は全て牝馬限定戦でのものだが、唯一の混合重賞が昨年の中京記念。昨年の斤量52.0キロは有利だったが、今年はその分屋根が一流。昨年からの2キロプラスは騎手の腕だけで十分カバーできる。

 昨年先着を許した3頭は確かに強かったので仕方がないが、本馬も成長しているしターコイズSではアンドラステを逆転した。

 ミルコが本馬に乗り始めて今回で5戦目。良いところも悪いところも全て把握してくれているのは心強いの一言。血統的にスピード馬場はやや不利だが、それでも重い印は必須で、もし馬場が渋れば本命級の評価も考えなければならない。

 

 

モズナガレボシ(牡5)荻野極(55.0)

【短評】前走の七夕賞では高評価したものの、結果は7着。

七夕賞時の短評はこちら↓

七夕賞(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適性重視! - 黒鹿毛桜Blog

 枠の並びが不利だった為、道中はほぼ最後方からの競馬。それでも直線では脚を使い7着まで伸びてきた。全く力負けではなく展開のあや。評価は下げなくていいだろう。

 昨年に小倉記念を勝っているので、今回は七夕賞よりも好条件と言えるし、1ハロン短縮も問題ない。多少タフな馬場になってくれた方がいいが、そうでなくても改めて評価したい。

 唯一の不安はローテーション。栗東の馬が5月上旬に新潟で使い、5月末には東京で目黒記念。その後も在廐調整で、軽めとは言え翌週からすぐに乗り出し、七夕賞までに速めの追い切り3本。福島まで輸送し、七夕賞を使ってから中1週で小倉は流石にスパルタ過ぎないか?

 明らかに勝負は七夕賞で、今回は出来落ちも考えられる。今年の夏は例年以上に暑いし馬がバテている可能性がある。もし今回好走したら相当タフな馬ではある事は言うまでもないが、このローテーションでは自信を持ってお薦めはできない。

 

 

レインボーフラッグ(牡9)小牧太(52.0)

【短評】前走のCBC賞は13着。果敢に重賞に挑戦している本馬ももう9歳。これまでのレース経験は豊富だが、未だに重賞で馬券圏内に来たことは無い。

 重賞に限らず馬券に絡んだのは、ここ20戦無く、約2年前のパラダイスSまで遡ることになる。

 本馬のベストは1400mだが、1200mも走れるし1600mも走れる。いや、走れると言っても結果を残せていないのだから正確には経験しているという方が正しいか。

 ここまで実績が無く、今回の条件にも合わないので有れば問答無用で消しでいいのだが、父ジャングルポケット×母父ダンスインザダークという血統なら一度長距離を試してもいいかもしれない。

 

 

ワールドウインズ(騸5)田中勝春(56.0)

【短評】中山記念での評価は低かったものの、大外枠の不利が全てで、その割には良い内容。非常に褒められる8着だった。

中山記念時の短評はこちら↓

中山記念(GⅡ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視! - 黒鹿毛桜Blog

 その後の東風Sでは重賞レベルのメンバー相手に6着も大して差はない。天王山Sはダート1200mで度外視していい。前走のメイSは3着も馬場の悪い内側を通ったもので、外に出せていたら勝っていたと思わせる内容。

 どれも言い訳のできるもので、今回は中山記念で見せた力をそのまま評価したいと思う。

 小倉競馬場は昨年連勝を決めた舞台なので好相性だし、距離もベストと言える。脚質が定まってないので展開の予想はしにくいが鞍上が替わらずカッチーなら信じるしかない。

 重賞実績の無い本馬が、重賞勝ち馬のモズナガレボシより斤量が重いのは納得がいかないが、それでも馬券は押さえておきたい。

 

 

 

 第70回中京記念(GⅢ)は7/24(日)に小倉競馬場(芝1800m)で行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。

 

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