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第一回《最強の馬券の買い方》【馬連編】

 馬券を的中させるには、まずは予想が非常に大事です。馬券に絡むことがない馬を買っていては的中できません。まずは馬券に絡む馬を予想して買うこと。これが大前提となりますが、それ以上に買い方を間違えて不的中となるケースも多くあります。

 この記事では各式別で、どのような買い方がベストなのか。最強なのかを考えていきたいと思います。少しでも馬券の買い方の参考になれば幸いです。

 

 

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【馬連】

 第1回目に取り上げる式別は馬連です。正式名称《普通馬番号二連勝複式勝馬投票法》です。長いですね(笑)

 早々に結論を言ってしまいますが、この馬連という式別の最強の買い方は、ズバリ1点買いです。この買い方に尽きます。1点買いが最強です。1点買いならハズレ馬券が1つも無く、無駄無く儲けられるからです。

 ただし、それは的中できた場合の話です。毎回1点買いで馬券を的中できる人はこの記事を読む必要はありません。今後も1点買いでガンガン的中していってください。

 ただ多くの方がそんな事ができていないと思います。もちろん私もその1人です。皆さん1点買いで馬連を的中させたことありますか?数回程度ならあると思いますが、毎回となるとはっきり言って無理でしょう。私が覚えているのは2007年のマイルCSでダイワメジャーとスーパーホーネットの馬連を1点で的中したくらいです。(笑)

 近年は3連系の式別もあるので、馬連を買う事自体少なくなってるかもしれませんね。

 

gourmetfrontier.hatenablog.com

 

 それでも馬連は的中率の高い部類に入る式別です。そして万馬券も夢ではない買い方です。ただ、3連系馬券のように100円でチマチマ買っていたら大きな配当を手にする事はなかなか厳しいです。

 ではどのように買うべきなのか?冒頭でお話したように1点買いがベストなので、次にベストなのは2点買いに決まってます。1頭軸から相手2頭に流す買い方や、1点買いを2パターン買う買い方などです。

 そんな事は誰でもわかります。ここでは買い目が多くなった時の馬連の買い方を考えていきます。

 

 まず16頭立てのレースで皆さんは何頭まで絞れますか?5頭以内に絞れる方はお見事。ですが、伏兵と呼ばれる人気の無い馬にこそ妙味があるので、そういう馬は悪いところでは無く、良いところを探すと買える要素も出てきます。そんな予想をしていると全然絞れません。結局10頭くらいは残ってしまいます。6頭消せれば御の字です。

 では仮に10頭買いたい馬がいるとしましょう。皆さんはどの式別で馬券を買いますか?

 恐らく大体の人が3連複か3連単で買うはずです。軸を1頭にするか?2頭にするか?フォーメーションで買うか?しかし今回は馬連編です。馬連で買いましょう。

 まずは1番的中率の高いボックスで考えます。ボックスですと点数は45点です。45倍以上のオッズでないとトリガミになります。万馬券を狙うならこの買い方も良いでしょう。しかし馬連で45倍以上の配当を求めるのは少し都合が良過ぎですね。絶対に無理とは言いません。可能性は有ります。全然有ります。でも正直なかなか厳しいです。

 ボックスで買いたいなら頭数はもう少し絞らなければなりません。買いたい馬が10頭いるならボックスは諦めてください。ですので、買い方の答えは【流し】です。流し一択です。

 では軸は何頭考えればいいのでしょう?フォーメーションという買い方があります。フォーメーションのマークシートを使えば、軸を何頭も選べますが、この買い方のデメリットはボックス同様買い目の多さです。

 仮に10頭の印を◎◯▲⭐︎△△△△△△とします。ごく一般的な印ですね。ここで印の意味合いをおさらい。

◎→本命

◯→対抗

▲→単穴

⭐︎→特注

△→連下

となります。

 ◎本命はその名の通り、勝てる可能性が最も高いと評価する馬です。

 ◯対抗は、その本命馬の1番のライバル馬です。本命馬が勝つだろうけど、逆転するならこの馬だなっていう馬に付ける評価です。

 ▲単穴は、本命馬と対抗馬より評価は下ですが、その名の通り単の穴馬です。本命馬と対抗馬が強いけど、ワンチャン頭まであるのはこの馬だなっていう馬に付ける評価です。まぁ要するに3番手評価と思っていればいいでしょう。

 ⭐︎特注は、新聞やサイトなど各媒体で様々な使い方をされますが、私の場合は【特別注目馬】として扱っています。人気や実力などに関係なく、自分が注目してる馬に付ける評価です。自分が1番好きな(応援してる)馬という事で良いと思います。

 △連下はその名の通り連の下です。連(2着)の下なので3着候補馬となります。頭は無いけど2着ならあるかもという評価でこの印を使う人もいますが、基本的には押さえという評価ですね。

 さて話を馬連の買い方に戻しますが、◎◯▲⭐︎△△△△△△という印を付けた10頭の内、◎◯▲⭐︎を軸にして△を相手とします。

フォーメーションで表すと

1列目 ◎◯▲⭐︎

2列目 ◎◯▲⭐︎△△△△△△

となります。

 この買い目の点数は30点です。ボックスの45点と比べてどうですか?かなり減りましたよね。なかなか良いかもと思った方もいらっしゃいますかね?でも、それでもまだ多いです。馬連で30倍のオッズはなかなか出ません。あるレースで的中してプラスになったとしても、他のレースでトリガミになってしまえば、トータルではマイナスです。そして、そもそも△同士で決着した場合【タテ目】と言いますが、不的中となり30点丸々水の泡です。

 では1列目を思い切って◎◯の2頭で勝負してみましょう。

フォーメーションで表すと

1列目 ◎◯

2列目 ◎◯▲⭐︎△△△△△△

となります。

 この買い目の点数は17点です。先程の半分程度に抑えられます。馬連で17倍以上のオッズは割と出ますし悪くないかもしれません。特に1列目の◎と◯に選んだ馬が人気馬ではなく、中穴くらいで的中できればプラスはほぼ確実です。ですが、結局プラスの幅が少し物足りないのも事実です。

 馬券というのはリスクを取って購入しています。不的中になる可能性が高いので、馬券というのはそもそもリスクが高いのです。そんなリスクを取ってまで購入しているのですから、少ないプラスで喜んでる場合ではありません。的中率も収支も上げていかなければならないのです。

 

 

 ではそろそろ結論に入ります。もう薄々気付いているかもしれませんが、今回の記事で考える最強の馬連の買い方はこちら。

 

【流し】(軸馬1頭)

 

 そうです。流し一択です。フォーメーションじゃないですよ。1頭軸流しです。

◎→◯▲⭐︎△△△△△△の9点です。

 ガチガチの人気馬同士の決着ならトリガミも有り得ます。でもそれは結果論。仕方ないので諦めましょう。そしてこの買い方の最大のデメリットは、軸馬がぶっ飛ぶというパターン。軸馬が1頭のみなので連に絡む可能性は軸が複数頭いるよりもガクッと下がります。もしかしたら軸馬が大出遅れするかもしれません。でもそれは仕方ありません。来なかったら来なかったでスンナリと諦めましょう。

 逆に言えば、それだけ軸馬選びを真剣に行なおうという事です。

 馬券というものは自己責任が強いギャンブルの1つです。パチンコやスロットももちろん自己責任なのですが、当たるか当たらないかは運次第(確率)です。自分で台を選び、座り、お金を入れてやっているので、当然自己責任なのですが、ハズレたらどこに怒りをぶつけていいかわからなくなる時があります。『この台を選んだのは俺だし、お金を使いすぎたのも俺だから仕方ない』とスンナリ受け入れられる人の方が少ないと思います。

 同じく競輪、競艇、オートレースなどは競馬と同じように選んで券を買うギャンブルですが、競馬との大きな違いは人が何に乗っているかです。競輪は自転車、競艇は舟、オートレースはバイク、競馬は馬。もちろん皆さん知っている常識ですが、競馬だけが生き物に乗っているのです。競馬以外のギャンブルは不的中になってしまった場合、乗っている人間に怒りをぶつけます。いわゆるヤジというやつです。もちろん競馬でも騎手にヤジを飛ばす人も少なからずいます。馬に対して文句を言う人もいます。

 話が少し脱線していまいましたが、競馬が他のギャンブルと比べて自己責任が強いギャンブルである事は明確です。1頭の馬を信じ、1人の騎手を信じ渾身の軸馬を決めて馬券を買ってください。ハズレでも点数は9点。また別のレースで取り戻しましょう。

 

 ただ、これだけでは終われません。この1頭軸流し相手9頭の9点の馬券をどのようにカスタムするか。ここからがこの記事の本番です。

 先程の10頭に評価の印を付けました。

◎◯▲⭐︎△△△△△△の10頭。この印に従って購入金額の配分をしようと思います。

 まず◎→△の6頭に対しては100円でいいでしょう。基本的に△は穴馬の確率が高いですし、人気馬でも自分が評価を落としている馬です。来ない事を前提に来たらラッキーくらいの感覚でいいでしょう。そして印の順番で100円づつ配分を増やします。⭐︎には200円、▲には300円、◯には400円と。点数は9点ですが、金額にすると1500円です。手頃だと思いませんか?ただ、ここは自由にカスタムでいいので◯▲⭐︎は均等に300円でも200円でもいいです。あくまでも△と差を付けられればいいです。

 印によって購入金額を配分するのですから、◎本命馬以外の印の馬も真剣に予想しなければなりません。競馬は予想を楽しみ、買い方でも楽しんだ上で、レースを楽しむものです。1頭1頭真剣に印の優劣を付ける事で更に楽しさも膨らみます。

 ここまでで馬連の買い方のお話は終わりです。でもこれではまだ最強の買い方とは言えません。むしろ冷静に考えれば、ごく普通の事を述べてきただけとも言えます。結局初心にかえっただけです。

 ではどうすれば最強なのか?それは馬連を買う時は別の式別との合わせ技で買うと言う事です。その式別とは何か?それは

 

【ワイド】

 

 です。

 ワイド《拡大馬番号二連勝複式勝馬投票法》とは馬連と同様に2頭を選んで買う馬券ですが、的中は3パターンあります。

1着-2着

1着-3着

2着-3着

 この3パターンが的中馬券となります。このワイドを馬連と合わせて買うことによって最強の馬券となります。

 買い方は馬連と同じで結構です。軸馬も変えません。あくまでも◎が大本命です。◎が3着までに来なかったらハズレです。なのでしつこいようですが◎の馬選びは本当に真剣に行ってください。悔いのない予想をしましょう。

 ワイドを合わせて買うことによって◎が3着の場合でも馬券を的中させる事ができます。馬連は残念ながらハズレですが、1着馬、2着馬も相手で買っていれば◎から最大2つのワイドを的中させることができます。的中のパターンはこちらです。

◎が1着の場合→馬連的中+ワイド2点的中

◎が2着の場合→馬連的中+ワイド2点的中

◎が3着の場合→ワイド2点的中

◎が4着以下の場合→不的中

 もちろん相手が来ればの話なので最大での的中数になりますが、もし◎1着→◯2着→▲3着の場合だと

◎-◯馬連400円的中

◎-◯ワイド400円的中

◎-▲ワイド300円的中

 となります。人気にもよりますが大幅なプラスが見込めます。

 ◎の相手として9頭もの馬を押さえているので、◎さえ3着以内に来れば、ワイド1点くらいは高確率で的中できるでしょう。それだけでプラスは厳しいかもしれませんが、負債を減らす事はできます。

 ワイドとは馬連が的中した時に、更に配当を上げてくれる役割と、馬連がハズレた時の負債を軽減してくれる2つの役割があります。このワイドを馬連と合わせて買うことによって最強の馬連の買い方となるのです。

 そしてワイドは3着馬が馬券になるという点にも注目です。穴馬(2桁人気馬)が馬券に絡む時は3着が最も多いです。1着に来ることもあれば2着に来ることももちろんありますが、3着に来ることが最も多いのです。だからこそワイドは美味しい馬券になりうる可能性が高いので買わないわけにはいかない式別と言えるでしょう。

 ではワイドだけでもいいじゃないか?という事にもなりますが、やはりそこは馬連とのオッズの差です。穴馬で的中できればワイドだけでも充分な配当を得られますが、結局人気馬同士だとワイドのオッズはかなり低いです。数百円はザラです。なのでワイドはアクセントの役割であくまでも馬連が本線です。

 以上のことから、馬連の最強の買い方というのは

・軸馬選びに時間を掛け、本気で取組む

・◯▲⭐︎△に優劣を付け、取捨を決める

・軸馬から購入金額の配分をし、流す

・馬連と同じ買い目をワイドでも買う

 大まかにまとめると上記の4点となります。これが最も勝てる(儲かる)買い方とは言えませんが、防御力も強いので、私の考える最強の馬連の買い方とさせていただきます。

 いかがでしたか?今回は例として購入する馬は10頭でしたが、もちろんもっと絞れれば尚良いです。私の経験上では8頭くらいがベストかなと思っています。この買い方を参考にしてもらって、皆さんが馬券を的中できれば幸いです。

 ではまた。

 

 

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