黒鹿毛桜Blog

一口馬主&消去法データ馬券

京都金杯(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視!

京都金杯(GⅢ)

2022.1.5(水)

中京競馬場 芝1600m

f:id:gourmetfrontier:20211231071847j:image

《出走予定馬》※除外対象馬は除く

アンドラステ(牝6)川田将雅(55.5)

【短評】マイルベストで左回りも問題ない。実績も充分。斤量55.5キロは前走より軽いしむしろ恵まれた方か。正直買う要素しかない。

 

ヴェロックス(牡6)浜中俊(57)

【短評】昨年は出たレース出たレースで馬券を買ってきた。しかしその都度裏切られてきた。そろそろ見限る頃か。左回りのマイル戦は合っているのかもしれないが、昨年のキャピタルSであの相手に6着ではもう重賞では通用しないのではないか?

 

エアロロノア(牡5)岩田望来(56)

【短評】重賞実績は昨年のマイラーズC5着のみ。とはいえ勝ったケイデンスコールから0.2差だしよく差を詰めてきた。その前は条件戦を3連勝。マイラーズC後は2戦負けが続いたがそこまで負けていない。勝ちきった前走はリステッドとはいえ1頭だけ力が違った。間違いなく重賞級。斤量56キロは少し見込まれた気がするが、その程度で躓いてる場合じゃない。祖母にエアメサイアがいる良血牝系で父はキングカメハメハ。今後種牡馬となっても面白いかもしれない血統だ。その為にここは通過点としたい。

 

カイザーミノル(牡6)横山典弘(56)

【短評】距離は実績からも血統からもマイル以下がベストなので前走の負けは参考外。相手も強すぎた。その前の毎日王冠が力を示した一戦。5着とはいえ上位のGⅠ馬と差の無い競馬をした。距離短縮の今回は結果を残さないといけない一戦だし、横山典騎手がこの馬の素質を買っているという話からも重い印は必要だ。

 

カラテ(牡6)未定(57)

【短評】昨年の東京新聞杯を勝ち一躍重賞馬の仲間入り。距離はマイルがベストで直線の長い左回りがベスト。大きく負けたのはGⅠ安田記念のみなのでここでも主役を張れる。血統的にも馬体的にもパワー型でこの時期の馬場は合うはず。斤量57キロは仕方ないが、勝ち切るならハンデ戦より別定戦の方がベターか。

 

 

サトノフェイバー(牡7)古川吉洋(57)

【短評】3歳時にきさらぎ賞を勝ち一躍クラシック候補となったが、その後は長期離脱。1年2ヶ月後に復帰したが、その後は重賞どころかOPすら勝てない時期が約2年も続いた。ようやく昨年の2月にリステッドを勝ったものの、その次走では道中掛かりっぱなしで沈没。最下位に敗れる。今回はそれ以来の8ヶ月ぶりの出走となるが、重賞馬なので斤量は57キロ。相手も揃ってるし正直消しが妥当だろう。

 

ザダル(牡6)松山弘平(57.5)

【短評】左回りワンターンの条件が得意だと思うが、マイルは少し短いか。距離がもう少し欲しいし、相手はマイルをベストとする馬が多いことからも流石に厳しいか。斤量57.5キロも逆風で印を回すにしても押さえまで。

 

シュリ(牡6)武豊(57)

【短評】昨年は同レースで1番人気の評価を得たが結果は5着。その後はリステッド1着→エプソムC14着という成績で今回は昨年より1キロ重い斤量57キロ。随分見込まれた印象だ。距離はベストだが昨年よりも相手が強化されてるようなメンバー構成なだけに強気にはいけない。

 

ステルヴィオ(牡7)和田竜二(58)

【短評】ハンデ頭の斤量58キロは正直キツい。実績はトップクラスだが、近走はピーク時と比べるとパフォーマンスは明らかに下降線。ただ腐ってもGⅠ馬。GⅠならともかくGⅢなら自力でなんとかなってしまうかもしれない。もちろん軸にはできないが馬券には必要か。

 

ダイアトニック(牡7)岩田康成(57.5)

【短評】一昨年の2着馬だが当時は京都競馬場での開催。本質的に1400mまでのスピード馬で、京都と違い多少スタミナが問われる中京のマイルは適正では無い。特に近走はスプリント戦を続けて使っているのでガス欠になる可能性大。斤量57.5キロもキツく次走以降距離短縮してくれば買いたい。

 

 

ダイワキャグニー(騸8)幸英明(57.5)

【短評】こちらも既に8歳。長く活躍しているが左回りコースの1800mベストのイメージが強くマイルは少し短い印象。ただ昨年のマイラーズCでは4着に好走しているし、過去には東京新聞杯で3着もある。マイルが絶対ダメというわけではない。重賞での好走時は斤量56キロまででOPでも斤量57キロまで。今回斤量57.5キロは正直キツい。金杯を使うなら中山よりはこちらだが買えても押さえまで。

 

ディアンドル(牝6)C.デムーロ(55)

【短評】私の出資馬で間もなく引退を迎えるディアンドル。私情込み込みの評価になってしまうが、競走生活の晩年でようやく適正がはっきり決まった。それは左回りワンターンコース。2歳〜3歳は生粋のスプリンターだったが、歳を重ねる毎に距離延長されて適正が見えないままレースを使われた。しかし昨年結果の出た福島牝馬Sヴィクトリアマイルはどちらも左回りのワンターンコース。この条件がピタリだと思う。今回はその条件で走れるし斤量55キロなら大丈夫。再びあの粘り腰を見せて欲しい。

 

トーラスジェミニ(牡6)原優介(57.5)

【短評】昨年の七夕賞の勝ち馬で安田記念の5着馬。近2走は2桁着順が続いてる。血統的な適正は七夕賞を勝った時のようなローカルの中距離なのだろうが、それでいて安田記念5着の好走は正直説明に困る。斤量57.5は厳しいし、適正外だと思うが、安田記念で5着になった馬を簡単には切れない。

 

バスラットレオン(牡4)未定(55)

【短評】距離は間違いなくマイルがベストなので大丈夫。ダービーは距離、京成杯AHは出遅れ、前走はダートなので度外視でいいが、富士Sはスタート出るも逃げられなかったし、その結果掛かった。やっぱり逃げてこその馬だし、今回は何がなんでも逃げて欲しいが、結局結果が出てたのは同世代とのレースのみ。相手強化の古馬との一戦ではまだ信用に欠ける。

 

ルークズネスト(牡4)未定(55)

【短評】前走の大敗は不可解ではあるが、スワンSではよく走っている。どちらかと言うと左回りの方が良いし距離は1ハロン長い気もするがコース適正でカバーできるか。相手は強いが同世代のバスラットレオンと比べるならこちらの方が上か。

 

 

《抽選対象馬》

ヴィジュネル(牡4)藤岡康太(54)

【短評】条件戦を勝ち上がったばかりで近5走は全て1400mに出走と距離の不安はあるが、マイルで結果も出ているのでギリギリ大丈夫だろう。重賞実績はバスラットレオンが勝ったNZTで4着。内をロスなく周っての惨敗で評価はできない。父マクフィという点からも時計がかかってほしいので雨が必要か。

 

クリノプレミアム(牝5)未定(52)

【短評】距離はマイルがベストではあるが、OP昇格後の2戦は惨敗。軽斤量52キロとはいえ混合戦の重賞で好走するには明らかに足りない。

 

第60回京都金杯(GⅢ)中京競馬場(芝1600m)は1/5(水)に行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。

中山金杯(GⅢ)2022年 出走予定馬短評!予想!血統&適正重視!

中山金杯(GⅢ)

2022.1.5(水)

中山競馬場 芝2000m

f:id:gourmetfrontier:20220101081623j:image

《出走予定馬》※除外対象馬は除く

アールスター(牡7)長岡禎仁(56)

【短評】昨年の5着馬で小倉記念を勝っていることから小回りの2000mという条件は合っているのだろうが、近走の成績からもここで買いたいかと言うと正直買いたくない。

 

アトミックフォース(牡6)戸崎圭太(55)

【短評】良積が左回りのコースに集中している事からも今回の条件が合っているとは言えないし、単純に足りない。どちらかと言うとスピードタイプなだけに条件替わりで改めて。

 

ウィンイクシード(牡8)松岡正海(56)

【短評】昨年の3着馬で、一昨年は2着。昨年はその後の中山記念でも2着となり中山の中距離戦はベストと言えるだろう。明けて8歳となるがこの条件では簡単には切れない。半妹のウインキートスがオールカマーで2着となってることからも本馬の中山適正は生まれ持ったものなのだろう。

 

ヴィクティファルス(牡4)池添謙一(56)

【短評】昨年のスプリングSを勝って以来パッとしないレースが続いているが、その中でもセントライト記念では直線で前が壁になる不利が有りながらもおっと思わせるレースぶりだった。あの場面で直ぐに追い出せていたら上位に食い込んでいただろう。現状GⅠでは一枚足りない印象だが、GⅢなら充分主役を張れる。父ハーツクライ×母父Galileoの血統面からも中山のタフな馬場が味方になりそうだ。

 

オウケンムーン(牡7)菅原明良(56)

【短評】3連勝で共同通信杯を勝った2歳〜3歳春以来勝っていないどころか重賞での好走は無い。菊花賞後約2年間の休養があったが、その後も8戦してオクトーバーSの3着がやっと。基本的にOPクラスでは掲示板に載れるが、重賞では厳しい。適正距離も長距離に寄ってきているし、血統や実績からも直線の長い左回り(東京、新潟外回り)の方がベター。

 

 

 

サトノクロニクル(牡8)内田博幸(56)

【短評】4年前のチャレンジCが最初で最後の重賞勝ち。もっと活躍していい馬だと思うし、できる馬だと思っていたが、気づけばもう今年8歳。競走馬として晩年を迎えており、もう一つタイトルが欲しいところ。前走は休明けとは言え負け過ぎではあるが、父ハーツクライ×ロベルト系の血が騒ぎ、一昨年のチャレンジCくらい走れれば上位に来ても驚けない。

 

シャムロックヒル(牝5)団野大成(52)

【短評】昨年のマーメイドSの覇者だが、この時は最内枠からロスなく逃げれて軽斤量50キロが効いた。別定戦では相手も強く結果が出ていないので、今回52キロの斤量は追い風。枠は内に越したことないので内枠を引いて欲しいが、混合戦で相手レベルが上がることから前残りの馬場と展開で押さえがやっとか。

 

ジェットモーション(騸6)田辺裕信(54)

【短評】オープン入りしてからは凡走が続いているが小回りのコースは合っている。血統的にも父ハーツクライ母父シンボリクリスエスならタフな馬場も歓迎だろうが、いかんせんここでは力が足りない。

 

スカーフェイス(牡6)石橋脩(54)

【短評】前走のチャレンジCでは勝ったソーヴァリアントからは離されてしまったが、2着馬とは0.2差。徐々に力を付けてきており今後は重賞でも勝負になる。阪神2000mで好走があるように小回りと坂はプラスだし、血統的にも父ハーツクライ×母父クロフネなら適正は有りそう。上がりの出るタイプなだけに外差し馬場なら上位に食い込む可能性もある。

 

ステラヴェローチェ(牡4)(57)

【短評】出走してこないとは思うが、もし出てきたら疲れなど度外視で重い印は必須。ただ旬な馬だけに人気になるだろうし、馬券的妙味を考え軸にはしないで相手までの評価に留めたい。

 

 

 

タガノディアマンテ(牡6)津村明秀(56)

【短評】昨年のAJCC以来約1年ぶりのレースとなる。こちらはコース適正と言うよりも今回は距離がどうか?3000m前後の長距離を得意としているだけに、長期休み明けで2000mでは追走に苦労しそう。ここを叩いてダイヤモンドSで勝負といったところだろう。

 

トーセンスーリア(牡7)横山和生(57.5)

【短評】昨年の函館記念の覇者。斤量57.5キロは仕方ないが馬自身はこの斤量でカンカン泣きはしないだろう。中山での好走歴もあるし、重賞の函館で勝って新潟で2着とコースは問わないイメージだが、父ローエングリンなら中山がベストなのではないか?距離もベストだし、斤量の見込まれたハンデ戦とはいえGⅢのこのくらいの距離ならいつでも主役を張れる。

 

ヒートオンビート(牡5)横山武史(56)

【短評】大好きなマルセリーナの仔。距離はもう少し長い方がベストなのだろうが許容範囲。コースも問わないし初の中山も大丈夫だろう。前走チャレンジCで2着になったことにより、人気になりそうだがまだまだ信用できるほどの力は無い。ここで負けて日経賞で狙いたい馬だが、流石に無印は危険か。

 

ヒンドゥタイムズ(牡6)M.デムーロ(56.5)

【短評】一昨年はオープン昇格後に七夕賞4着、チャレンジC3着と重賞で好走していた馬。昨年は初戦のリステッドは勝ちきったが、その後の2戦は結果を残せていない。ただ前走の中日新聞杯は休み明けと斤量を考えれば着順ほど負けていないし、どちらかと言えば右回りの方が結果が出ているので今回改めてといったところ。父ハービンジャーというのもプラス。

 

レッドガラン(牡7)斎藤新(56)

【短評】距離2000mはギリギリでマイルの方が良さそうなだけに昨年同様、西の金杯の方が良さそうに思う。重賞では結果は出ていないが、相手なりに好走するのか大きくは負けていない。だが重賞以外でも勝ちきれないだけに距離に不安のある今回の重賞では大きく負ける可能性が高い。父ロードカナロアなのでやはりマイルの方が良いのでは?

 

ロザムール(牝6)北村宏司(53)

【短評】昨年の4着馬で中山牝馬Sと七夕賞で2着。今回の条件はもちろん合っているし、斤量も昨年から1キロ増えるが、七夕賞と同斤の53キロなら大丈夫。オールカマーとエリ女の凡走は相手のレベルが高かったと割り切って度外視すれば今回は全然狙える。ただハナをきりたい馬なのでシャムロックヒルなどの同型馬との兼ね合いが鍵となりそうで展開に注文が付く。単騎ですんなりなら馬券には絶対必要なのだが。

 

 

 

《抽選対象馬》

コスモカレンドゥラ(牡6)未定(54)

【短評】2歳の頃はホープフルSでサートゥルナーリアの4着があるとはいえ、それ以外に目立った実績は無く、昨年の中山記念で6着が精一杯。上位との力の差は明らかですし近走の成績からもここで馬券に必要かと言うと圧倒的に材料が非常に少ない。抽選対象だが出てきてもいらないだろう。

 

ブレステイキング(牡7)未定(54)

【短評】同じ抽選組ならコスモカレンドゥラよりこちら。斤量54キロは楽。本質は東京コース向きだろうが小回りでも対応できる。昨年は全く結果を残せていないが重賞実績もそこそこあるし軽斤量を武器に一発あっても驚けない。

 

第71回中山金杯(GⅢ)中山競馬場(芝2000m)は1/5(水)に行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。

【一口馬主】2021年振り返り!シルクホースクラブ!ノルマンディーオーナーズクラブ!広尾サラブレッド倶楽部!インゼルサラブレッドクラブ!

f:id:gourmetfrontier:20211230075944j:image

 早いもので2021年も間もなく終わろうとしています。今年で11年目を迎えました一口馬主という趣味。また今年も色々な感動ドラマがありました。

 同じ趣味を持つ皆様は今年1年どうでしたか?GⅠに出走したり、初めて勝ち上がったりなどなど自分の出資馬を見つめ直すいい時期なので、ふと思い返してみてください。

 同じクラブで同じ馬に出資している方や、出資していなくても応援している馬や、これから一口馬主を始めようと思ってる方に読んでもらえたら光栄です。

【シルクホースクラブ】

f:id:gourmetfrontier:20211230075621j:image

 まず私の今年1番の思い出と言ったら、やはりディアンドルヴィクトリアマイル4着の激走です。

f:id:gourmetfrontier:20211230101829j:image

このレース当日は指定席の販売が抽選ではなく先着順ということもあって、発売と同時に申込みをし現地で観戦できることができました。断然人気のグランアレグリアという強敵がいましたが、最後の直線では粘るどころか最後の最後まで脚を伸ばし4着で入線。惜しくもディアンドル絡みの馬券は的中できませんでしたが物凄く興奮したのを今でも忘れられません。

 そのディアンドルはヴィクトリアマイルの前走、新潟競馬場で行われた福島牝馬Sでは葵S以来の重賞勝利を成し遂げました。

f:id:gourmetfrontier:20211230101850j:image

近走の不振から人気は無かったのですが、直線での粘り&差し返し。この馬の勝負根性に感動しました。来年の3月までで引退が決まっているディアンドルは年明け早々、京都金杯に出走予定です。もしかしたら次走が引退レースとなってしまうかもしれません。初の重賞勝利を味合わせてくれた思い出深い馬ですので、一先ず無事に走り終えて、来年はお母さんとして新たな馬生を歩んで欲しいと思います。

 

 同じシルクホースクラブでは今年デビューしたサマーハの19ことラスールがデビュー勝ちしました。

f:id:gourmetfrontier:20211230102032j:image

好位追走から直線で楽々と抜け出し、後続を引き離す圧勝。こちらは1/9のシンザン記念に出走予定で、ここが試金石となりそうです。ここでも好走すれば桜花賞への出走も可能になりますし、もしかしたら私の初のクラシック出走になるかもしれません。新馬戦のレース内容も確かに強かったのですが、なんと言っても鞍上のルメール騎手のレース後コメントが激熱過ぎました。『第2のグランアレグリアです』とのコメント。凄い馬の名前を出してきました。多少のリップサービスがあったとは言え、超一流の騎手がこんなコメントを言うのですからラスールへの期待は高まるばかりです。グランアレグリアのようにGⅠを何勝もできる馬になるかはわかりませんが、無事なら重賞の1つくらいは勝ってくれそうな感触です。ディアンドルが引退するので来年はこのラスールが私の出走馬でエースとなるでしょう。

 ディアンドルの1つ下の世代のソニックベガは昨年の6月以来丸1年ぶりにレースに復帰しました。昨年は勝ち上がりが遅く、春のクラシックには乗れませんでしたが、夏を順調に過ごせれば秋華賞に出走できるかなと思っていたところ、残念ながら長期休養を余儀なくされました。期待していた馬だっただけに復帰初戦から期待していましたがまさかの6着。その後も2着、6着、7着と振るわない状態です。レース内容的にも何かが足りない感じですし、この先もすぐに好走できるかはわかりませんが何かきっかけを見つけてほしいです。この馬は来年5歳なので現役は長くてもあと1年ちょっと。来年中に2勝を上げ重賞出走できたら嬉しいです。

 唯一の3歳世代はたったの2戦で引退してしまったベルエポック。ずっと前脚の状態が悪く順調にいきませんでした。血統的に非常に期待していた馬でしたので残念ですが仕方ありません。母として強い仔を産んでください。

 ラスール以外の2歳馬はあと2頭いて、デビュー済みなのがリンドラゴ。ここまで6着→4着とレース内容も良くなってますし早いうちに勝ち上がれそうです。逆にまだデビュー出来ていないレヴァンドフスキはこのままデビューすら危うい状態です。何せ脚が弱い。ちょっと前までウォーキングマシンをやってるようではこの先順調でも仕上がるにはまだまだ時間がかかりそうです。このままデビュー出来ないのは出資者として悔しいので来年の夏でもいいのでデビューさせてあげてください。

 シルクホースクラブの現役馬は以上ですが、来年以降デビューの1歳馬は2頭出資しました。父ロードカナロアのサンドクイーンの20と父アルマンゾルのヴィアフィレンツェの20です。もちろんどちらにも期待していますが、本当にこのクラブは出資するだけでも大激戦。出資できた馬が自分の愛馬となりますが、正直なところ私の本命は落選してしまいました。それでも来年はこの若駒2頭に期待するしかありません。どちらも頑張れ。

 シルクホースクラブは以上で終わります。エース級のディアンドルが間もなく引退となってしまいますが、新たなエース候補のラスールがどんな成績を収めていくのか今からワクワクが止まりません。

 

 

【ノルマンディーオーナーズクラブ】

f:id:gourmetfrontier:20211230075630j:image

 ノルマンディーオーナーズクラブは現在中央競馬69連敗中。今年も昨年に続き1勝もできませんでした。

 まず今年の年明け早々2頭の3歳馬が引退しました。ソングオブソフィアは重度の骨折、アルトヴォラーレは調教中の事故で安楽死。2頭とも期待していた馬だけに残念でなりません。ソングオブソフィアは繁殖としてこれから頑張ってほしいですが、亡くなったアルトヴォラーレは繁殖にすらあがれません。アルトヴォラーレのご冥福をお祈りします。

 残された3歳世代はアヴァンツァーレのみ。デビューは遅くなり3月デビューでした。中央で5戦走りましたが勝ち上がれず、門別競馬に移籍。門別では1勝を挙げ、その後大井競馬に移籍。大井初戦となったレースで地方競馬2勝目を挙げ中央競馬復帰となるところでしたが、まさかの屈腱炎。中央復帰は白紙となり、休養後大井で地方競馬3勝目を目指すようです。3勝目を挙げれれば、その後は中央に戻ってこれますので一刻も早く回復して復帰してほしいと思います。

 オメガパフュームを半兄に持つエクストラノートは中央未勝利後、川崎競馬に移籍していましたが3歳時に2勝できず今年も川崎で走っていました。時間はかかりましたが7月に見事3勝目を挙げ、中央競馬に戻ってこれています。ただ1勝クラスでは厚い壁にぶつかり、復帰後は6着→9着と振いません。偉大な兄と比べたら可哀想ですが、まだまだやれる馬だと思っていますし頑張ってほしいです。

 最年長の5歳馬ボーイズオブサマーはその名前とは裏腹に、相変わらず夏が苦手でほぼ半年間レースに出れない時期がありましたが、レースに出走しても全く惜しいレースは無く、正直そろそろ引退させて欲しいと思ってしまいます。自分が選んで出資した馬で、馬の今後のことを考えると軽はずみに引退しろとは言えませんが、出資者には少なからず経費がかかるのも事実です。時に馬は人間のエゴに振り回される事もあります。でもこれは仕方ないことです。このリアルも体感できるのが一口馬主という趣味です。

 不甲斐無い年長馬を尻目に2歳馬は期待が持てそうです。リオンラファールはデビュー戦1番人気に推された馬。まだ勝ち上がれていませんが東京コースが合っているので早ければ2月、遅くても5月頃には勝ち上がれるのではないでしょうか?同じく2歳馬のルワンジュは芝でデビューするも振るわずでしたが、ダートに転向してからはレース内容が良くなり、前走12/28のレースでは好スタートから好位追走、4角で先頭に並びかけあわや1着といったレース。結果的に3着でしたがこちらも近いうちに勝ち上がれそうです。

 ノルマンディーオーナーズクラブでは新たな1歳馬をまだ出資していませんが、2次募集以降検討していく予定です。

 ノルマンディーオーナーズクラブは以上で終わります。地方出戻りのエクストラノートがどこまでやれるか?アヴァンツァーレがいつ頃復帰できるのか?古馬勢は不振ですが明け3歳の2頭に期待しましょう。

 

 

【広尾サラブレッド倶楽部】

f:id:gourmetfrontier:20211230075639p:image

 広尾サラブレッド倶楽部は今年で2年目。初年度の出資馬達がデビューできる年でした。

 まずは見事勝ち上がったウィンダミア

f:id:gourmetfrontier:20211230102226j:image

昨年の追加募集で馬体に魅力を感じ出資した馬です。デビュー戦の7着は着順ほど悪くない内容でしたので期待していましたが、次走は8着。あれ?という感じでした。芝のレースはこの2戦のみでダートに転向。この決断がとなり初のダート戦を見事勝利。1勝クラスでも5着→2着と充分通用していますし勝ち上がりもできそうです。芝がからっきしダメとも思えないですし、いつかまた使って欲しいとは思いますが現状はダートの方が合っているのでしょう。年明け早めにオープン入りできればアーリントンCNZTを使ってみても面白いと思います。ウィンダミアには期待できますね。

 もう1頭デビュー済みなのがサクソフォン。こちらは初仔ということで体が全然増えません。飼い葉は食べてるようですが身にならないようです。ここまでの成績も12着→14着と全くダメダメ。まだまだ時間のかかりそうな馬なので完成は古馬になってからだと思いますが、それ以前に期間内に勝ち上がれるのかが一番の問題です。

 デビュー前の馬は2頭。アンダーレはダノンレジェンド産駒なのでダートでしょうね。中舘先生に預けられているので期待しています。何とか勝ち上がりお願いします。そしてもう1頭が期待馬アンジアン。一口初のキンカメ産駒。藤原英昭厩舎。募集額5000万円の高額馬。この馬が走らないと出資者はガッカリしますよ。年末に再入厩しましたのでデビューは近そうです。いきなり勝つことは難しいかもしれませんが、先を見据える上で期待できるレース内容をお願いします。

 来年以降デビュー組の1歳馬は3頭います。父モーリスのステラリードの20、父ドレフォンのレトロクラシックの20、こちらはサクソフォンの半弟です。あと父マジェスティックウォリアーのエンパイアブルーの20。どの馬にも大きな期待をしています。そして当歳馬も1頭出資済みです。父ガンランナーのステラエージェントの21。こちらは再来年以降のデビューです。

 広尾サラブレッド倶楽部は以上で終わります。広尾サラブレッド倶楽部はまだ1世代がデビューしたばかりなのでこれからですが、来年以降も期待馬がいますし非常に期待できるクラブではないでしょうか?

 

 

【インゼルサラブレッドクラブ】

f:id:gourmetfrontier:20211230075648j:image

 キーファーズ代表の松島氏の娘さん松島悠衣さんが代表を務める新規クラブが立ち上がりました。近年海外遠征が積極的な日本の競馬ですが、特に欧州では結果が出にくい傾向があります。馬場の違いや血統的に向いていない馬が多いのでしょう。しかし、このインゼルサラブレッドクラブやキーファーズは常に世界を見据えています。募集馬は欧州に合うような血統の馬も多いですし、海外種牡馬の産駒も多いです。その中で私が出資したのがクールモアスタッド生産サクソンウォリアー産駒、オワセイフの20です。クールモアスタッドはアイルランドにある世界最高峰の生産牧場です。そして父のサクソンウォリアーはディープインパクトの仔で英2000ギニーを勝ったクラシック馬です。こんな夢のある馬に出資できるのはインゼルサラブレッドクラブならでは。非常に楽しみですし期待しています。

 ただ、初年度から会員が集まり過ぎているので来年以降どのような運営をしていくのかが少し不安です。バイヤー系のクラブなので募集馬の数を多く揃えるのは難しいでしょう。既存会員も多くいますし、来年以降新規の会員も獲得したいでしょう。初年度からそうでしたが、出資したい馬に出資できない状況になるでしょうね。来年の募集は秋頃でしょうか?それまでに施策を熟考してほしいです。今は人気クラブでも来年の募集時に会員から不平不満が出ないことを願っています。

 

 以上で2021年の振り返りを終わります。どのクラブも来年以降楽しみではありますが、やはりシルクホースクラブのラスールですよね。初のクラシック出走GⅠ制覇も夢ではありません。

 ノルマンディーオーナーズクラブは69連敗中の連敗をリオンラファールルワンジュがストップしてくれるでしょう。

 広尾サラブレッド倶楽部はアンジアンの可能性とウィンダミアがどこまでいけるか。ステラリードの20にも期待です。

 インゼルサラブレッドクラブはオワセイフの20しかいませんが父サクソンウォリアー産駒の走りに期待です。

 

 

 来年で一口馬主12年目を迎えます。また新たな気持ちで愛馬達と向き合いたいと思っております。新たにデビューする2歳馬がどんなデビュー戦を飾るのか楽しみですし、また新たな1歳馬との出会いもあります。毎年毎年楽しみで、私の人生を潤してくれています。

 私の一口馬主ライフを支えてくれているクラブや生産牧場、厩舎関係者やジョッキーの皆様。競馬に関わる全ての人にこの場を借りて感謝申し上げます。

《ノルマンディーOC》2次募集!募集馬検討!

ノルマンディーオーナーズクラブで2021年度1歳馬(2020年産)の2次募集が始まります。

f:id:gourmetfrontier:20211229084802j:image

 ノルマンディーオーナーズクラブの1歳馬(2020年産)の2次募集ラインナップが発表されています。先行募集の期間は年明けの2022年1月6日〜1月18日13時までです。検討する期間が長いなという印象です。毎年2次募集ってラインナップ発表されてから受付開始までこんなに時間ありましたっけ?

 まぁ時間が無いよりあった方が良いですし、私の加入している他クラブでの出資は終わっていますのでゆっくり考えましょうといった感じです。

 しかし、ノルマンディーの2次募集に関しては随分前から予習をしていました。セールでの購入馬と岡田スタッド産の馬を精査して、2次募集に出てくる可能性のある馬を血統面を中心に既に予習済みでした。

 その中で、私が出資を検討したい馬が実際にラインナップされたのは下記の4頭です。

 

 

34.ユメノキズナの20

父マインドユアビスケッツ 栗東:羽月友彦

募集額1360万円 一口価格34000円

f:id:gourmetfrontier:20211229085735j:image

 

38.クロエチャンの20

父ドレフォン 美浦:林徹

募集額1560万円 一口価格39000円

f:id:gourmetfrontier:20211229085733j:image

 

40.ストゥデンテッサの20

父リーチザクラウン 美浦:和田勇介

募集額1040万円 一口価格26000円
f:id:gourmetfrontier:20211229084759j:image

 

41.ナンヨーユナの20

父エピファネイア 美浦:小島茂之

募集額1200万円 一口価格30000円

f:id:gourmetfrontier:20211229085747j:image

 

 ちなみに今年の1次募集は検討はしたものの、結局1頭も申込みをせずスルーさせていただきました。ですのでブログで記事にもしていません。個人的には大好きなノルマンディーオーナーズクラブですが、他クラブの募集馬との検討が被ったり、予算の問題もあったりと色々重なりまして泣く泣くのスルーでした。

 2021年の中央競馬が終わった現時点で私のノルマンディーでの出資馬は何と69連敗中。2019年4月のボーイズオブサマーの未勝利戦以来勝っていません。そんな状況のクラブですが私はこのクラブが大好きです。ポンポン勝てる馬がいる他クラブを見ていると『隣の芝生は青い』と思ってしまいますが、『他所は他所、うちはうち』という感じです。

 ノルマンディーで出資した馬で勝つ。この達成感は他クラブとは比較にならないくらい嬉しいものです。

 現2歳馬のリオンラファールルワンジュが良いレース内容で好走しており、まもなくこの連敗記録はストップしてくれると期待しています。

 しかし現状、ノルマンディーでの現役出資馬は全てが牡馬。牝馬が1頭もいません。

 私が一口馬主をやっていて1番の醍醐味と思っているのが出資馬の仔への出資です。出資馬が牡馬ですと種牡馬にならない限り、仔に出資はできません。これは非常に難しく相当運が良くないと難しいです。ですが、牝馬なら仔に出資できます。大体の牝馬が引退後繁殖牝馬となり、毎年のように仔を産みます。問題はその仔が自分の入会しているクラブで募集されるかどうかです。

 基本的にはセールに出されたり、庭先取引されて各クラブや個人馬主の元に渡っていきます。しかし、ノルマンディーは母体に岡田スタッドがありますので引退後岡田スタッドで繁養されればノルマンディーで募集される可能性が高いです。

 また、ノルマンディーでは母馬優先出資権がありますので、母馬に出資していた会員は1口のみ仔を優先的に出資できます。

 

 このシステムを活用せずにはいられません。他クラブ以上に牝馬へは積極的に出資を検討していきたいです。以前にはノルマンディーで牝馬に出資もしていましたが、やはり成績がいまいちな馬や血統がいまいちな馬はいくらノルマンディーの馬でも売られていってしまいます。引退後、岡田スタッドに繁養される為には、成績を残すことや血統が良いことが条件となりますが、1番はやはり好成績を残すことですね。

 血統は配合の観点からも、牧場側の判断になりますが、好成績を残せばまず間違いなく岡田スタッドで繁養されるでしょう。ですので結局は走る馬を選ばなければなりません。

 長々と書きましたが、結局は走りそうな牝馬を選べばいいということです。当たり前のことです。

 

 以上のことから今回は牡馬よりも牝馬を優先したいと思い検討しました。

 そろそろ結論といきましょう。

 上記で挙げた候補馬4頭の中から私が選んだのはこの馬です。

 

40.ストゥデンテッサの20

父リーチザクラウン 美浦:和田勇介

募集額1040万円 一口価格26000円

f:id:gourmetfrontier:20211229123919j:image

 そうです。ストゥデンテッサの20です。

 

 まず母のストゥデンテッサはアルゼンチンのGⅠ馬で、ノーザンファームが購入してきた期待馬でした。初仔となる2012年産の父はキングカメハメハ、翌年の2013年産は父ディープインパクトです。種牡馬の質からしても母として期待されていたのが伺い知れます。その後もマンハッタンカフェ、ゴールドアリュール、ジャスタウェイ、ハーツクライ、イスラボニータと一流の種牡馬ばかりを付けてきました。

 しかし、期待とは裏腹に仔は成績を残すことができませんでした。産駒7頭中デビュー済みが6頭、その内勝ち上がりが2頭。2勝した馬が1頭だけです。

 はっきり言って期待はずれ。1つ上のイスラボニータ産を最後にノーザンファームの手から離れ、岡田スタッドにて繁養されています。そして岡田スタッドにて最初に産まれた産駒がこのストゥデンテッサの20です。

 確かに兄姉は成績を残していません。そして本馬の父はリーチザクラウンということで、今までとはガクンと種牡馬の質は落ちます。ここまで種牡馬の質が落ちたら兄姉の実績からも走る可能性は低いと思われます。

 ただ、兄姉が走らなかったら弟妹は絶対に走らないと言えますか?という事です。むしろほとんどの走る馬の兄姉は走っていません。兄姉の実績も大事ではありますが絶対ではありません。

 そして父リーチザクラウンはディープインパクトやキングカメハメハと比べたら正直地味に映ります。そりゃそうです。GⅠ未勝利馬ですしね。産駒も走ってないですし。ただ、リーチザクラウンという馬の現役を見ていた方なら分かると思いますが、クラシックシーズンはトップクラスの評価を得ていた馬です。ですが、実際には結果は残せませんでした。ダービー2着は充分凄いですがね。

 なぜクラシックシーズンでリーチザクラウンの評価が高かったか?なぜ未だに種牡馬として生き残っているのか?それは血統が素晴らしいからだと私は思っています。

 リーチザクラウンの祖母クラシッククラウンはアメリカで活躍した名牝です。この牝系に期待する声が大きかったのです。

 しかしリーチザクラウンはここまでこれといった産駒を残せていません。現役時代GⅠを勝てなかった馬です。良質な繁殖が集まるわけがありません。それがこの20年産の母はアルゼンチンのGⅠ馬ストゥデンテッサです。母の仔は結果が出ていないとはいえ、ノーザンファームが導入した期待馬で、いつ走る馬が産まれても不思議はありません。

 そしてリーチザクラウンの父スペシャルウィーク母父として好成績を残しています。シーザリオやブエナビスタといった名牝はスペシャルウィークの仔で母としても素晴らしいです。それを考えると本馬も好成績を上げ、尚且つ繁殖としても一流になる可能性を充分秘めていると思います。

 価格も1口26000円とお手頃ですし、動画で確認した動きにも好感が持てます。人それぞれ意見はあると思いますが、私はこの馬の可能性に賭けてみたくなりました。

 

 受付開始までまだ時間はありますが、ノルマンディーオーナーズクラブでの2020年産はこのストゥデンテッサの20で勝負したいと思います。

 

以下近況

2021/12/29(ノルマンディーファーム)馬体重:463
現在は夜間放牧と並行して馬場1周と坂路1本(上限25秒ペース)のメニューで調整しています。担当者は「すでに馴致はクリアしており、正しいハミ受けを教育しながら真っすぐに走らせることを心掛けています。手先が軽い点に好感が持てますし、トレーニングを継続しながらトモを上手く使えるようになれば、もっと推進力が出てくるでしょう。生産馬になりますが、母の仔を手掛けるのは本馬が初めてなので、念のため最初のうちはテンションなども見ながら徐々に進めていきます」と話していました。

 

※ノルマンディーオーナーズクラブ様よりクラブ公式HP等からの画像、動画、情報文の引用許可を得て掲載しております。

https://www.normandyoc.com/sp/

 

 

ホープフルS(GⅠ)2021年 出走予定馬短評!

ホープフルS(GⅠ)

中山競馬場 芝2000m

f:id:gourmetfrontier:20211227102757j:image

《出走予定馬》

アケルナルスター(牡2) 柴田大知(55)

【短評】新馬戦は後方から進んで、上がり1位の末脚を見せるも前有利な展開に泣かされ7着。2走目も同様の後方からの競馬だが、今度は一気の末脚で差し切った。全2走とも広い東京コースで上がりだけの競馬。中山替わりで今までとは全く異なる競馬になるのが一抹の不安ではあるが、展開が向けば最後の脚は光るものがある。


アスクワイルドモア(牡2) 武豊(55)

【短評】函館、札幌と洋芝で結果を残している点は中山のタフな馬場に合うだろう。札幌2歳Sでジオグラフに完敗しているが、今回はそれ以来のレース。少し間隔が空いたが、この期間にパワーアップしていればジオグラフのいないレースでは馬券内も充分ある。


オニャンコポン(牡2) 菅原明良(55)

【短評】2戦2勝負けなしの本馬だが、重賞勝ちは無く、馬名的にも大きいところを取るイメージは湧かない。血統も地味。ただし、父エイシンフラッシュ×母父ヴィクトワールピサなら中山の中距離はベストとも言えるし、前走は東京で勝っているのでスピードの裏付けもある。ピッチ走法で回転力の速い脚捌きだけに小回りコースは合うし馬場が多少荒れても問題ない。皐月賞はどうかわからないが2歳のこの時期の相手なら頭まで考えたい。


キラーアビリティ(牡2) 横山武史(55)

【短評】朝日杯FS3着のダノンスコーピオンと僅差で敗れた前走の萩Sだったが、こちらは距離延長のホープフルSの方が良いだろう。現状1勝馬であるが、強敵と僅差のレースもしているし、未勝利戦を勝ち上がった時のパフォーマンスも高い。元々期待されている高額クラブ馬だし、重い印は必須だ。


クラウンドマジック(牡2) 岩田康誠(55)

【短評】キラーアビリティ同様、前走萩S組の本馬だが、3着とはいえ上位2頭との力差は決定的。逆転は厳しいか。野路菊Sでも2着と好走はしているが勝ち馬ロンには突き放された。一線級とは大きな差があるが大舞台に強いエピファネイアの血に期待して押さえまでが妥当。

 


グランドライン(牡2) 三浦皇成(55)

【短評】既に5戦を消化しているが未だに1勝馬。前2走は敗れたとはいえ、差はほとんど無いので相手なりに走るとも言えるが、メンバーレベル的に疑問符が付く。GⅠで好走するにはワンパンチ足りない印象だ。このままズルズル行ってクラシックの頃には賞金足りずで条件戦を走っていそうだ。


コマンドライン(牡2) C.ルメール(55)

【短評】ノーザンF&サンデーR &ルメールで国枝厩舎と嫌うところは一つもなく、父ディープインパクトなら想定1番人気も頷ける。2戦2勝でサウジアラビアRCの勝ち馬。しかし、今回はかなり厳しいと言わざるを得ない。ここまでの2戦は東京のマイル戦。今回の中山2000mとは何もかもが違う。まだ経験の少ない若駒にとって未経験なものほど怖いものはない。皐月賞の頃には世代トップのクラシック候補馬になってる可能性も充分あるが、今回に限っては本命にすることは絶対にできない。


サトノヘリオス(牡2) 岩田望来(55)

【短評】新馬戦で負けた相手はイクイノックスやサークルオブライフといった面々で仕方ないとしても、その後の連勝は相手に恵まれた印象。栗東所属の本馬が中1週でGⅠは普通に厳しい。鞍上にも不安。


シェルビーズアイ(牡2) 松田大作(55)

【短評】1戦1勝の馬は毎年頭を悩ませる。前評判が物凄く高くても軸にはできないが、本馬のように人気が無いのであれば簡単には切れない。大きな配当を狙うならこう言う馬を買うべき。今年はハービンジャーの当たり年と言われているし、大作にはあっと言わせてほしい。


ジャスティンパレス(牡2) C.デムーロ(55)

【短評】少頭数のレースで2戦2勝。評価は難しいが、個人的には期待している。今年の春、POG関連の動画で育成中の本馬を見て、ただならぬオーラを感じたのを覚えている。鞍上にクリスチャンを乗せてきたことにより、予定より人気になってしまうだろうが、逆に言えば期待の表れだし、積極的に買ってみたい。

 


タイラーテソーロ(牡2) 内田博幸(55)

【短評】シェルビーズアイ同様1戦1勝の馬だが、こちらは買えない。理由は簡単で新馬戦のレベルが低いだろうとの判断。他の出走馬らはその後も結果は出ていないし、本馬は減量騎手起用だった。そんなレースをスローペースで逃げ切っただけで好評価全くできない。


フィデル(牡2) 川田将雅(55)

【短評】前走は久々の競馬で3着。勝ち馬のジャスティンロックが異常に強かったとも言えるし、叩いた上積みは大きくあるだろう。香港帰りの川田が乗るし、友道厩舎のエース級と言われていた馬なので期待はできる。馬券的には絶対に必要となるが、軸となると少し微妙か。


ボーンディスウェイ(牡2) 石橋脩(55)

【短評】福島の2戦で勝ち上がれずだったが、その後中山で連勝。共に2000mで、今回と同舞台を経験できているのは大きな強み。前走鞍上の石橋修が継続騎乗なのもプラスだし、前にも行ける。父ハーツクライ×母父プラティニでタフな競馬には打ってつけ。人気が無さそうなだけに今回が買い時だし、美味しい穴馬となりそうだ。


マテンロウレオ(牡2) 横山典弘(55)

【短評】こちらも1戦1勝組。前走の新馬戦は最後の直線で狭くなる不利があったにも関わらず、自らこじ開け差し切った強い内容。ただ、あの内容で勝ててしまうのであれば相手はそこまで強くはないはず。この馬が高いレベルのレースでも抜けている能力を持っている可能性も無くは無いが、新馬戦から感じた能力は並。典さんが続けて乗るとなると何か光るものがあるのかもしれないが、馬主的に着狙い出走感が拭えない。良くて掲示板といったところだろう。


ラーグルフ(牡2) 丸田恭介(55)

【短評】新潟の新馬戦は後ろから行き過ぎたのが全て。着順、着差ほど負けていない。その証拠に次走で同条件のレースを楽勝。上がりも最速だった。前走は初の右回りとなる中山2000mの芙蓉S。完全な前残りの展開を厳しい位置から差し切っての勝利。ゴール板での勢いは他を圧倒しており、メンバーレベルは決して高くないが、どこまでも突き離していく手応えだった。父モーリス×母父ファルブラヴには中山適正を凄く感じるし、丸田恭介の勝負強さにも大いに期待している。
 

 

第38回ホープフルステークス(GⅠ)中山競馬場(芝2000m)は12/28(火)に行われます。当日までしっかり予想をして悔いのない馬券を買いましょう。

 

check the answer 有馬記念 第24回(66回)2021年

第24回(66回)有馬記念の結果を踏まえ、消去法データの答え合わせをしていきましょう。

優勝エフフォーリア

f:id:gourmetfrontier:20211227102514j:image

【消去法データ①】
2桁人気馬

〈消去法データ①の例外〉

①中山芝2200m以上重賞優勝馬

②前走、芝2000m以上重賞優勝馬

③芝2200m以上GⅠ連対実績馬

※2桁人気馬で優勝した馬は1頭もいませんでした。

《消去法データ①で消す馬》

ウインキートス11着◯

シャドウディーヴァ12着◯

ペルシアンナイト14着◯

メロディーレーン15着◯

モズベッロ8着◯

ユーキャンスマイル9着◯

 

【消去法データ②】⭐︎
前走、8着以下馬

〈消去法データ②の例外〉

中山競馬場の芝2000m以上のGⅠ複勝圏内実績馬

②芝2200m以上のGⅠ連対実績馬

中山競馬場の芝1800m以上重賞2勝以上馬、または中山競馬場の芝2500m以上重賞複勝圏内複数回実績馬

《消去法データ②で消す馬》

アサマノイタズラ16着◯

ウインキートス11着◯

モズベッロ8着◯

ユーキャンスマイル9着◯

 

【消去法データ③】
15番人気以下馬

〈消去法データ③の例外〉

無し

《消去法データ③で消す馬》

メロディーレーン15着◯

ユーキャンスマイル9着◯

 

【消去法データ④】⭐︎
前走、GⅡ以下重賞6着以下馬

〈消去法データ④の例外〉

①GⅠ馬

《消去法データ④で消す馬》

無し

 

【消去法データ⑤】⭐︎
前走、菊花賞5着以下馬

〈消去法データ⑤の例外〉

中山競馬場の芝2000m以上のGⅠ連対&重賞優勝馬

《消去法データ⑤で消す馬》

アサマノイタズラ16着◯

 

 

【消去法データ⑥】⭐︎
前走、エリザベス女王杯4着以下馬

〈消去法データ⑥の例外〉

①芝2200m以上のGⅠ優勝馬

《消去法データ⑥で消す馬》

ウインキートス11着◯

 

【消去法データ⑦】⭐︎
前走、AR共和国杯3着以下馬

〈消去法データ⑦の例外〉

①GⅠ馬

《消去法データ⑦で消す馬》

無し

 

【消去法データ⑧】⭐︎
前走、凱旋門賞出走馬

〈消去法データ⑧の例外〉

有馬記念で連対実績のある宝塚記念勝馬でGⅠ2勝以上馬

《消去法データ⑧で消す馬》 

ディープボンド2着×

 

【消去法データ⑨】⭐︎
前走、重賞以外馬

〈消去法データ⑨の例外〉

無し

《消去法データ⑨で消す馬》

メロディーレーン15着◯

 

【消去法データ⑩】⭐︎
前走間隔3ヶ月半以上馬

〈消去法データ⑩の例外〉

無し

《消去法データ⑩で消す馬》

無し

 

 

【消去法データ⑪】⭐︎
6歳以上馬

〈消去法データ⑪の例外〉

中山競馬場の芝2200m以上の重賞優勝を含む、中山競馬場重賞複勝圏内3回以上馬

②芝2000m以上のGⅠ優勝馬

中山競馬場の芝2500m以上の重賞複勝圏内複数回実績馬

※6歳以上馬の優勝は1度もありませんでした。

《消去法データ⑪で消す馬》 

ペルシアンナイト14着◯

ユーキャンスマイル9着◯

 

【消去法データ⑫】⭐︎
馬番16番枠に入った馬

〈消去法データ⑫の例外〉

無し

《消去法データ⑫で消す馬》

タイトルホルダー5着◯

 

【消去法データ⑬】※1着馬のみ
4歳以上のディープインパクト産駒の牡馬

〈消去法データ⑬の例外〉

無し

《消去法データ⑬で1着から消す馬》

無し

 

 

【消去法データをクリアした馬】

アカイイト7着×

アリストテレス6着×

エフフォーリア1着◯

クロノジェネシス3着◯

ステラヴェローチェ4着×

キセキ(2着〜3着)10着×

パンサラッサ(2着〜3着)13着×

 

【総括】

 2021年の締め括り、第66回有馬記念は1番人気の3歳馬エフフォーリアが見事世代交代を成し遂げました。これで今年の年度代表馬はエフフォーリアでほぼ間違いないでしょう。ラヴズオンリーユーやグランアレグリアなどGⅠを複数回勝っているライバルも多いので満票とはいかないでしょうが、今年エフフォーリアが残した成績はほぼ完璧に近いものがあります。唯一敗れた日本ダービーでさえハナ差の2着ですからね。来年以降も本当に楽しみな主役候補となりそうです。

 消去法データはというと、2着に激走したディープボンドを拾えず。前走凱旋門賞組は頭数は多くないものの、好走例は少なく実績馬のみでした。国内GⅠすら勝てていないディープボンドが有馬記念で好走するとは大反省であります。

 それだけ態勢を整える育成技術の進歩もあったとも思いますし、ディープボンド自体が並外れたタフさを持ち合わせているということなのかもしれません。

 枠のデータでのみ消えたタイトルホルダーは結果5着と頑張りましたので、こうなるとやはりが勿体なかったと言わざるを得ません。もし内枠だったら上位との差は詰まっていただろうと容易に想像できます。こちらも来年以降、非常に楽しみな馬になっていくでしょう。

 4着のステラヴェローチェも頑張りましたし、ダービー馬シャフリヤールも来年期待できます。世代全体を見ても今年の3歳牡馬は主役級が多く、今後の競馬界を盛り上げてくれる世代となってくれそうです。

 今年のフェブラリーSから始めさせていただいた当ブログの消去法データに1年間お付き合いいただきありがとうございました。

 来年はこのデータを修正しつつ、より精度の高いものにしていきたいと思っております。

 今年はこの有馬記念で一旦終わりますが、また来年のフェブラリーSでお会いしましょう。

 1年間本当にありがとうございました。

インゼルファンファンド2021【IFF】まさかの当選!

インゼルサラブレッドクラブにて出資者の中から100名に当選するIFF(インゼルファンファンド2021)が当選しました。

f:id:gourmetfrontier:20211224184842j:image
f:id:gourmetfrontier:20211224184839j:image

 これはビックリであります。会員数5000人超(もっとかも)のインゼルサラブレッドクラブのキャンペーン当選です。本日は12月24日クリスマスイブです。インゼルサンタさんありがとうございます。

 これで450口募集の15頭全てに出資したこととなります。1/25000ですが。

 いや、そんなこと関係ありません。リターンはこの際どうでもいい。インゼルサラブレッドクラブを楽しみましょう。新規クラブの新たな挑戦、IFFに参加できて嬉しいです。

 もちろん1/500所有のオワセイフの20が1番活躍することを願っていますが、インゼル馬全頭頑張れ!

2021年 第24回(66回)有馬記念(GⅠ)中山競馬場 芝2500m 消去法データ

 

今週は第24回(66回)有馬記念です。

 第1回優勝グラスワンダー

f:id:gourmetfrontier:20211213181418j:image

では、早速消去法データでバシバシ切っていきたいと思います。

ご自身の予想、馬券にご活用ください。

 

【消去法データ①】
2桁人気馬

 1998年以降、2桁人気の馬で馬券に絡んだのは下記の10頭です。

2020年 2着サラキア 11番人気

2012年 2着オーシャンブルー 10番人気

2010年 3着トゥザグローリー 14番人気

2009年 3着エアシェイディ 11番人気

2008年 2着アドマイヤモナーク 14番人気

2008年 3着エアシェイディ 10番人気

2002年 2着タップダンスシチー 13番人気

2001年 2着アメリカンボス 13番人気

2000年 3着ダイワテキサス 13番人気

1998年 3着ステイゴールド 11番人気

 上記10頭中6頭は有馬記念が行われる同じ中山競馬場の芝2200m以上の重賞で優勝した実績がありました。残りの4頭の内オーシャンブルートゥザグローリーは前走で芝2000mの重賞を優勝していました。残りの2頭、サラキアとステイゴールドは共に芝2200m以上のGⅠで連対実績がありました。

〈消去法データ①の例外〉

①中山芝2200m以上重賞優勝馬

②前走、芝2000m以上重賞優勝馬

③芝2200m以上GⅠ連対実績馬

※2桁人気馬で優勝した馬は1頭もいませんでした。

《消去法データ①で消す馬》

ウインキートス

シャドウディーヴァ

ペルシアンナイト

メロディーレーン

モズベッロ

ユーキャンスマイル

※某競馬情報サイトの現時点での予想オッズを参考にしています。定期的に更新していきます。

 

【消去法データ②】⭐︎
前走、8着以下馬

 1998年以降、前走8着以下の馬で馬券に絡んだのは下記の12頭です。

2014年 2着トゥザワールド 菊花賞16着

2014年 3着ゴールドシップ 凱旋門賞14着

2013年 3着ゴールドシップ ジャパンC15着

2011年 2着エイシンフラッシュ ジャパンC8着

2011年 3着トゥザグローリー ジャパンC11着

2008年 2着アドマイヤモナーク ジャパンC12着

2007年 1着マツリダゴッホ 天皇賞秋15着

2004年 2着タップダンスシチー 凱旋門賞17着

2004年 3着シルクフェイマス 天皇賞秋10着

2001年 2着アメリカンボス ジャパンC10着

2001年 3着トゥザヴィクトリー ジャパンC14着

1998年 3着ステイゴールド ジャパンC10着

 上記12頭中6頭が中山競馬場で行われた芝2000m以上のGⅠで複勝圏内実績馬でした。残りの6頭の内シルクフェイマストゥザヴィクトリーステイゴールドの3頭は芝2200m以上のGⅠで連対実績がありました。残りの3頭、アドマイヤモナークマツリダゴッホアメリカンボスは中山実績が豊富で、マツリダゴッホアメリカンボス中山競馬場の芝1800m以上の重賞を2勝しており、アドマイヤモナーク中山競馬場の芝2500m以上の重賞で2度の3着実績がありました。

〈消去法データ②の例外〉

中山競馬場の芝2000m以上のGⅠ複勝圏内実績馬

②芝2200m以上のGⅠ連対実績馬

中山競馬場の芝1800m以上重賞2勝以上馬、または中山競馬場の芝2500m以上重賞複勝圏内複数回実績馬

《消去法データ②で消す馬》

アサマノイタズラ

ウインキートス

モズベッロ

ユーキャンスマイル

 

【消去法データ③】
15番人気以下馬

 1998年以降、15人気以下馬の成績は(0-0-0-32)で1頭も馬券に絡んでいませんでした。

〈消去法データ③の例外〉

無し

《消去法データ③で消す馬》

メロディーレーン

ユーキャンスマイル

※某競馬情報サイトの現時点での予想オッズを参考にしています。定期的に更新していきます。

 

【消去法データ④】⭐︎
前走、GⅡ以下重賞6着以下馬

 1998年以降、前走でGⅡ以下の重賞に出走していた馬で馬券に絡んだのは1998年のグラスワンダーを除き5着馬まででした。

〈消去法データ④の例外〉

①GⅠ馬

《消去法データ④で消す馬》

無し

 

【消去法データ⑤】⭐︎
前走、菊花賞5着以下馬

 1998年以降、前走で菊花賞に出走していた馬で馬券に絡んだのは2014年のトゥザワールドの除き4着馬まででした。

〈消去法データ⑤の例外〉

中山競馬場の芝2000m以上のGⅠ連対&重賞優勝馬

《消去法データ⑤で消す馬》

アサマノイタズラ

 

【消去法データ⑥】⭐︎
前走、エリザベス女王杯4着以下馬

 1998年以降、前走でエリザベス女王杯に出走していた馬で馬券に絡んだのは2017年のクイーンズリングの除き3着馬まででした。

〈消去法データ⑥の例外〉

①芝2200m以上のGⅠ優勝馬

《消去法データ⑥で消す馬》

ウインキートス

 

【消去法データ⑦】⭐︎
前走、AR共和国杯3着以下馬

 1998年以降、前走でアルゼンチン共和国杯に出走していた馬で馬券に絡んだのは1998年のグラスワンダーを除き2着馬まででした。

〈消去法データ⑦の例外〉

①GⅠ馬

《消去法データ⑦で消す馬》

無し

 

【消去法データ⑧】⭐︎
前走、凱旋門賞出走馬

 1998年以降、前走で凱旋門賞に出走していた馬で馬券に絡んだのは下記の3頭です。

2014年 3着ゴールドシップ 凱旋門賞14着

2013年 1着オルフェーヴル 凱旋門賞2着

2004年 2着タップダンスシチー 凱旋門賞17着

 上記3頭共GⅠ馬で、ゴールドシップ皐月賞菊花賞有馬記念宝塚記念宝塚記念を優勝しておりGⅠ5勝。オルフェーヴルは牡馬クラシック3冠、有馬記念宝塚記念を優勝しておりGⅠ5勝。タップダンスシチージャパンC宝塚記念のGⅠ2勝だけで、ゴールドシップオルフェーヴルと比べるとやや落ちる実績ですが、有馬記念2着、宝塚記念3着の実績もありました。

〈消去法データ⑧の例外〉

有馬記念で連対実績のある宝塚記念勝馬でGⅠ2勝以上馬

《消去法データ⑧で消す馬》 

ディープボンド

 

【消去法データ⑨】⭐︎
前走、重賞以外馬

 1998年以降、前走で重賞以外に出走していて馬券に絡んだ馬は1頭もいませんでした。

〈消去法データ⑨の例外〉

無し

《消去法データ⑨で消す馬》

メロディーレーン

 

【消去法データ⑩】⭐︎
前走間隔3ヶ月半以上馬

 1998年以降、前走から3ヶ月半以上間隔を空けて出走した馬で馬券に絡んだのは1頭もいませんでした。

※最長は前走、凱旋門賞組の3ヶ月ぶりでした。

〈消去法データ⑩の例外〉

無し

《消去法データ⑩で消す馬》

無し

 

【消去法データ⑪】⭐︎
6歳以上馬

 1998年以降、6歳以上の馬で馬券に絡んだのは下記の8頭です。

2018年 3着シュヴァルグラン 6歳

2009年 3着エアシェイディ 8歳

2008年 2着アドマイヤモナーク 7歳

2008年 3着エアシェイディ 7歳

2007年 3着ダイワメジャー 6歳

2004年 2着タップダンスシチー 7歳

2001年 2着アメリカンボス 6歳

2000年 3着ダイワテキサス 7歳

 上記8頭中4頭は中山実績が豊富で、芝2200m以上の重賞優勝を含む3度以上の中山重賞複勝圏内実績がありました。残りの4頭中3頭は芝2000m以上でGⅠを優勝していた実力馬でした。どちらにも該当しなかった1頭アドマイヤモナーク中山競馬場の芝2500m以上の重賞で複勝圏内が2度のあった重賞馬でした。

〈消去法データ⑪の例外〉

中山競馬場の芝2200m以上の重賞優勝を含む、中山競馬場重賞複勝圏内3回以上馬

②芝2000m以上のGⅠ優勝馬

中山競馬場の芝2500m以上の重賞複勝圏内複数回実績馬

※6歳以上馬の優勝は1度もありませんだした。

《消去法データ⑪で消す馬》

ペルシアンナイト

ユーキャンスマイル

 

【消去法データ⑫】⭐︎
馬番16番枠に入った馬

 1998年以降、馬番16番枠に入った馬で馬券に絡んだ馬は1頭もいません。

〈消去法データ⑫の例外〉

無し

《消去法データ⑫で消す馬》

タイトルホルダー

 

【消去法データ⑬】※1着馬のみ
4歳以上のディープインパクト産駒の牡馬

 1998年以降、4歳以上のディープインパクト産駒の牡馬は芝2200mと芝2500mのGⅠで優勝した事が1度もありません。対象レースは(宝塚記念有馬記念)です。

〈消去法データ⑬の例外〉

無し

《消去法データ⑬で1着から消す馬》

無し

 

 

【消去法データをクリアした馬】

アカイイト

アリストテレス

エフフォーリア

クロノジェネシス

ステラヴェローチェ

キセキ(2着〜3着)

パンサラッサ(2着〜3着)

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

【アヴァンツァーレ】大井で地方2勝目!さぁ中央復帰だ!

ノルマンディーオーナーズクラブで出資している愛馬アヴァンツァーレが本日の大井競馬1Rに出走し、見事勝利しました。
 

アヴァンツァーレ


f:id:gourmetfrontier:20211209145842p:image

f:id:gourmetfrontier:20211209145834p:image

 今までで最高のレース内容でした。好スタートから先団につけ、逃げた1番人気のペイシャスカイを見ながら道中は3番手追走。

 3角からの勝負どころではペイシャスカイと早くも一騎打ちの感じで抜け出し、最後の直線では完全に2頭のマッチレース。長い追い比べを制し、最後はハナ差差し切り優勝しました。

 門別初戦の圧勝後の4戦は、惨敗はしなかったものの腑に落ちないレースが続いていたので、本日の勝利は本当にスカッとする勝利でした。

 これで中央競馬に復帰できる条件はクリアしたので是非中央復帰してもらって、芝の中長距離で本領発揮してもらいたいですね。

近況

2021/12/9(大井競馬場)馬体重:489
★12/09(木)大井・3歳142万円以上(ダ1600m)森泰斗騎手 結果:優勝

「11kg減での出走は意識的に絞り込んだもので、初物づくしの大井競馬場でも落ち着いていたと思います。ただ、ゲートの中ではいつ暴れても不思議ではないくらいの雰囲気だったと森泰斗ジョッキー。地方競馬独特の尾持ちをして良かったです。戦前の予想通り、人気を分け合った2着馬とのマッチレースとなりましたね。3着馬と2.1秒差というのが、この2頭が抜けていたことの証明。2着馬が内めの枠を利してハナにいって、それを見ながらの競馬が出来たことが大きかったですし、最後は鞍上の手腕によるところでしょう。ハナ差でしたが、大きな大きな2勝目ですね」(坂井英光調教師)

 

※ノルマンディーオーナーズクラブ様よりクラブ公式HP等からの画像、動画、情報文の引用許可を得て掲載しております。

https://www.normandyoc.com/sp/

check the answer ジャパンカップ 第24回(41回)2021年

第24回(41回)ジャパンCの結果を踏まえ、消去法データの答え合わせをしていきましょう。

優勝コントレイル

f:id:gourmetfrontier:20211129152055j:image

 

【消去法データ①】
2桁人気馬

〈消去法データ①の例外〉

①海外馬

②芝2000m以上のGⅠ優勝含むGⅠ掲示板5回以上馬

※2桁人気馬で優勝した馬は1頭もいませんでした。

《消去法データ①で消す馬》

ウインドジャマー17着◯

サンレイポケット4着◯

シャドウディーヴァ7着◯

ムイトオブリガード16着◯

モズベッロ13着◯

ユーキャンスマイル12着◯

ロードマイウェイ15着◯

 

【消去法データ②】⭐︎
前走、9着以下馬

〈消去法データ②の例外〉

①海外馬

②前走、天皇賞秋組で芝2000m以上のGⅠ優勝含むGⅠ掲示板4回以上馬

③前走、天皇賞秋組で芝3000m以上のGⅠ4着内2回以上の重賞3勝以上馬

《消去法データ②で消す馬》

ムイトオブリガード16着◯

モズベッロ13着◯

ユーバーレーベン6着◯

ロードマイウェイ15着◯

 

【消去法データ③】
15番人気以下馬

〈消去法データ③の例外〉

無し

《消去法データ③で消す馬》

ウインドジャマー17着◯

ムイトオブリガード16着◯

モズベッロ13着◯

ロードマイウェイ15着◯

 

【消去法データ④】⭐︎
前走、国内GⅢ以下出走馬

〈消去法データ④の例外〉

無し

《消去法データ④で消す馬》

ウインドジャマー17着◯

ワグネリアン18着◯

 

【消去法データ⑤】⭐︎
前走、菊花賞5着以下馬

〈消去法データ⑤の例外〉

無し

《消去法データ⑤で消す馬》

無し

 

 

【消去法データ⑥】⭐︎
前走、秋華賞3着以下馬

〈消去法データ⑥の例外〉

無し

《消去法データ⑥で消す馬》

ユーバーレーベン6着◯

 

【消去法データ⑦】⭐︎
前走、エリザベス女王杯6着以下馬

〈消去法データ⑦の例外〉

無し

《消去法データ⑦で消す馬》

無し

 

【消去法データ⑧】⭐︎
前走、京都大賞典5着以下馬

〈消去法データ⑧の例外〉

競走中止

《消去法データ⑧で消す馬》

無し

 

【消去法データ⑨】⭐︎
前走、AR共和国杯2着以下馬

〈消去法データ⑨の例外〉

無し

《消去法データ⑨で消す馬》 

ロードマイウェイ15着◯

 

【消去法データ⑩】⭐︎
前走、3歳限定GⅡ以下重賞2着以下馬

〈消去法データ⑩の例外〉

無し

《消去法データ⑩で消す馬》

シャフリヤール3着×

 

 

【消去法データ⑪】⭐︎
前走、牝馬限定GⅡ以下重賞出走馬

〈消去法データ⑪の例外〉

無し

《消去法データ⑪で消す馬》

シャドウディーヴァ7着◯

 

【消去法データ⑫】⭐︎
前走間隔2ヶ月半以上馬

〈消去法データ⑫の例外〉

無し

《消去法データ⑫で消す馬》

無し

 

【消去法データ⑬】⭐︎
7歳以上馬

〈消去法データ⑬の例外〉

①芝2000m以上のGⅠ馬でGⅠ掲示板内が5回以上馬

※7歳以上馬は3着のみで連対はありませんでした。

《消去法データ⑬で消す馬》

ムイトオブリガード16着◯

 

【消去法データ⑭】⭐︎
6歳馬

〈消去法データ⑭の例外〉

①芝2200m以上GⅠ連対含む複勝圏内2回以上の芝2400m以上の重賞馬

②海外馬

《消去法データ⑭で消す馬》

サンレイポケット4着◯

ユーキャンスマイル12着◯

 

【消去法データ⑮】⭐︎
馬番18番枠に入った馬

〈消去法データ⑮の例外〉

無し

《消去法データ⑮で消す馬》

ジャパン8着◯

 

【消去法データ⑯】※1着馬のみ
4歳以上のディープインパクト産駒の牡馬

〈消去法データ⑯の例外〉

無し

《消去法データ⑯で1着から消す馬》

コントレイル1着×

マカヒキ14着◯

ワグネリアン18着◯

 

【消去法データ⑰】⭐︎
海外馬

〈消去法データ⑰の例外〉

①芝2400m以上のGⅠ連対2回以上のGⅠ馬

※2002年の中山競馬場開催は除く。

《消去法データ⑰で消す馬》

グランドグローリー5着◯

 

 

【消去法データをクリアした馬】

アリストテレス9着×

オーソリティ2着◯

ブルーム11着×

コントレイル(2着〜3着)1着×

キセキ(3着のみ)10着×

マカヒキ(3着のみ)14着×

 

【総括】

 無敗の三冠馬コントレイルがラストランで復活のVを飾りました。昨年、無敗で三冠を達成したものの、その後は惜敗が続いていましたが、引退レースとなるジャパンCで見事勝利し、自身の引退に花を添えました。

 私は運良く入場券が当選したので現地にて生観戦させていただきましたが、本当に素晴らしいレースでした(本命アリストテレスで馬券は散りましたが)

 当日の17時からの引退式も非常に感動しました。コントレイルは無敗の三冠馬ディープインパクトの後継ですから、近い将来コントレイルの仔が無敗で三冠馬となったらこれはもう完全に映画化ものですね。おおいに期待しましょう。

 そのコントレイルですが、初年度の種付料が早速発表されました。なんと1200万円。この額をどう思うかは人それぞれだとは思いますが、小規模の牧場では悲鳴が上がっていることでしょう。活躍してくれることを期待していますが、一口馬主をやってる身としては産駒への出資は叶わない夢となりそうです。

 さて、消去法データはというと散々な結果でした。コントレイルの頭は無い、シャフリヤールは消しとの評価でしたがその通りにはならず。ディープインパクト産駒の古馬の牡馬が勝てないのは天皇賞春を除く芝2200m以上ではなくグランプリレースの宝塚記念有馬記念の2レースに絞り直します。

 またシャフリヤールの前走はやはり特殊な馬場が影響したのも大きかったのかもしれませんね。ジャパンCでは1コーナーで不利もあったので1着とは言い切れませんが、2着なら充分あった内容でした。さすがダービー馬、強いです。

 

 今週はチャンピオンズCですが、条件がコロコロ変わっているレースで、データ不足の為お休みいたします。また、阪神JF朝日杯FSは1勝馬の扱いに非常に困りますし信憑性にかけるデータばかりになってしまうので、こちらもお休みします。次回は年末の大一番、有馬記念でお会いしましょう。